三井住友DS日本バリュー株ファンド【愛称:黒潮】 ーアクティブファンドを眺めてみよう #47
アクティブファンドを眺めてみて、そのファンドから
「企業価値を探究しているか?」
そんなオーラが感じられるかをメンバーの皆さんにお尋ねするシリーズの第47回です。
これまでの眺めてみた軌跡を収載したマガジンは こちら です。
今回眺めてみるのは
三井住友DS日本バリュー株ファンド【愛称:黒潮】
です。
このファンドを眺めてみよう、そう考えた理由です。
↓のページをご覧ください。
このアワードで日本株式部門 最優秀ファンドを受賞しました。
交付目論見書
各種投資指標により割安と判断される銘柄を重視
中長期的な観点からファンダメンタル分析
企業価値に注目した投資判断がなされている。それが推測されます。
運用ブロセスの図表です。
各種投資指標、独自のシステム という言葉のみで具体性に欠けるように感じられます。
特設サイトがありました。
ROEは言及されていますが、
どういう理屈でその基準が設けられているか、は秘伝のタレ、レシピのようです。
月次レポート
秘伝のタレ、レシピのヒントを月次レポートに求めてみましょう。
ポートフォリオの特性値が挙げられています。これは素晴らしいです。これを示しているファンドは極々少ないのが実情です。
市場全体との違いが大きい、その印象に乏しいような。投資先は106社。上位10社には時価総額の大きな会社が目立つ印象です。
業種ごとの市場全体とのウエイト比、数字がしっかり入っているのは素晴らしいですね。輸送用機器、情報・通信業、銀行業、金属製品のウエイトを高めているのがよくわかります。
投資先の固有名詞が示されているのもいいですね。
PBR、ROEを意識しているのを感じます。
直近の月次レポートしか閲覧できないのは、残念です。
受益権総口数
2022年5月以降、22ヶ月連続で受益権総口数が前月末から増加=ファンドへの資金純流入が続いています。受益者の支持が得られているようです。
パフォーマンス
目論見書からです。
TOPIXに連動を目指すETF (1306)、日経平均に連動を目指すETF (1321)とローリングリターンで比較してみました。
まずは5年です。
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