スパークス・アセット・マネジメントの月次レポートを読んで #29 (2022年9月末版)
スパークス・アセット・マネジメントさんの運営するファンドの月次レポートを読んでみる定点観測です。
スパークスさんのnoteの記事です。
このように毎月の月次レポートをまとめた記事をつくられているところから、月次レポートに取り組まれている姿勢の一端が感じられます。
ファンドそれぞれの報告、発信から「ここをもっと自分で調べてみたいな」と感じさせてくれる”学び”のきっかけがあるように思います。
各ファンドの投資先の会社を紹介している箇所を重点的にピックアップされていますが、その説明の中で株価(市場の評価、価格)についてのコメントが非常に少ないのが特徴的です。投資先の会社の「企業価値」の観点で説明されています。
企業価値を探究する、探究しているファンド だと感じます。
この姿勢に関心を寄せ、支持する投資家が一人でもふえて欲しい、それがこの定点観測を続ける何よりの原動力です。
スパークス・ジャパン・オープン (愛称:キョウソウの架け橋)
今回の月次レポートでは、企業活動のインパクトの計測について詳しく説明されています。
その計測に用いられるESGデータの説明のなかで、欧州で取り組まれている
EUタクソノミー
が紹介されています。ググってみました。
このファンドのマネジャー、清水さんがnoteで再編集した記事をつくられています。
”6つの環境分野を設定し、どのような経済活動であれば持続可能と言えるのかという基準を示す枠組み” とのことですが、”現時点で基準が示されているのは「1.気候変動の緩和」と「2.気候変動への適応」の2つで、残りの4つは今後作られる予定”とのことです。
この2つの分野で基準に合う会社が何社あるのか、日本の会社を対象に清水さんが調べられた結果は、上記の清水さんの記事でご確認ください。
整合している、とされた日本の会社の一つが #住友林業 さんです。
市場の評価です。
予想PERを見て軽く驚かされました。業績や財務は以下のページでご覧ください。
スパークス・ジャパン・スモール・キャップ・ファンド (愛称:ライジング・サン)
投資先の #リックソフト さんが紹介されています。
月次レポートでのコメントです。
Atlassian さんといえば・・・
ベイリー・ギフォードさんのロイヤル・マイル(LTGG)の投資先の1社です。
リックソフトさんのファンドの投資開始は 2018年10月〜2019年10月と見られます。
https://www.sparx.co.jp/mutual/uploads/pdf/rsn.pdf
リックソフトさんの提供、実現する価値が増える見通し、その背景、理由が述べられていますね。
スパークス・少数精鋭・日本株ファンド
投資先の #フジミインコーポレーテッド さんが紹介されています。
次回も気合の入ったレポートを読めたらいいな。期待しています!
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