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おおぶねJAPAN(日本選抜)、おおぶねグローバル(長期厳選) ウオッチ #16
農林中金バリューインベストメンツ (NVIC)さんが設定、運用する2つのファンド、おおぶねJAPAN(日本選抜)、おおぶねグローバル(長期厳選)。
この2つのファンドについての定点観測です。
おおぶねJAPAN(日本選抜)
受益権総口数・純資産総額
ファンド自体は2019年12月に設定されていますが、公募販売が実質的にスタートしたのは昨年4月なので起点は3月末です。
16ヶ月連続で受益権総口数は前月末比増加、資金純流入です。
投資先上位10社・上位10業種・アクティブシェア
最新の月次レポートです。
#朝日インテック さんが上位10社に初登場。
投資先は80社と6月末から増減ありません。
「原則として各銘柄のウェイトに差は設けません」とのことですので、トップ10に入ることに大きな意味があるわけではないようにも思います。
上位10社のメンバーですが、6月末比で7社が入れ替わり、昨年7月末比で8社が入れ替わっています。
上位10社の日経225との重複ですが、6月末は3社だったのが、7月末は4社となっています。
パフォーマンス
1年リターンの推移です。
データが少ないのでまだまだですね。
コツコツ投資の実際
僕自身のコツコツ投資の実際のところです。実は間違えて昨年4月に2回買付しています。8月10日に18回目の投資実行。時価は投資累計額に対して +19.0% となっています。前回の買付時は +16.8%でした。
ゆっくり、じっくり、のんびり旅を楽しむかのようにお付き合いしていきます。
おおぶねグローバル
受益権総口数・純資産総額
こちらも16ヶ月連続で、受益権総口数が前月末比増加、資金純流入となっています。7月は4億口近い増加となっていて、急増しています。この水準が続くのか、注目されます。
投資先上位10社
最新の月次レポートです。
投資先数は6月末から増減なしの26社です。
初登場の会社はありません。
上位10社のメンバーですが、6月末比では5社、昨年7月末比では8社、入れ替わっています。
パフォーマンス
1年リターンの推移です。
コツコツ投資の実際
こちらも間違えて昨年4月に2回買付しています。8月12日に18回目の投資を実行。8月12日時点、時価は投資累計額に対して +21.7% となっています。前回の買付時は +20.5%でした。
ゆっくり時間をかけながら「企業価値増大を楽しむ投資」を続けていきます。
PBR = PER x ROE
この2つのファンドのレポートには”ポートフォリオのバリュエーション水準”というデータが毎月載せられています。
そこで思い起こされたのが、この記事です。
PBR を 因数分解すると
PBR (株価純資産倍率)= PER(株価収益率) x ROE (株主資本利益率)
です。
ポートフォリオの特性に、PBRとPERが記載されていれば、ROEも算出できるわけです。
そこで、2020年4月末以来の推移をグラフにしてみました。
PER は左側の縦軸、PBR は右側の縦軸でご覧ください。
2020年7月末、おおぶねグローバルのPBRがガクンと落ちていますが、これはおそらく間違いなのでは、と推測します。
ROEと平均時価総額をグラフにしました。
折れ線グラフがROEです。これを見ると、おおぶねグローバルの投資先のROEは17%程度となっているのに対して、おおぶねJAPANの投資先は10%に届いていません。日本の会社のROEが相対的に低いことが見てとれます。
2021年7月末の日経平均 指数ベースでは
PBR (1.84) = PER(15.04) x ROE (12.23%)
ということになりますね。
加重平均だと ROE は8.92% となります。
TOPIXの2021年7月末 加重で見ると
PBR (1.3) = PER (21.2) x ROE (6.13%)
米国の会社を主な投資先としている『農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね』の定点観測はこちらです。
今回の月次レポートのメインは、おおぶね と おおぶねグローバル とはほぼ同じですね。
おおぶねJAPAN で紹介されている #ベネフィット・ワン さんについては、あらためて記事をつくります。
おおぶねJAPAN、おおぶねグローバルの定点観測、前回の記事は↓↓です。
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