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スパークス『厳選投資』ウオッチ #112 (2024年9月末)

アクティブファンド『厳選投資』を毎月買付けています。

『厳選投資』は、スパークス・新・国際優良日本株ファンド

の愛称です。

毎月、定点観測を続けています。コツコツと追加取得していきます。

このファンドの定点観測、バックナンバーは以下からご覧ください。

ちなみに、第1回の記事はこちらです。2015年7月末から定点観測しています。

なお『メガトレンド』は既に全て解約済みです。

こちらの動画。ファンドの特徴が詳しく説明されています。



月次レポート

運用コメントです。

月末時点の数字、数値はこれまでと同じくpdfです。

https://www.sparx.co.jp/mutual/gen_202409.pdf

今回の運用コメント(メインパート)は 7,800文字以上 です。

ファンドの特徴についてあらためて説明されています。

  1. 限られた数の銘柄にだけ投資する「集中型」ポートフォリオである

  2. 一般的なファンドに比べて同一銘柄を長期間にわたって保有を続ける「長期投資」スタイルである

  3. あくまで成長企業に投資しているという意味で「グロース株」ファンドであるが、その考え方は一般的な定義とやや異なる

  4. 内需型企業ではなく日本のグローバル企業、とりわけ国際優良企業を中心に投資している

読み応えたっぷりでした。

運用コメントをぜひご覧ください。

このファンドの月次レポート、『月次レポート研究所のポッドキャスト』でも取り上げました。過去のレポートに、逸品、秀作がたくさんあります。

数字・データを定点観測

純資産総額・受益権総口数

『厳選投資』は2008年3月に設定されていますが、あまり昔を振り返っても仕方ないので、起点を2014年6月とします。

9月は前月末比で1.76億口増加7ヶ月連続の増加です。3月は分配金再投資のアシストで増加になったものと推測されますが、4月は純然たる資金純流入と見られます。5月はなんとか資金純流入となりました。6月、7月、8月は増加口数が前月よりも大きく増えました。9月は8月までの増加とはなりませんでしたが、足元では大きめの増加と言えます。

また、月末基準でこれまでの最多口数は2019年3月末の374.1億口ですが、その水準にかなり近づいてきました。

しかし、上表の通り、数ヶ月(大きな)増加が続いた後に、数ヶ月連続で減少=ファンドからの資金純流出ということが何度も見られる現象です。

次回がどうなるのか、注目されます。

今回の運用コメントで、そして、これまでのコメントでも何度も強調されていることですが:

当ファンドでは、投資している銘柄が数か月間、或いは数年にわたって株価下落を続けたとしても市場の評価が間違っており、長期的展望が明るいと判断すれば、我慢強く保有を続けるか、場合によっては短期リターンを犠牲にしてでも買い増しを行います。このため当ファンドが短期的(2~3年程度)に運用成績が低迷することは今後も十分考えられます。しかしそれでもなお、当ファンドが集中ポートフォリオにこだわり続けているのは、運用期間を長期で捉えた場合、最終的にはこのアプローチが株式運用で一定の成功を収めていると考えているためです。そのため投資の時間軸をファンド保有者の方々にしっかりと理解していただく事は大変重要と考えています。

ポートフォリオ、上位5社の顔ぶれ

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