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<星海社新書>大暴落の夜に長期投資家が考えていること (著・ろくすけさん)が書店に並び始めた話

尊敬する投資家のお一人、ろくすけさん。

ろくすけさんの新しい著書、書店に並び始めました。

rennyとしてクレジットされていないのですが、実は、この『大暴落の夜に長期投資家が考えていること』の企画・編集に参加させていただきました。

とても貴重な機会、経験を授けてくださった、著者のろくすけさん、星海社の皆さんに深く深く感謝しています。


株価が「大暴落」

言葉だけをみると大きな災厄のようにも感じてしまいがちですが、時間軸を自分で設定できる個人投資家からすると、それは本当に災厄なのだろうか、という問いが本の企画の原点になっています。

株価が暴落した当日のニュース報道は、株価ボードの前で足を止めた人が呆然唖然と立ち尽くしている光景を取り上げるのが「お約束」になっています。

実際に唖然呆然と立ち尽くす人だけではなく、嬉々としている、立ち尽くしているヒマなんてない!って人もどこかに居るはず。それがマーケットです。それなのに、呆然唖然と立ち尽くす人の光景が「お約束」「おきまり」になっている、毎度、何度も繰り返されている。

これはなんで?と考えてみたのです。その問いに対する答えの一つ。それは、

ニュースをつくっている人たちが「株とは何か、株価とは何か」を自分でちゃんと考えていないから

なのだろう、と。

自分自身のことも振り返ってみました。

株式投資を20年以上続けてきましたが、「株とは何か、株価とは何か」を自分でちゃんと考えたのは、何年も経ってからです。10年経っていたかもしれません。

いまさらながらに思うのです。

もっと早く「株とは何か、株価とは何か」を自分でちゃんと考えたかったー

と。そんな想いをずっと抱いてきたこともあり「株とは何か、株価とは何か」を自分でちゃんと考えてみたい人たちの助けになったらいいな、というのがこの本の目指すところの一つです。

本の目次です。

はじめに インデックスから個別株投資に転換した私の投資遍歴

第1章 暴落を何度も経験した投資家は株価暴落時にこう考える
 日経平均株価、史上最大の下落をふりかえる
 信用取引は欲と恐怖を増幅させる
 3〜5年ごとに「ショック」は、やってくる

第2章 株価暴落が何度も、これからも繰り返される理由
 株価暴落のメカニズム 欲と恐怖で株価はつくられている
 バブル、株価暴落を引き起こす市場の心理
 恐怖が株価を暴落させる
 「リターンは、取ったリスクの対価」ー高値はリスク大、安値はリスク小

第3章 株価暴落でも「狼狽売り」しない投資家のメンタルコントロール
 是非とも避けたい「狼狽売り」
 「高値づかみ」を避けるのはむずかしい
 マーケット・タイミング戦略、最大の欠点
 自分自身を理解するための「ミスター・マーケット」との付き合い方
 心理のコントロールに役立つブログ運営
 穏やかにフラットに
 群集から抜け出し、離れる

第4章 株価暴落でどれだけ買えるかは、「価格と価値の違い」の理解度で決まる
 「株式投資=連想ゲーム」?
 資本主義で「違い」が生まれる理由
 「価値」は一人ひとり違う
 株価にふりまわされない
 株価の長期チャートは信頼できるか
 「価格と価値の違い」がストンと腹落ちしたとき

第5章 株価暴落までに見つけておきたい「買う」企業の選び方
 波乗りと山登り
 衝動的な行動が正しい結果につながるか
 稼ぐ力を拠りどころにした投資先選び
 文系脳のための投資先選びーまず「言語化」する
 文系脳のための投資先選びー過去の業績の傾向をざっくりと把握する
 文系脳のための投資先選びー少ない投資でたくさん稼げているか、確認する
 文系脳のための投資先選びーROEの高位安定を確認する
 文系脳のための投資先選びー投資ストーリーを自分の中に落とし込む

第6章 株価暴落までに計算しておきたい「マイ目標株価」
 「マイ目標株価」の簡易計算法
 「マイ目標株価」を計算してみる
 株式の買い物リストを用意する
 1単元から始めて1年かけて観察する
 「違うな」と感じたら速やかにお別れする
 「お試し」から「主力」候補に昇格するのは年に1、2社
 買値とは「過去」。損切りなんて、長期投資にはない
 「含み益」=評価益にも注意が必要

第7章 インデックスファンドのつみたて投資という「降伏」
 インデックスファンドつみたて投資は「降伏」の一種
 インデックスファンドから個別株長期投資へのシフト
 投資先探しに参考にできるファンド、参考にならないファンド

第8章 株価暴落で自信を持って買い向かうための投資ストーリーの磨き方
 株とは何か
 「のめり込める」投資ストーリー
 投資ストーリーが終わるとき
 株主総会出席のススメ
 株主総会出席までに準備しておきたいこと
 株式投資という「推し活」

第9章 個別株長期投資家だからこその出口戦略
 「岩盤支持層」をつくりたい
 非常勤ですが会社で働き始めました
 株式投資の出口
 素晴らしい日本の企業から「遺せる株」を選びたい

これまで長い間、投資信託がメインのポートフォリオで自分の資産を育てきましたが、この本に関わったことで、個別企業の株式のウエイトを高めたい、そんな志向がとても強くなったのを実感しています。

また、投資信託をどう見るのかにも変化が生まれた気がします。

自分でちゃんと考える、「主体性」。どれだけ「主体的」でいられるか。

主体的な、自分だけの投資ストーリーをもとにした個別株長期投資にご興味をお持ちの方、ぜひこの本を手に取ってみてください。

あなたは、株とは何か、株価とは何かを
考えたことがありますか?

著者 ろくすけさんの記事

読者の皆さまにとっての「重いストレートを投げ込んでくる本」となれたなら嬉しいです。

ご感想、コメント、ありがとうございます!

#大暴落の夜に長期投資家が考えていること  をご紹介してくださったみなさんの発信を可能な限り貼り付けておきます。

エルさん

荻窪禅さん

まじこさん

かねごん国王さん


本のハイライトを紹介してくださっています

プレジデントオンラインさん

第5章 株価暴落までに見つけておきたい「買う」企業の選び方 からご紹介いただきました。

この記事には、はてなブックマークで多くのブクマ、いただいています。

第2弾です

第7章 インデックスファンドのつみたて投資という「降伏」 からご紹介いただきました。

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