スパークス『厳選投資』ウオッチ #69 (2021年2月末)
『厳選投資』 #厳選投資 を毎月買付けています。
『厳選投資』は、スパークス・新・国際優良日本株ファンド
の愛称です。
その『厳選投資』を定点観測するシリーズです。
前回はこちらです。
純資産総額・受益権総口数
『厳選投資』は2008年3月に設定されていますが、あまり昔を振り返っても仕方ないので、この部分はウオッチの起点を2014年6月とします。
2021年2月は1月末比で受益権総口数増=ファンドへの資金流入でした。2ヶ月ぶりの資金純流入です。受益権総口数、2019年3月末の374億口から4割近く減少してしまいましたが、支持が戻ってきそうな予感がします。
ポートフォリオ、上位5社の顔ぶれ
月次レポートです。
2021年2月末のポートフォリオの概要です。
1月末です。
投資先は17社で増減ありません。
上位5社にソフトバンクグループが戻ってきました。
株式組み入れ比率は1月末比から0.2ポイント減、99.5%となっています。
月次レポートのトピック
今回の月次レポートでは、2月末に米国の長期金利上昇、その株式市場への影響についてコメントされています。
なぜ「健全な相場調整局面」と考えられているのか、ぜひ月次レポートをご覧ください。
続けて、インフレーションの可能性についての考え方、見通し、加えて、急なインフレーションが実際に進行した場合、どのような観点で投資先を選別するのか、評価するのか、ということが説明されています。
パフォーマンス(ローリングリターン/5年・10年)
パフォーマンスです。
5年間保有のデータ期間数は96。うちマイナス発生はゼロです。最大値 30.0%(年率):2012年5月末〜2017年5月末、最小値 6.1%(年率):2015年3月末〜2020年3月末、中央値 19.1%(年率)となっています。5年保有していたら、半分くらいの確率で投資額が2.4倍になるような感じです。
10年リターンの推移です。
こちらはデータ期間数が36と、まだ少ないのですが、ご覧の通り、最小値が2010年3月末〜2020年3月末の12.6%(年率)です。最小値のケースでも10年保有していたら投資額の2.2倍以上になっていたことになります。中央値は15.7%(年率)、4.31倍です。
1年リターンの直近60ヶ月平均を追いかけてみます。2016年3月から2021年2月の60ヶ月の平均は11.5%となっています。
国内株式の代表的な株価指数に連動するETFと比べてみるとこんな感じです。
つみたてシミュレーション
続いて、つみたてシミュレーション です。
ファンドの設定以来、毎月末に10,000円ずつコツコツ買い付け続けたら2021年2月末にどうなっているか、その行動を開始した月によってどのように違いが出るかを試算したものです。このシミュレーションの起点は2008年3月末とします。
ここから先は
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