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藤野さん、奥野さんと並んで掲載されるなんて、なんて光栄なことだろう! #アクティブファンド
Monjaさんのページです。
こちらのページを拝見して、驚きました。
#アクティブファンド の特集、最初の「特別インタビュー」で、藤野英人さん、奥野一成さんと一緒に、私のインタビューが並んでいました!お二人と一緒に並べて頂けるなんて大変光栄です。Monjaさん、ありがとうございます!
お二人が運用責任者を務められているファンドを、私自身、毎月コツコツと追加investしています。大きな信頼、リスペクトを寄せているお二人ですので、本当に嬉しく感じます、その一方で、大変恐縮しております。
お二人のインタビューを拝見して、あらためてインプットしておきたいことを書いておこうと思います。
藤野英人さん
稼ぐ、使う、投資するというのは、その人の生き方そのものです。
いろんなことを考える時間が出来たせいか、あらためて感じることです。投資というと、お金のことをすぐにイメージしがちですが、時間やスキル、そして、想いのようなものを割り振ることは「投資」に違いありませんからね。
株式はお金以上に肉体性がある、生々しい存在
最近、つくった記事です。「お金」は確かに会計上は「資産」なんだけれど、どこまで「資産」なのか、どれだけ「資産」なんだろうか、ということについての私の考えを書いています。
「働くのはいいことだ」ということへの合意と信頼がないと、なかなか株式投資に対して前向きになれません。
藤野さんがずっと主張されていることです。でも、これこそが金融教育(という言葉自体、最近、あまり好きではありませんが笑)の一丁目一番地、センターピンだと思います。なのに、小手先のテクニックばかり強調されているような気がしてなりません。
奥野一成さん
「株価」を買うのではなく、「事業」を買うのです。
藤野さんのお話と絡めますが、会社、また「働くこと」を、ネガティブに捉えている限り、この発想を持つことが難しいのかもしれません。社会を日々動かしているのは、夥しい数の「事業」です。その「事業」の活動次第で社会は良くもなれば、悪くもなると思います。だから、社会に価値を届けられる、それが続けられる「事業」のオーナーになることが大事だと私は考えています。
人々が抱えている課題・問題を解決するということは、社会全体が少しずつ良くなっていることでもあります。つまり株式投資は、社会全体を少しずつ良くすることに貢献していると考えることもできます。
お二人と並べて掲載してくださって、Monjaさんには大変感謝しているのですが、一点だけ。違うんや!って言わせてもらいます。
”「アクティブファンド」とは、資産運用のプロが投資する対象を選別することで、市場平均を上回るパフォーマンスを目指す投資信託です。”
私は、現在、アクティブファンドにのみ、追加investをしていますが、「市場平均を上回って欲しい」という意図は一切ありません。市場平均に上回るか、下回るか、そんなものは結果論だと考えています。それらの数字をファンドマネジャーの皆さんが意識されることは当然のことだと思います。しかし、それに上回ること「だけ」に心血を注がれては堪りません。お二人がお話しされている通り、大事なことは数字との勝負ではなく、しっかりと価値を生み出せる、生み出し続けることができる会社を見つけ出して、調べ上げて、関係を築くということなのです。ほぼ全てのメディアがアクティブファンドのことを ”資産運用のプロが投資する対象を選別することで、市場平均を上回るパフォーマンスを目指す” と説明していますが、断じて違う!と私は考えています。
Monjaさんは次のようにも表現されています。
投資家の利益と、より良い社会の実現に向けて奮闘する
全てのアクティブファンドがこれを満たしているかは大いに疑問のあるところですが、アクティブファンドの存在する「意味」はこちらにこそあると私は思います。
せっかく、このような特集を組まれたのだから、
アクティブファンド=市場平均を上回るパフォーマンスを目指す
こんな定義はゴミ箱に投棄してもらいたい、って思います。