モーニングスターの「国内株式型」分類、運用歴10年以上のファンド (2023年2月末) #77
2016年10月末基準から続けている、この定点観測。2022年3月から #note に引っ越しました。前回の記事です。
今回が77回目。7年目に突入しています!
モーニングスターさんのカテゴリーで「国内株式型」とされている、運用実績10年超のファンド。そのパフォーマンスのデータをこれまで6年以上、定点観測してきました。
どんな方法、どんな枠組で定点観測しているか、はこちらをご覧ください。
モーニングスター「国内株式型」
運用実績 10年超のファンド
この詳細条件の選択で抽出した結果が以下です。
「国内株式型」で運用実績のあるファンドは354本です。
前回 の定点観測からの2増です。
カテゴリーを「選択なし」にすると、実績10年超のファンドは1,794本でしたので約2割を「国内株式型」が占めています。
1年リターン、3年リターン、5年リターン、10年リターンそれぞれで順位を出す。毎月本数が変わるので、順位のパーセンタイルを出す。
1年リターン、3年リターン、5年リターン、10年リターンの順位パーセンタイルのAverageが低いファンドが「エライ」ということで順位をつけよう。
この方式で77回続けてきました。初回は2016年10月末でした。6年前。
2023年2月末基準のトップ20
トップは、
でした。
2021年4月末基準で初登場したこのファンド。初登場は171位。2022年1月末基準で初のトップ20入り(14位)。以降、14ヶ月連続でトップ20入り。2022年11月末基準以来、2度目のトップ獲得です。
2023年2月末のポートフォリオはこんな感じになっているようです。
投資先は38社、なかなかに絞り込まれていますね。ポートフォリオの特性値が記載されているのは素晴らしいです。過去の月次レポートを振り返ることができればさらにNiceですね。
トップ20に戻りましょう。
前回トップの DIAM 新興市場日本株ファンド は8位に後退。
通貨選択型や業種別ETFを除くと最高の順位になったのが
でした。3年の順位パーセンタイル 0.57%が順位を引き上げています。
トップ20のうち
「大型」 が 11本、「中型」が5本、「小型」が4本 となっています。
2023年1月末基準のトップ20は
「大型」 が 10本、「中型」が5本、「小型」が5本
でした。
前回のトップ20です。
ちなみに、
【 日経225連動型上場投資信託 】はAverage 37.82%で 95位(←80位)、
【 TOPIX連動型上場投資信託 】はAverage 39.87%で 104位(←108位)
となっています。
運用実績 20年超のファンド
運用実績が20年を超える「国内株式型」ファンドは
前回から1増です。
20年超のファンドの全体(10年超の353本)での順位のトップ10です。
10年超でトップ20のファンドのうち、6本が20年超の実績を持っていることになります。
【 日経225連動型上場投資信託 】は 37位/192
【 TOPIX連動型上場投資信託 】は 42位/192
となっています。
2023年2月末 50位まで (10年超)
21位から50位まで、です。
最初にご紹介した通り、運用実績10年超のファンドは354本ですから、50位でも上位14%以内です。まずまず立派な成績です。
加えて、この354本の中にはインデックスファンドが92本含まれています。その一大集団が真ん中あたりに集中しています。ですから、良い成績のファンドはより良い順位、悪い成績のファンドはより悪い順位になるものと考えています。
前回比 順位変動が大きかったファンド
順位を最も大きく上げたのが
(NEXT FUNDS)機械上場投信 『愛称:NF・機械(TPX17)ETF』
でした。2023年1月末 237位から100位へ順位を上げました。
順位を落とした方です。
順位を最も大きく下げたのが
ソフトバンク&SBIグループ株式ファンド
2023年1月末 185位から316位へ順位を落としました。
過去77回のデータから
過去の77回での平均順位のトップ30というのをお示ししてみます。
77回すべてで定点観測の対象となっていたファンドは241本ありました。
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