おおぶねJAPAN(日本選抜)、おおぶねグローバル(長期厳選) ウオッチ #13
農林中金バリューインベストメンツ (NVIC)さんが設定、運用する2つのファンド、おおぶねJAPAN(日本選抜)、おおぶねグローバル(長期厳選)。
この2つのファンドについての定点観測です。
おおぶねJAPAN(日本選抜)
受益権総口数
ファンド自体は2019年12月に設定されていますが、公募販売が実質的にスタートしたのは昨年4月なので起点は3月末です。
13ヶ月連続で受益権総口数は前月末比増加、資金純流入です。
投資先上位10社・上位10業種・アクティブシェア
最新の月次レポートです。
#オービック が上位10社に初登場。オービックさんは月次レポートで詳細に紹介されていましたね。
投資先は2021年3月末から増減なく、81社です。
「原則として各銘柄のウェイトに差は設けません」とのことですので、トップ10に入ることに大きな意味があるわけではないようにも思います。
上位10社の日経225との重複ですが、3月末は4社だったのが、4月末は4社となっています。
↓ 第1期の運用報告書を眺めて、つくった記事です ↓
コツコツ投資の実際
僕自身のコツコツ投資の実際のところです。実は間違えて昨年4月に2回買付しています。5月10日に15回目の投資実行。時価は投資累計額に対して +21.4% となっています。前回の買付時は +24.4%でした。
まだまだ始まったばかり。これからじっくりと楽しみます。
おおぶねグローバル
受益権総口数・純資産総額
こちらも13ヶ月連続で、受益権総口数が前月末比増加、資金純流入となっています。
投資先上位10社
最新の月次レポートです。
投資先数は前月末から増減なしの26社です。
初登場の会社はありません。上位10社のうち、3社が入れ替わっています。
コツコツ投資の実際
こちらも間違えて昨年4月に2回買付しています。5月11日に15回目の投資を実行。5月11日時点、時価は投資累計額に対して +19.0% となっています。前回の買付時は +18.8%でした。
ゆっくり時間をかけながら「企業価値増大を楽しむ投資」を続けていきます。
PBR = PER x ROE
この2つのファンドのレポートには”ポートフォリオのバリュエーション水準”というデータが毎月載せられています。
そこで思いついたのが、この記事です。
PBR を 因数分解すると
PBR (株価純資産倍率)= PER(株価収益率) x ROE (株主資本利益率)
です。
ポートフォリオの特性に、PBRとPERが記載されていれば、ROEも算出できるわけです。
そこで、2020年4月末以来の推移をグラフにしてみました。
PER は左側の縦軸、PBR は右側の縦軸でご覧ください。
2020年7月末、おおぶねグローバルのPBRがガクンと落ちていますが、これはおそらく間違いなのでは、と推測します。
ROEと平均時価総額をグラフにしました。
折れ線グラフがROEです。これを見ると、おおぶねグローバルの投資先のROEは17%程度となっているのに対して、おおぶねJAPANの投資先は9%台。日本の会社のROEが相対的に低いことが見てとれます。
2021年4月末の日経平均 指数ベースでは
PBR (2.08) = PER(23.41) x ROE (8.89%)
ということになりますね。
加重平均だと ROE は6.22% となります。
TOPIXの2021年4月末 加重で見ると
PBR (1.4) = PER (25.5) x ROE (5.49%)
米国の会社を主な投資先としている『農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね』の定点観測はこちらです。
今回の月次レポートのメインは、3つのファンドともに同じ内容。バフェットさん、そして”パートナーシップ”。追加で調べたことを中心にした記事をつくってみようと考えています。
おおぶねJAPAN、おおぶねグローバルの定点観測、前回の記事は↓↓です。
次回もよろしくお願いします。
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