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日本株式インパクト投資ファンド を月次定点観測する #7 (2024年8月末)

↑の記事で眺めてみた 日本株式インパクト投資ファンド 月次定点観測です。


受益権総口数

2024年8月末で 8.85億口。前月末比 0.30億口増 です。口数が増加しているのでファンドへの資金純流入です。

2023年5月以降 16月連続の資金純流入です。

投資先・ポートフォリオ

全体感

まずは普通の投資信託でみられるものから。

前月末と比べ投資先数に増減なしです。

上位5業種のメンバー、順位に変動なしです。

そして、このファンドならでは、の課題領域別の分布です。

前月末と比べると、投資先数に変化無しです。

上位10社

少しデータを追加してみました。


上位10社でファンドで54.4%と集中度が高くなっています。組入期の列はどの決算期に組入になったか(推定値)です。

日立製作所さんはTOPIXの上位10社に入る大型企業となりますが、それ以外の9社でTOPIXでの順位、最上位は富士電機さんとなっています。

前月末と比較すると上位10社のメンバーの入れ替わりはありません。

レポートで詳しく紹介されているのは #ステラファーマ  さんです。

ステラファーマは、がん治療法のひとつであるホウ素中性子捕捉療法(BNCT)向けに医薬品の開発・製造販売を行っている会社です。この治療法は、がん治療における新しい選択肢として注目されており、日本が世界に先駆けて保険診療をスタートさせた分 野です。BNCTの最先端を走る日本で、同社は治療に利用するホウ素医薬品を独占的に供給しています。

https://www.resona-am.co.jp/fund/120021/pdf/monthly_report.pdf

BNCTの特徴として、対象となるがん細胞が通常の細胞よりも多くのホウ素薬剤を取り込む機構を備えていて、対象部位が中性 子の放射が可能な場所(およそ体表から10cm以内)であれば、様々ながんに適応可能であることが挙げられます。同社は、薬剤の 適応拡大に向けて、現在10を超えるがん種を対象に治験活動を行っています。このうち、承認のための後期治験に至っているの は、再発高悪性度髄膜腫および血管肉腫の治験です。

最新の決算説明資料からです。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/4888/tdnet/2484720/00.pdf

適応拡大の臨床開発の進捗し、より多くの対象疾患で有効性が示されるといいですね。

売上高を見ると、海外比率が高くなっています。

当社が精力的に取り組んでおります、中華人民共和国(中国) ・海南博鰲(ボアオ)楽城国際医療旅遊先行区(以下「海南島医療特区」)BNCT 事業において、BNCT 用ホウ素医薬品「ステボロニンⓇ」の日本からの輸出に備えて三井物産ケミカル株式会社の協力のもと、輸送バリデーションを実施いたしました。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/4888/tdnet/2469481/00.pdf

中国での事業も進んでいるんですね。

パフォーマンス

ローリングリターン を1年で。

ローリングリターン 1年

まだまだこれからですね。

定点観測を始める理由

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