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『農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね』ウオッチ #27 (2021年7月)
を2019年5月から毎月、買い足しています。コツコツ投資してます。
最新の月次レポートがリリースされました。
ファンドの投資先
投資先の上位10社を前月末、2020年6月末と比較しました。
先月(5月)末と見比べると、上位10社のメンバーに入れ替わりがありません。投資先も27社で増減なしです。
1年前と見比べると、2社が入れ替わっています。投資先は1年前も27社でした。
組入期が数字で記載されていますが、これはマザーファンドのどの期にその投資先が登場した、投資開始となったか、です。
マザーファンドは
第1期が 2015年11月30日~2017年2月15日
第2期が 2017年2月16日~2018年2月15日
第3期が 2018年2月16日~2019年2月15日
第4期が 2019年2月16日~2020年2月17日
となっています。
2月15日が決算日ですので第5期は終了、現在は第6期ですね。
一番右端が S&P500指数に連動することを目指すETF IVV での各社のウエイトです。10社足して4.0%ですから、アクティブシェアはかなり高くなるはずです。
3ヶ月ごとに確認しているファンド内の比率です。
2021年6月末では約1割が現金相当物となっています。
純資産総額・受益権総口数
純資産総額は100億円を超えました。
40ヶ月連続で受益権総口数が前月末比増加(ファンドへの資金純流入)となっています。
パフォーマンス
1年リターンの推移です。
月末の分配金込(課税考慮せず)基準価額を基に算出しています。
データは36個。マイナスとなったのは2018年12月と2020年3月の2回です。
平均値は15.1%(前回は14.6%)となっています。
コツコツ投資 の実際のところ
僕のコツコツ投資 の実際のところです。
6月21日にファンドの決算があり、10,000口当たり110円がファンドから払い出されました。僕はもちろん再投資です。
2021年7月2日時点の時価は、累積投資額の+44.0%
(前回は +40.2%)となっています。
月次レポートのメイン・コンテンツ
今月のメイン・コンテンツは
消費財の巨人であるProcter & Gamble社(以下、P&G社)に果敢に立ち向かう消費財メーカー3社をご紹介したいと思 います。P&G社は、180を超える国・地域で50億人以上の消費者へ商品を提供する、まさに消費財メーカーの横綱といえる存在です が、小規模のメーカーに全く勝ち目がないかというと、そう単純な話ではありません。規模は小さくても対等、又はそれ以上の成果を出し ている、小粒でもピリリと辛い企業を今回はご紹介できればと思います。
紹介されている3社のうち、Church & Dwight は昨年7月に発信のレポートでも詳しく紹介されています。
3社のうち、1社 CLOROX をちょこっと眺めてみました。
ルーツは1913年。100年を超える歴史。
当社は、このような継続的なイノベーショ ンで高い参入障壁を確立できるニッチ領域やエリア(中国ではなく、アルゼンチン等へ進出)を意図的に選定し、勝てる市場のみで戦っ ています。加えて、過去にP&G社の一部門であった経緯もあり、長期にわたりシェアを維持・上昇させるマーケティング力にも長けてお り、売上高の8割がトップシェア製品で構成されています。
ここ10年の業績の推移です。
売上高の目盛は右側縦軸です。
10年間で売上高は+28%ということでガンガン成長という印象ではありません。
営業利益率は20%に近い状態を続けています。
バランスシートです。
2011年6月期末、2012年6月期末は債務超過。2020年6月期は株主資本比率が14.6%となっていますが、レバレッジを利かせている印象です。
市場の評価の推移はこんな具合でした。
CLOROXは”カイゼン戦法”です。詳しくはレポートをご覧ください。
今後も事業の経済性を徹底的に調査、分析して得られた洞察を基にした、NVICさんの投資判断、とそれをわかりやすく伝えようとする発信に、大いに期待しています。
次回のレポートも楽しみです!