ひふみ投信 ウオッチ #139 / ひふみワールド ウオッチ #41 (2023年6月末)
2023年からこの2つのファンドの定点観測をまとめてます。
定点観測のバックナンバーです。
まずは投資先の会社、ポートフォリオです。
投資先、ポートフォリオ
ひふみ投信
https://hifumi.rheos.jp/fund/toushin/pdf/report202306.pdf
2023年6月末の上位10社、2023年3月末の上位30社です。
2023年6月末、上位10社で全体の18.4%になっています。
1年前、2022年6月末時点、2022年3月末時点です。
1年前と比較すると、上位10社では、6社入れ替わっています。上位10社で17.7%ですから上位10社への集中は少し高まっています。
上位30社では、15社が2022年3月末、2023年3月末ともにランクインしています。半分が入れ替わった感じです。
2023年6月末では、TOPIXの上位100社に入っている会社 7社、トップ10に入っています。TOPIX上位10社のうち4社に投資しています。
業種別の推移です。
1年前と比べると投資先が46社増です。1年前と比べると、銀行業、電気機器のウエイトが上がっているのが目立ちます。
時価総額別の分布、アクティブシェアです。
前月末と比較すると
大型株 71.58% → 74.88%
中小型株 20.73% → 19.69%
超小型株 1.65% → 1.48%
現金等 6.04% → 3.95%
大型株が増えて、中小型株、超小型株、現金等が減りました。
アクティブシェアの推移です。
前月末比 アクティブシェアは 2.83ポイント減 となっています。
ひふみワールド
https://hifumi.rheos.jp/fund/world/pdf/report202306.pdf
ひふみワールドの2023年6月末 上位10社、2023年5月末、2022年6月末と並べました。
上位10社、前月末と比べると1社入れ替わりました。1年前との比較では7社が入れ替わっています。
ポートフォリオ全体の所在国別、業種別です。
1年前と比べると、投資先が60社減っていますね。
2023年3月末の上位30社です。
なかほどの列、「組入期」はファンドが投資開始した決算期(推定値)を入れています。第1期の期末は2020年2月。2月に第4期を終えて、現在は第5期です。
受益権総口数の推移
ひふみ投信
マザーファンド(2023年6月末 7,772億円)が同じのひふみプラスも並べています。
ひふみプラスは2021年10月以来、18ヶ月連続で前月末から受益権口数増=ファンドへの資金純流入でしたが、2023年4月、5月、6月と3ヶ月連続で受益権口数が減少=ファンドから資金順流出となりました。。6月は17億口の減少となりました。5月よりも減少幅は抑えられましたが、大きめの資金純流出です。一方、ひふみ投信は5ヶ月連続で受益権口数減=ファンドからの資金純流出となりました。
ひふみワールド
マザーファンド(2023年6月末 2,949億円)が同じのひふみワールド+も並べています。
2023年6月、ひふみワールド、ひふみワールド+ともに受益権口数減=ファンドからの資金純流出となっています。ひふみワールド+は5ヶ月連続で資金純流出です。6月の1ヶ月で93億口の減少。過去最大の数値となりました。
パフォーマンス
ひふみ投信
年ごとのリターンの推移です。
ローリングリターンです。
まず、5年です。
2018年6月末〜2023年6月末の5年間、リターンを年率換算すると3.80%となりました。データ期間数は117。中央値は17.0%です。5年保有で2.1倍になります。
5年リターン(年率換算)の分布です。
0-5%のレンジ、13期間ですがこれは2017年6月末〜2022年6月末以降の13期間連続となっています。
10年です。
2013年6月末〜2023年6月末の10年リターン、年率換算で12.8%となっています。2013年6月末の投資額は10年後 3.34倍になっています。
データ期間数は57。中央値は 15.5%。10年で4.21倍になります。
ひふみワールド
こちらはデータ数がまだまだ少ないのでローリングリターンも1年のみです。
ゆっくり見守ります。
ここから先は
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