コムジェストさんの月次レポートを読む！ #19 （2022年11月末）
コムジェスト・アセットマネジメントさんがファンド運営に携わっている3つの #アクティブファンド の月次レポートを読んでみる
コムジェストさんの月次レポートを読む！
前回はこちら。
3つのファンドとは
ニッセイ／コムジェスト新興国成長株ファンド（資産成長型）【愛称：エマージング・セレクト（成長）】
ESGフォーカス コムジェスト・クオリティグロース・日本株式ファンド
ESGフォーカス コムジェスト・クオリティグロース・世界株式ファンド
3つのファンドの投資先の選別、投資判断を行なっているのが
コムジェスト・アセットマネジメント さんです。
ニッセイ／コムジェスト新興国成長株ファンド（資産成長型）【愛称：エマージング・セレクト（成長）】
2017年10月に設定されたファンドです。
主に新興国の会社に投資しています。
純資産総額、受益権総口数の推移です。
2022年11月は前月末比で受益権総口数が増加、2ヶ月連続でファンドへの資金純流入となりました。前年同月末比で口数は4％増です。
投資先の概況はこんな推移となっています。
投資先は前月末から1増、38社です。
業種別では金融がトップです。
1年前と比べると、インド、ブラジルのウエイトが増える一方、中国のウエイトが大きく減っています。
2022年11月末、ファンドでの比率 上位10社です。
前月末との比較では1社が入れ替わりました。
1年前、2021年11月末との比較では5社が入れ替わっています。
コムジェストさんのWebサイトには以下のレポートが掲載されていました。
ブラジルへの現地訪問。企業との面談の内容やそこから得られた洞察が述べられています。ご一読をお勧めします。
パフォーマンス。3年リターンの推移。新興国株式のインデックスファンドと比較してみました。
ここまで0勝26敗となっています。
ファンドの月次レポートです。
2022年7〜9月の四半期レポート によると、その間の投資行動は次の通りです。
・ロープ―・メディカルテクノロジー(中国/中国最大の医療機器メーカー)を売却し、より質が高く、魅力的だと判断 したシンセン・マインドレー・バイオメディカル・エレクトロニクス(深圳迈瑞生物医療電子)(中国/医療機器メー カー)に新規投資を実施。さらに、ウォルメックス(ブラジル/ディスカウント小売りチェーン)、ライア・ドロガジル(ブラジル/ドラッグストアチェーン)に新規投資を実施しました。
ブラジルのリテールの2社に新規投資を行ったことが注目されます。
ESGフォーカス コムジェスト・クオリティグロース・日本株式ファンド
2021年3月に設定されたファンドです。
日本の会社が主な投資対象です。
純資産総額・受益権総口数です。
2022年11月は前月末比で受益権総口数が増加、ファンドへの資金純流入となりました。8ヶ月連続です。
投資先の業種別推移です。
2022年11月末の投資先は前月末から増減なし、44社。
業種別の順位の変動はありません。
2022年11月末の上位10社です。
前月末から1社入れ替わりました。ソニーグループさんがカムバック。
組入期はマザーファンドの決算期です。2021年12月の決算期が「6」です。
1年前、2021年11月末との比較では、7社入れ替わっています。
2022年7〜9月の四半期レポート によると、その間の投資行動は次の通りです。
・光通信(中小企業向けにサービス)を全売却し、日清食品ホールディングス(食品メーカー)に新規投資を実施しました。
ESGフォーカス コムジェスト・クオリティグロース・世界株式ファンド
2021年3月に設定されたファンドです。
世界中（日本含む）の会社に投資するファンドです。
純資産総額・受益権総口数です。
こちらも前月末比で受益権総口数が増加、ファンドへの資金純流入となりました。
6ヶ月連続の純流入です。
投資先の推移です。販売用資料を参考にしました。
2022年11月末、投資先は前月末から1減、36社。
上位10社です。
2022年11月末、前月末から2社入れ替わっています。
リンデが初登場（のはず）。
1年前、2021年11月末からは5社入れ替わっています。
2022年7〜9月の四半期レポート によると、その間の投資行動は次の通りです。
・全売却、新規投資を実施した企業はありませんでした。
3つのファンドの投資先の会社を眺めていると好奇心が刺激されます。
来月も楽しみです。
以降、有料パートにさせていただきます。
ご了承ください。
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