「5つの"P"」はアクティブファンド以外でも機能するフレームワークと思えました
「5つの"P"」というフレームワークがあります。
People, Philosophy, Process, Portfolio, Performance が5つの”P"です。アクティブファンドを評価、検討する際にこの要素を確認しましょう、というものです。
この5つの”P"って、アクティブファンド選び以外にも使えるんじゃないか、というのが今日のお話です。
昨日、朝 #こたつラジオ を聞いていました。
ゲストはライフコーチのかなおさん。
コーチのサービスには興味があるけど、実際どうなんだろう?ってところでなかなか一歩踏み出せない人も多いのでは、的な雰囲気もあって。たとえば、こんなツイート。
で、思ったわけです。アクティブファンドと似ているんじゃないか、って。
コーチは、壁打ちしながら伴走してくれる人。アクティブファンドやそのマネジャーも伴走してくれる人。波長が合う人、ファンドである方が嬉しいし、その関係は長く続く。
そうすると、アクティブファンド選びに使うフレームワーク 5つの”P”って応用可能だと感じたわけです。
People : Personalでもいいかもしれません。要はプロフィール。好きなモノ、コト。出身地や経歴。
Philosophy: どんな基準を持っているのか。「やらないこと」
Process : どんな過程でサービスを提供するか、コーチするか
Portfolio : クライアントはどんな人なのか、どんなコーチをしているのか
コーチの人たちに、こういう情報があれば検討し易くなるのかな、と考えました。
お気づきだと思いますが、5つ目の”P"、Performanceは敢えて外しました。アクティブファンドの場合でもPerformanceはねえ、ちょっと要注意なのです。15年、20年の実績あるファンドであればPerformanceも一つの要素になり得るのですが、ほんの数年しか実績が無いファンドでは他の4つの”P"ほどには重要では無い、と僕は感じています。
5つ目の”P"。Performance ではなくて、
Performance に代わる5つ目の”P"。こたつラジオにその答えがありました。リスナーさんのツイートからです。
「値付け」つまり Pricing です。
Philosophyの要素もあるかもしれないですけれど。
アクティブファンドで、このPricingについて考え方をしっかりと具体的に説明されているケースの一例です。鎌倉投信さんは明瞭に説明されています。
NVICさんはnoteに記事があります。
しかし、実際にはPricing についての上記のような説明、なぜその値付けなのかの説明は実は非常に少ないと感じます。Pricing について語られることは、報酬の内容を分かり易く説明します、というところに重心が置かれていて、なぜその価格なのか、という部分は曖昧なものがほとんどのように感じられます。
ちょっと脱線してしまいました、ごめんなさい。
ただ、パーソナルコーチという意味ではFPさんなんかも該当すると思います。
伴走するのがサービスの本質である場合、そのサービスの提供者が5つの”P" を示してくれていると比較、検討し易くなる。そう思いました。
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