コムジェストさんの月次レポートを読む！ #24 （2023年4月末）
コムジェスト・アセットマネジメントさんがファンド運営に携わっている3つのアクティブファンド の月次レポートを読んでみる
コムジェストさんの月次レポートを読む！
前回はこちら。
3つのファンドとは
ニッセイ／コムジェスト新興国成長株ファンド（資産成長型）【愛称：エマージング・セレクト（成長）】
ESGフォーカス コムジェスト・クオリティグロース・日本株式ファンド
ESGフォーカス コムジェスト・クオリティグロース・世界株式ファンド
3つのファンドの投資先の選別、投資判断を行なっているのが
コムジェスト・アセットマネジメント さんです。
ニッセイ／コムジェスト新興国成長株ファンド（資産成長型）【愛称：エマージング・セレクト（成長）】
2017年10月に設定されたファンドです。
主に新興国の会社に投資しています。
純資産総額、受益権総口数の推移です。
2023年4月は前月末比で受益権総口数が減少、7ヶ月ぶりにファンドからの資金純流出となりました。ただ、前年同月末比で口数は4％増です。
投資先の概況はこんな推移となっています。
投資先は前月末から増減なし、39社です。
業種別では金融がトップとなりました。1年前と比べると、ブラジル、メキシコのウエイト増が目立ちます。
2023年4月末、ファンドでの比率 上位10社です。
前月末から入れ替わりはありません。
1年前、2022年4月末との比較では4社が入れ替わっています。
コムジェストさんのサイトで2023年1月〜3月のレポートが発信されました。
巻頭ページでコムジェストさんが考える”参入障壁”について解説されています。
新興国株式ファンドの投資行動について次のように述べられています。
・2社に新規投資を実施し、1社を全売却しました。
新規投資先、全売却の投資先についてその判断理由が示されています。詳しくはレポートをご覧ください。
パフォーマンス。3年リターンの推移。新興国株式のインデックスファンドと比較してみました。
ここまで0勝31敗となっています。
ファンドの月次レポートです。
ESGフォーカス コムジェスト・クオリティグロース・日本株式ファンド
2021年3月に設定されたファンドです。
日本の会社が主な投資対象です。
純資産総額・受益権総口数です。
2023年4月は前月末比で受益権総口数が増加、ファンドへの資金純流入となりました。3ヶ月連続です。
投資先の業種別推移です。
2023年4月末の投資先は前月末から増減なし、45社。業種別の順位に変動はありません。
2023年4月末の上位10社です。
前月末から2社入れ替わりました。
上表の組入期はマザーファンドの決算期です。2021年12月の決算期が「6」です。2022年12月で第7期が終わったので現在は第8期ですね。
1年前、2022年4月末との比較では、4社入れ替わっています。
2023年1月〜3月の投資行動です。
・1社(味の素/調味料メーカー)に新規投資を実施、全売却した企業はありません。
新規投資先だけでなく、買い増しした投資先、ウエイト削減した投資先も具体的に説明されています。こちらもぜひレポートをご覧下さい。
こんな記事もつくりました。ご興味あれば。
ESGフォーカス コムジェスト・クオリティグロース・世界株式ファンド
2021年3月に設定されたファンドです。
世界中（日本含む）の会社に投資するファンドです。
純資産総額・受益権総口数です。
こちらも前月末比で受益権総口数が増加、ファンドへの資金純流入となりました。
11ヶ月連続の純流入です。
投資先の推移です。販売用資料も参考にしました。
2023年4月末、投資先は前月末から1減、34社。
上位10社です。
2023年4月末、前月末から入れ替わりはありません。
1年前、2022年4月末からは2社入れ替わっています。
2023年1月〜3月の投資行動は次のように述べられています。
・1社を全売却、新規投資はありませんでした。
詳しくは月次レポートをご覧ください。
こんな記事もつくりました。ご興味あれば。
3つのファンドの投資先の会社を眺めていると好奇心が刺激されます。
来月も楽しみです。
さて、実はこの3本のファンドのうち1本を2022年から毎月コツコツ買い始めました。コツコツ投資 実際のところです。
コツコツ投資 実際のところ
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