”誰かが「未来に残したい」と思えるかどうか” #イケウチな人たち を読んで
#イケウチな人たち が更新されました。
今回もゼッピン!です。
最初にちょっと脱線です。
いきなり脱線!
記事を読み進めていくと
この文章の後に載っている写真を見て
!!!
となりました。
もしかして、これってあそこでは?!
調べてみました。
ビンゴ、大ビンゴ、大当たりでした、僕の記憶が。
この #男はつらいよ 第29作 は京都が出てくるし、鎌倉も出てくるし、なんで満男が付き添うねん?と思ったり、いしだあゆみさんが印象的で、片岡仁左衛門さんも良いんですよね。柄本明さんもいい味。寅さんの中でも特に印象に残っている作品でした。この作品で重要な舞台の一つが伊根でした(って、このイケウチな人たち。に出会うまでは、この舞台が「伊根」という土地だということを知りませんでした)。ああ、こんな場所が丹後、京都のきたっかわにはあるんや、と映画を見て感じていました。
#note のイベントで上映された #男はつらいよ でも柄本明さんが出演されていましたねぇ。
この作品も面白かったなぁ。
本線に戻ります。
今回の「イケウチな人たち。」の主役は 黒木裕行 さん。
映画で見たあの街にある旅館。映画は40年前の作品。40年経ったあの街。僕が知っているのは映画だけ。訪れたことは一度もありません。
黒木さんのお話を読み進めると、いつか訪れてみたい、そう思わされました。
黒木さんの言葉、ぜひ参考にしたい言葉がいくつもありました。
前に進むことを目標にすれば、意外とできることはある
自分はこうだ!こうあるべきだ!こうじゃないとオカシイでしょ!
そういうこだわりってなかなか捨てられないものですよね。
自分はなぜそこにいるのか、何を為したいのか、それをついつい横に置いちゃう。
こだわりを持つことは大事だけれど、そこに自分がいる理由に立ち戻れるようになりたいものです。
揺らすと、不純物が見える
揺らすと、不純物が見える。揺らさなきゃダメ。ついつい、ここで波風立てて論点を増やしてしまうと収拾つかなくなるなあ、なんて考えてしまいます、僕は。特にツッコミどころが多い事案だと。でも、そういうことを怖れると、出来上がりのクオリティが落ちちゃう、結論の持つ説得力が乏しくなっちゃう、ってことなんだろうなあ、と。反省。
誰かが「未来に残したい」と思えるかどうかは、
リノベーションした後に誰にどれくらい、どんなふうに
使われてきたかで決まる
こういう感覚って益々大事になってくると思います。東京駅周辺、最近は自転車で走ることが多いのですが、ずっとスクラップ&ビルドを繰り返しています。最近、勤務先のビルが新築されて新しいビルは良いなあ、と思う一方で、昔、通ったビルが跡形もなく新しいビルになっているのは寂しかったり。デッカい最新鋭のビルばかりじゃなく、リノベーションの発想がもっとあっても良いんじゃない、って思います。「未来に残したい」って決めるのは一体誰なんだろう、って。まあ、数年でオフィスを転々としていると、そういう感覚は生まれないか、とも。
想定していなかった経験を通じて偶然生み出したものが自分のものになるって、すごく豊かなこと
想定外の経験が豊かさにつながる。なるほど!って思いました。
想定外を想定していても、それをさらに超えることもあるでしょうね。
どんなに逞しい想像力を持っていても。
でも、想像力をしっかりと持っておきたい。そう思いました。
「未来に残したい」。冒頭の「男はつらいよ」、そう思います。
その価値を決めるのは、どんな風に観られたか、愛されたか。
「男はつらいよ」も 4Kデジタル修復版 としてリノベーションされています。だから、どう創られたか、もきっと価値を決めるのに関わっている。
「未来に残したい」には、大きなリノベーションもあるケースもあれば、それとは気づかない細やかな修正がそっと施されていることもあるんだろう、と思います。ただ、それを愛する人が大切につかう、つかいたいと思い続けることが、最初にあるのだろう。そんなことを思いました。
なんと!後半があるそうです。更新がとても楽しみですw
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