日経STOCKリーグの入賞レポートに、アクティブファンドは学ぶべき点があるのでは
日経STOCKリーグ。名前は聞いたことがあったような記憶があるのですが、ちゃんとチェックしたことは今までありませんでした。お恥ずかしい、、、
日経STOCKリーグとは
日経STOCKリーグは、学校教育の場における投資学習の1つのツールとして企画されたコンテスト形式の金融・経済教育プログラムです。2021年度で第22回を迎えます。
投資の成果を競うのではなく、調査、分析等を通じての学びの過程、得られたコトをレポートにまとめる。そのアウトプットの質が評価されるコンテストだったのですね。すみません、てっきり、誰が一番儲けたかを競っているのか、と勘違いしていました。
表彰されたレポートの数々が下のページで閲覧できます。
前回の中学部門の優秀賞レポート。
先生の指導もあるんでしょうけど、スゴいですね。
そんじょそこらの数多くのアクティブファンドの情報発信に比べると、なんと言いましょうか、いや、もうなんも言えません。
こんな体験を中学、高校、大学といった時期に得られる人たちは非常に恵まれているように思えます。
そんな貴重な機会と感じられるSTOCKリーグですが、これまで参加した人たちの推移等をみてみました。
高校、大学は2005年度がピーク、中学は2007年度がピーク。2020年度は色々と制約があったにせよ、その水準に戻せていません。
全国には中学校は1万校以上、高校は約4,900校、大学・短大は約1,100校、専門学校・高専は約2,800校。学校ベースで見た際に、ほんのごく一握りの学校しか参加していないのが実状です。
人数も、チーム数も、過去のピークを超えることはできていません。
しかし、過去の21回で 13万人以上(何回も出場した人もいると思いますけど)、33,000を超えるチームが参加しています。33,000個以上のポートフォリオが検討されたということです。この経験を得た人たちは、その先の様々な場面でこの経験が活かされることがあったのではないか、と想像します。
指導者を付ける等が難しいところなのかもしれませんが、このイベントが息長く続いてくれるといいなあ、と思います。
第22回、参加の最終締め切りは 9月9日とのこと。
一人でも多くの学生さんが参加されることを願っています。