ほんとうの理由 (びーめん 2015 第36回)
http://www.fundoftheyear.jp/2016/
関係してくださった沢山の皆さんのおかげで無事、表彰式を終えることができました。大変安堵しています。会場の確保からスタートして半年以上かな、時間が掛っているのでね、これが終わるまでは年は明けた感じがしない、というのが率直なところでした。やっときました、2017年。
今回の順位発表には大きな工夫が凝らされ(司会のカン・チュンドさん、竹川美奈子さんのパフォーマンスには強い感銘を受けました。)、さらには、なんと金融庁長官の森さんからメッセージを頂戴するというサプライズまであり、記念すべき10回目にふさわしい内容に出来たのではないか、と感じています。
サプライズとなったメッセージは全文が下記リンクで紹介されています。
http://www.fundoftheyear.jp/2016/post-4.html
私も最初にメッセージの内容を確認した際、実に踏み込んだ内容で大いに驚きました。とりわけ、この箇所には多くの人がうなづいていたようです。
『「投資の成功体験」が広く共有されてこなかったこと』の背景にある理由の一つとして、金融機関のこれまでの姿勢、行動が挙げられたわけです。
私も大きくうなづいたのですが、ただ、この指摘を受けて、「金融機関けしからん!」と断罪しても仕方ないようにも思うのです。
実はこのメッセージを発表した直後のセッションで、投資信託のこの10年を振り返りました。そこでハッキリと認識できたのは、資産形成のための道具としての投資信託が提供され、そうした投資信託を継続的に買い増し、持ち続けるための環境が、じわじわと実現してきているということでした。業界のメインストリームとは違うかもしれませんが、業界、行政の皆さんも前進を続けてこられたということです。
『「投資の成功体験」が広く共有されてこなかったこと』
そのほんとうの理由は別のところにある。
それが私の率直な実感であり、結論です。
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