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スパークス・アセット・マネジメントの月次レポートを読んで #55(2024年11月末)
スパークス・アセット・マネジメントさんの運営するファンドの月次レポートを読んでみる定点観測です。
スパークス・ジャパン・オープン (愛称:キョウソウの架け橋)
2024年11月末基準の運用コメントでは、投資先の #新日本空調 さんが詳しく紹介されています。
新日本空調の創立は1930年に遡り、米国キヤリアコーポレーション社の日本法人として設立された東洋キヤリア工業㈱がその前身です。1969年、その工事事業部が分離独立して設立されたのが現在の新日本空調です。
ファンド紹介ページの運用コメントをぜひご覧ください。
新日本空調さんのIRページです。
スパークス・ジャパン・スモール・キャップ・ファンド (愛称:ライジング・サン)
2024年11月末基準の運用コメントでは、 リガク・ホールディングス さんが紹介されています。
同社は、1951年に設立された、X線分析を中心とした計測機器の開発・製造を行う企業です。特にX線回折機器の分野では国内シェア75%を誇り、世界市場でも僅差の第2位の地位を築いています。
当ファンドが同社に注目した理由は、安定した収益基盤と長期的な成長余地を兼ね備えている点にあります。
詳しくはファンド紹介ページの運用コメントをぜひご覧ください。
リガク・ホールディングスさんのIRページです。
このファンドの第24期の運用報告書をもとに、記事を更新しました。サブスクメンバーの皆さんはぜひご確認をー
スパークス・企業価値創造日本株ファンド
2024年11月末のポートフォリオです。
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1年前はこうでした。
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全国保証さん、三菱重工業さんは2つの時点で上位5社に含まれています。
2024年11月末の運用コメントで取り上げられたのは、#EIZO さんでした。
EIZOは1967年に石川県七尾市で七尾電機㈱として設立されたコンピューター用の高機能モニターメーカーです。当ファンドは、同社の一貫した自社開発・自社生産による徹底した品質への拘りと、クラフトマンシップに支えられた医療・映像制作・航空管制・船舶・鉄道などの特定用途における高いシェアを評価し、投資を行いました。内視鏡検査や放射線検査といった非侵襲医療の浸透に伴って重要度が増す、同社の主力製品の一つである医療用モニター、さらには国際情勢の先行きの不透明さが増す中での防衛用モニターの成長に注目しています。
詳しくは運用コメントをご覧ください。
EIZOさんのIRページです。
スパークス・新・国際優良日本アジア株ファンド(愛称:日本アジア厳選投資)
2024年11月末の上位10社です。
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前月末です。
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投資先は2社増の35社となっています。
上位10社は3社、入れ替わっています。
1年前の上位10社です。
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7社が入れ替わっていますね。
今月の運用コメント からです。
当ファンドはアジア域内各国の浮沈の激しさと情勢の変化を踏まえ、2023年中に環境適応力を高めるための方針転換を行いました。それから約2年が経過しましたが、結果は今のところ満足のいくものです。以下は当ファンドが行った方針転換の概要をまとめたもので、それらの変更が持続的にポジティブな効果をもたらすと考えています。
当ファンドのポートフォリオは現在、質の高いグロース株と質の高いバリュー株で構成されています。当ファンドはバランスと多様性を重視してポートフォリオを構成することで、インフレや金利といったマクロ要因の変化に耐えられるようになったと考えています。
読み応えあるコメントでした。
この記事でご紹介したファンド、実は僕は1口も保有していません。保有していない投資家にも、中身のある内容の濃い月次レポート、運用コメントが読めるのは大変ありがたいと感じます。
レポート、コメントから「この会社を調べてみようかな」というアイデア、きっかけを得ることができます。こうした機会を提供してくれるファンドがもっとふえてほしいものです。
だから、心からこう思います。
スパークス・アセット・マネジメントの皆さん、ありがとうございます!
今回は以上です。最後までお読みくださってありがとうございました!
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