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スパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンド ウオッチ #119 / スパークス 『アジア厳選投資』 『少数精鋭』ウオッチ #23 (2024年10月末) 

僕が毎月追加取得している3つのファンドの月次定点観測です。

スパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンド「対話の力」は2014年12月から、スパークス・新・国際優良アジア株ファンド「アジア厳選投資」は2021年2月から、スパークス・少数精鋭・日本株ファンドは2022年1月からお世話になっているファンドです。

前回の記事です。

それでは、受益権総口数からチェックしてみます。


受益権総口数の推移

対話の力

2024年10月は前月末比で受益権総口数が増加、ファンドへの資金純流入となりました。2ヶ月連続の資金純流出を逃れました。

アジア厳選投資

こちらの10月は0.05億口の減少。受益権総口数減=ファンドからの資金純流出です。2023年4月以降、19ヶ月連続で資金純流出です。

少数精鋭

こちらの10月も受益権総口数が減少、ファンドからの資金純流出となりました。2ヶ月連続です。

投資先・ポートフォリオ

対話の力

業種別の組入比率の推移を眺めてみます。

業種別では電気機器がトップに、ゴム製品がトップ5に登場しました。

投資先数は前月末から増減なしの16社です。

運用コメントは こちら です。

投資行動について特にコメント見当たらず。

投資先の #ルネサスエレクトロニクス  さんの投資見解、対話内容が紹介されています。

「需要が落ちる中でブレーキを十分に踏めなかった」と自らの経営判断の誤りを素直に認める柴田英利CEOのリーダーシップを当ファンドは高く評価しております。事実、同社は逆境を乗り切るべく、より慎重な在庫コントロールや営業費用のスリム化、生産ライン立ち上げ時期の調整等、大胆な戦略の見直しを図る予定です。このような機動力と決断力は、変動の激しい半導体業界において不可欠な姿勢だと考えております。

現在のように短期業績の不透明感が悲観視されやすい状況にこそ、買収したAltium社との連携も含めて、同社固有の力強い戦略ビジョンを株式市場に対して示すべきタイミングだと考えております。当ファンドはパートナー株主として、引き続き同社の企業価値向上に向けた対話を粘り強く続けてまいります。

・・・
※当ファンドは企業オーナーとして短期業績や株価変動に惑わされない⻑期保有を前提としています。投資先企業と共に企業価値向上を⽬指すとの考えから、短期的に株式を売買する投資家と区別する為、「パートナー株主」との文言を使⽤しています。

投資先の上位5社です。

前月末です。

前月末と見比べると、 #SHOEI  さん、 #パイロットコーポレーション  さんがカムバックです。

1年前、2023年10月末の上位5社です。

上位5社では、パイロットコーポレーションさん、 #EIZO さんの2社は1年前も上位5社に入っていました。

2024年10月末基準の月次レポートです。

https://www.sparx.co.jp/mutual/stw_202410.pdf

アジア厳選投資

投資先の数は前月末から1社減で28社。

1年前との比較では9社が入れ替わっています。

「組入期」の列にある数字はファンドが投資開始したと推測される決算期を入れています。「7」は2023年5月開始の第7期です。現在、第8期です。

https://www.sparx.co.jp/mutual/ags_202410.pdf

月次の運用コメント では、 シンガポールの投資先企業について詳しく説明されています。

かつて当ファンドに大きなリターンをもたらしてくれましたが、2022年頃からの調整局面により十分なリターンを確保できないまま、2022年後半に同社の組み入れを解消しました。その後、状況は再び好転し始めたと考えられることから、同社の組み入れを再開しました。

詳しくは↑のリンクからご確認ください。

少数精鋭

上位10社、このファンドは2024年9月末のものです。

1年前、3年前と比較しています。こちらの組入期の列「11」が2024年8月に終了した第11期です。現在、第12期。

1年前との比較では3社、3年前との比較では7社 入れ替わっています。2024年9月末の上位10社に組入期「1」の会社が3社含まれています。長期で株式の保有を続けているのが見て取れます。

業種別の推移です。

前月末と見比べると、化学と食料品の順位が入れ替わりました。

運用コメント では #メック  さんが詳しく説明されています。ファンドの第9期からの投資先ですね。

現在、同社利益の中心は、上記の特性を持つ薬剤です。そして半導体パッケージ向け薬剤での世界シェアは100%に近いと当ファンドでは推測しています。この⾼シェア・⾼利益率の背景は、同社の研究開発⼒であると考えています。

詳しくは↑のリンクからご覧ください。

月次レポートです。

https://www.sparx.co.jp/mutual/sss_202410.pdf


パフォーマンス

対話の力

ローリングリターン を見てみましょう。今回から追加のグラフもあります。

5年です。


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