スパークス 『アジア厳選投資』 『少数精鋭』ウオッチ #3 (2023年2月末)
2023年から2つのファンドの月次定点観測をはじめました。
スパークス・新・国際優良アジア株ファンド(愛称:アジア厳選投資)
この2つのファンド。
アジア厳選投資は2021年から、少数精鋭は2022年から、毎月コツコツと買い足しています。
前回の記事はこちらです。
最初にアジア厳選投資からです。
アジア厳選投資
最新の月次レポート は こちら。
上位10社、ポートフォリオ
投資先の数は前月末から増減なしで33社になっています。1年前との比較では5社が入れ替わっています。
「組入期」の列にある数字はファンドが投資開始したと推測される決算期を入れています。「6」は現在進行中の期です。2022年5月開始の第6期です。2022年12月末の上位10社の中に組入期「6」が4社含まれています。この1年で投資先の入れ替えが積極的に行われている。一方、「1」が4社あります。第1期からの投資先もしっかりとポートフォリオの中心に据えられていることも見て取れます。
最新の月次レポートでは、中国のネット小売の競争状況について詳しく説明されています。
ご興味をお持ちになったら月次レポートをご覧ください。
受益権総口数の推移
設定来の推移です。
2023年2月は前月末比で受益権総口数が増加、ファンドへの資金純流入となりました。2ヶ月連続の資金純流入です。
パフォーマンス
ローリングリターン を確認しています。
1年です。
参考指数と比較しています。緑の棒グラフがプラスになっているとアウトパフォーム(指数を上回る)、マイナスになっているとアンダーパフォーム(指数を下回る)になります。
データの期間数は58。アウトパフォーム 29期間、アンダーパフォーム 29期間となっています。2020年12月末〜2021年12月末以降、15期間連続でアンダーパフォームとなっています。
3年です。
こちらのデータ期間数は34。アウトパフォーム17期間、アンダーパフォーム 17期間となっています。2019年1月末〜2022年1月末以降、14期間連続アンダーパフォーム中です。
データ数がまだまだ少ないので長い目でデータが積み重なっていくのを見たい、というのが率直なところです。
少数精鋭
最新の月次レポートは こちら です。
上位10社、ポートフォリオ
1年前、3年前と比較しています。こちらの組入期の列「9」が2022年8月に終了した第9期です。現在、第10期が進行中です。このファンドの場合、上位10社の開示が1ヶ月遅れとなっています。ですから2023年2月末基準の月次レポートでは2023年1月末の上位10社が載せられています。
1年前との比較では5社、3年前との比較では6社 入れ替わっています。2023年1月末の上位10社に組入期「1」の会社が3社含まれています。長期で株式の保有を続けているのが見て取れます。
最新の月次レポートでは 山洋電気 さんが詳しく説明されています。投資先の会社の詳しく具体的な紹介がこのファンドの魅力です。ご興味をお持ちになったら月次レポートをご覧ください。
業種別等の構成比推移です。
機械と化学の順位が入れ替わりました。
受益権総口数の推移
2023年2月は前月末比 受益権総口数が減少、ファンドからの資金純流出となりました。3ヶ月ぶりの資金純流出です。直近12ヶ月では純流入の月が10、純流出の月が2です。次回は純流入に戻ることを期待です。
パフォーマンス
ローリングリターン 5年です。
データ期間数は55。中央値は70%です。
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