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『農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね』ウオッチ #50 / おおぶねJAPAN(日本選抜)、おおぶねグローバル(長期厳選) ウオッチ #38 (2023年5月末)

2023年から 『おおぶね』シリーズの月次定点観測をひとまとめにしました。

農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね

農林中金<パートナーズ>おおぶねJAPAN(日本選抜)

農林中金<パートナーズ>おおぶねグローバル(長期厳選)

この3つのファンドです。毎月、コツコツと買い足しています。

定点観測のバックナンバーは下記のリンクからご覧ください。

まずは


ファンドを通じて「オーナー」になっている投資先

です。

おおぶね(米国)

月次レポートです。

https://www.ja-asset.co.jp/fund/140829/pdf/2023/05/pdfg140829_202305.pdf

投資先の上位10社を前月末、2022年5月末と比較しました。

投資先は27社。前月末から1社減です。保有していた株式を全売却となった投資先が最低1社あったと推測されます。

上位10社のメンバー、前月末から1社入れ替わりました。

昨年5月末と比べると投資先数は2社減です。こちらは2社入れ替わっています。

組入期が数字で記載されていますが、これはマザーファンドのどの期にその投資先が登場した、投資開始となったか、です。

マザーファンドは
第1期が 2015年11月30日~2017年2月15日
第2期が 2017年2月16日~2018年2月15日
第3期が 2018年2月16日~2019年2月15日
第4期が 2019年2月16日~2020年2月17日
第5期が 2020年2月18日~2021年2月15日
第6期が 2021年2月16日〜2022年2月15日

となっています。

2月15日を過ぎたので第7期を終えて、第8期に入っています。

一番右端が S&P500指数に連動することを目指すETF IVV での各社のウエイトです。10社足して3.5%ですから、アクティブシェアはかなり高くなるはずです。

業種別です。

1年前と比べると、金融が大きく増えて情報技術がグンと減っています。

その要因の一つはVISAさんの業種が「情報技術」から「金融」に変更されたから、と考えられます。VISAさんのウエイト以上に変動していますので同種の変更があった投資先が他にもあったものと推測されます。

https://www.spglobal.com/spdji/jp/documents/index-news-and-announcements/20211018-consultation-on-potential-changes-to-the-gics-structure-in-2022-jp.pdf


おおぶねJAPAN

月次レポートです。

https://www.nvic.co.jp/data/fund/obune_japan/id200001_report1_230616.pdf

投資先は67社、前月末から2社増です。新しい投資先が最低2社増えました。

原則として各銘柄のウェイトに差は設けません」とのことですので、トップ10に入ることに大きな意味があるわけではないようにも思います。

上位10社のメンバー、前月末と見比べると7社が入れ替わっています。2022年5月末と見比べると8社が入れ替わっています。ガラッと入れ替わっているようにも見えてしまいます。が、「原則として各銘柄のウェイトに差は設けません」です。こうしたポートフォリオの場合、順位の変動が大きくなるはずです。

上位10社に初登場したのがナカニシさん。2022年12月の第3期末の投資先には名前がなかったので、現在進行中の第4期に追加された新しい投資先と考えられます。

上位10社で日経225に選ばれている会社ですが、7社となっています。前月末と比べると増減ありません。

おおぶねグローバル

月次レポートです。

https://www.nvic.co.jp/data/fund/obune_global/id401002_report1_230616.pdf

投資先数は前月末から増減なしの25社です。

前月末と見比べると、上位10社のうち5社が入れ替わっています。2022年5月末と見比べると、5社入れ替わっています。このファンドも組入比率を見ると均等ウエイトに近い方針が取られていると見られますので、1ヶ月単位で見ると入れ替わりが多くなるものと思います。

先日、2023年3月で終わった第3期の運用報告書がリリースされました。眺めてみた記事をつくりました。ぜひ覗いてみてください。


受益権総口数の推移

おおぶね(米国)

2023年5月は前月末比で3.2億口の増加。

ファンドへの資金純流入の連続記録を63ヶ月に伸ばしました

おおぶねJAPAN

2023年5月は前月末比 0.4億口の増加。こちらは公募販売開始以降、38ヶ月連続でファンドへの資金純流入となっています。

おおぶねグローバル

2023年5月は前月末比 1.1億口の増加。こちらもおおぶねJAPANと同じく38ヶ月連続でファンドへの資金純流入となっています。

2ヶ月ぶりに月間の増加口数が1億口を超えました。

PBR =PER x ROE

おおぶねJAPN、おおぶねグローバルのレポートには”ポートフォリオのバリュエーション水準”というデータが毎月載せられています。

おおぶね(米国)も載せてほしいわあ、届けこの願い。と独りごちてみる

そこで思い起こされたのが、この記事です。

PBR を 因数分解すると

PBR (株価純資産倍率)= PER(株価収益率) x ROE (株主資本利益率)

です。

ポートフォリオの特性に、PBRとPERが記載されていれば、ROEも算出できるわけです。

2020年4月末以来のPER、PBRの推移をグラフにしています。

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