スパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンド ウオッチ #97 / スパークス『華咲く中小型』ウオッチ #47 (2022年12月末)
2023年、以下の2つのファンドの定点観測を1つの記事にまとめることにしました。
1つ目のファンド「対話の力」は2014年12月、2つ目のファンド「華咲く中小型」は2019年2月からお世話になっているファンドです。
それぞれのファンドの前回の定点観測です。
対話の力
華咲く中小型
それでは、投資先、ポートフォリオからチェックしてみます。
投資先・ポートフォリオ
対話の力
投資先数は前月末から増減なしの14社です。
とのことです。
投資先の上位5社です。
前月末のトップ、MARUWAさんに替わって、パイロットコーポレーションさんが上位5社に。
1年前、2021年12月末の上位5社です。
ソニーグループさんの株式は全売却されています。
月次レポートの本文では、前回の月次レポートで投資開始が報告されていた、オイシックス・ラ・大地さんの投資見解、対話内容について詳しく説明されています。
華咲く中小型
投資先数は前月末比 増減なしの59社。
業種別のトップ5のメンバー、前月末と比べると小売業が卸売業に替わっています。
投資行動については
と説明されています。「対話の力」に比べると、ちょっとボヤけた感じがしてしまいます。「x社に新規投資、y社を全売却」と明瞭に示してくれると良いのですが。
上位10社です。
前月末との比較では1社、入れ替わっています。九電工さんがカムバック。1年前とは5社、入れ替わっています。
RNはこちらのETFのデータが基になっています。
月次レポートでは投資先個社を挙げてのコメント等はありませんでした。この点、非常に残念です。
受益権総口数の推移
対話の力
2022年12月は前月末比で受益権総口数が減少、ファンドからの資金純流出となりました。次回は流入に戻ってくれるのを期待です。
華咲く中小型
こちらも前月末比で受益権総口数減少=ファンドからの資金純流出です。53ヶ月連続です。そろそろファンドへの資金純流入に転じてもらいたいなあ、と待ち侘びているところです。もちろん、これからも追加でコツコツと買い足していくつもりです。
パフォーマンス
対話の力
ローリングリターン を見てみましょう。
5年です。
2017年12月末〜2022年12月末、この5年の保有で +10% となりました。
華咲く中小型
5年です。こちらは年率換算しています。
2017年12月末〜2022年12月末の5年間は、年率3.0%でした。
ここまでのデータ期間数は132。マイナスになった期間は12です。最後にマイナスになったのは2007年12月末〜2017年12月末、以来、5年保有してマイナスになった期間はありません。
中央値は15.6%(前回 15.7%)となっています。
10年です。
2012年12月末〜2022年12月末の10年間は、年率16.2%でした。2012年12月末に投資された元本は10年後、4.47倍(分配金は課税されずに再投資を想定)となりました。データの数は72。中央値は年率18.4%です。
定点観測のバックナンバー
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