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スパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンド ウオッチ #99 / スパークス『華咲く中小型』ウオッチ #49 (2023年2月末)
2023年、以下の2つのファンドの定点観測を1つの記事にまとめることにしました。
1つ目のファンド「対話の力」は2014年12月、2つ目のファンド「華咲く中小型」は2019年2月からお世話になっているファンドです。
前回の定点観測です。
それでは、投資先、ポートフォリオからチェックしてみます。
投資先・ポートフォリオ
対話の力
![](https://assets.st-note.com/img/1679954555842-746cklKLhN.png?width=1200)
投資先数は前月末から増減なしの14社です。
当月の投資活動として、全売却及び新規投資はありませんでした。
とのことです。
投資先の上位5社です。
![](https://assets.st-note.com/img/1679954594233-B8vjscGYgv.png)
メンバー、順位ともに前月末と変動ありません。
1年前、2022年2月末の上位5社です。
![](https://assets.st-note.com/img/1679954638689-PyCU0vYsKX.png)
MARUWAさん、マックスさんが1年前も上位5社です。
月次レポートの本文では、投資先のSHOEIさんとの対話の内容が詳しく、丁寧に説明されています。
全文をぜひご一読していただきたいのですが、このコメント。
同社にとって3つ目となる工場を一から立ち上げるに際してぜひ経営陣に検討していただきたいのは、 最新技術を活用し、さらなる生産工程の省人化・機械化を図った生産性の高いシステムと作業員の負担をより軽減できるような環境を 追求することです。日々進歩する技術を駆使し、製品の品質が変わらない部分はさらなる省人化・機械化を通じて生産性を上げれば、 同じ人員数でより多くのヘルメットを生産することができるようになるだけでなく、作業員の負担の軽減にもつながるものと考えます。当初はコ ストがかかっても、今の生産現場を担う若い社員が10〜20年後も安心して働くことのできる環境をつくることは、中⻑期的に見れば同社 の企業価値向上に資すると考えます。
こうした「対話」が為されていること。ぜひ知ってもらいたいです。
m@さんもこの投資信託について記事をつくられていたので、こちらもぜひ。
月次レポートのフォーマット更新とともに運用にかける熱い想いが伝わってくるようになりました。最初のころはエンゲージについても控えめな書きぶりだったのも売却してしまった理由だったのですが、今なら投資したいと思い、積立を再開しました。
華咲く中小型
![](https://assets.st-note.com/img/1679955029069-iLFEr9qy2n.png?width=1200)
投資先数は前月末比 1増の61社。
業種別のトップ5のメンバー、前月末から変化ありません。
投資行動については
引き続き既保有銘柄の買い増しとともに、株価が上昇し割安感が薄れた銘柄、当初の投資仮説から実態が 乖離したと判断した銘柄の売却を行っています。また、先行費用の増加やヒット作品のピークアウトなどから株価低迷が続いているものの、 再成⻑に向けた事業展開が期待されるサービス企業などに新規投資を行いました。
新規投資の部分で サービス企業など
と表現されています。とすると、新規投資は2社以上? 一方で投資先は1増だから全売却が1社はあった?
シンプルに「x社に新規投資、y社を全売却」と明瞭に示してもらえると嬉しいです。
上位10社です。
![](https://assets.st-note.com/img/1679955107451-Xjk1FTQhUy.png)
前月末との比較では1社、入れ替わっています。アウトソーシングさんが上位10社に。僕の記憶が確かならば上位10社に初登場では。
表の右端の列は今月からTOPIXに変更しました。
先月までの右端の列、RN のデータ基のETFが上場廃止となったことによるものです。
https://nextfunds.jp/data/2023/td_230207a.pdf
今月のレポートでは投資先の 前田工繊 さんが詳しく紹介されています。こちらもぜひご覧ください。
受益権総口数の推移
対話の力
![](https://assets.st-note.com/img/1679955358306-m7FrgmDgFC.png)
2023年2月は前月末比で受益権総口数が減少、ファンドからの資金純流出となりました。3ヶ月連続です。次回は流入に戻ってくれるのを期待です。
華咲く中小型
![](https://assets.st-note.com/img/1679955396468-rBFm2BH4bL.png)
こちらは前月に続いて大きな動き。前月末比で受益権総口数増加=ファンドからの資金純流入です。2022年12月まで53ヶ月連続で資金純流出だったのが、一転、1月、2月は11億口以上の増加。
この流れが続いていくのか、気になるところです。
パフォーマンス
対話の力
ローリングリターン を見てみましょう。
5年です。
![](https://assets.st-note.com/img/1679955483408-J70i7qPs8k.png?width=1200)
2018年2月末〜2023年2月末、この5年の保有で +21% となりました。
華咲く中小型
5年です。こちらは年率換算しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1679955541508-BTjtWXH6QA.png?width=1200)
2018年2月末〜2023年2月末の5年間は、年率3.8%でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1679955583050-0a1jo7EjTk.png?width=1200)
ここまでのデータ期間数は134。マイナスになった期間は12です。最後にマイナスになったのは2007年12月末〜2017年12月末、以来、5年保有してマイナスになった期間はありません。
中央値は15.4%(前回 15.6%)となっています。
10年です。
![](https://assets.st-note.com/img/1679955620298-GyT16jNq5l.png?width=1200)
2013年2月末〜2023年2月末の10年間は、年率15.0%でした。2013年2月末に投資された元本は10年後、4.04倍(分配金は課税されずに再投資を想定)となりました。データの数は74。中央値は年率18.4%です。
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