コムジェストさんの月次レポートを読む! #10 (2022年2月末)
コムジェスト・アセットマネジメントさんがファンド運営に携わっている3つの #アクティブファンド の月次レポートを読んでみる
コムジェストさんの月次レポートを読む!
前回はこちら。
3つのファンドとは
ニッセイ/コムジェスト新興国成長株ファンド(資産成長型)【愛称:エマージング・セレクト(成長)】
ESGフォーカス コムジェスト・クオリティグロース・日本株式ファンド
ESGフォーカス コムジェスト・クオリティグロース・世界株式ファンド
3つのファンドの投資先の選別、投資判断を行なっているのが
コムジェスト・アセットマネジメント さんです。
日本株式ファンドと世界株式ファンドでは、毎月、投資先を2社ずつ紹介するレポートを発信しています。3月に発信されたレポートで紹介された4社から、今回は、日本株式ファンドの投資先、オリックスをちょっぴり眺めてみます。
オリックス
レポートから です。
業績推移です。
2019年3月期以降、減収基調のように見えますが、2011年3月期から10年で営業収益は2.4倍、営業利益は3.4倍と素晴らしい結果を残していますね。
営業キャッシュフローが1兆円を超えています。このサイズ、増加の仕方もなかなかのものですね(エラそう)。
決算説明資料から です。
どのように資本配分されているか、どのように収益が得られているか、が分かりますね。海外向けは資産の3割ながら利益では半分近くを占めている。海外でより効率の良い、付加価値高い事業をおこなっているのを感じます。
ESGに関しては、レポートは以下のように述べています。
情報開示全般の更なる改善 を期待している、とのこと。
ちなみに、日本株式ファンドがアマゾンへの投資を始めたのは2021年1-3月期です(こちら)。
ニッセイ/コムジェスト新興国成長株ファンド(資産成長型)【愛称:エマージング・セレクト(成長)】
2017年10月に設定されたファンドです。
主に新興国の会社に投資しています。
純資産総額、受益権総口数の推移です。
2022年2月は前月末比で受益権総口数が増加、ファンドへの資金純流入となりました。2ヶ月連続です。
投資先の概況はこんな推移となっています。
投資先は前月末から1減、36社。
ファンドでの比率 上位10社です。
前月末との比較では異動ありません。
1年前、2021年2月末との比較では7社が入れ替わっています。
パフォーマンス。3年リターンの推移。新興国株式のインデックスファンドと比較してみました。
ここまで0勝17敗となっています。
ファンドの月次レポートです。
ESGフォーカス コムジェスト・クオリティグロース・日本株式ファンド
2021年3月に設定されたファンドです。
日本の会社が主な投資対象です。
純資産総額・受益権総口数です。
2022年2月は前月末比で受益権総口数が増加、ファンドへの資金順流入となりました。6ヶ月ぶりの資金純流入です。
投資先の業種別推移です。
2022年2月末の投資先は前月末から増減なく、42社。
上位10社です。
2022年2月末では、前月末から2社入れ替わり。
組入期はマザーファンドの決算期です。2021年12月の決算期が「6」です。
今回のトップ2社は第6期の組入です。オリックスは2021年1-3月期(こちら)、第一生命ホールディングスは2021年4-6月期(こちら) 。
ESGフォーカス コムジェスト・クオリティグロース・世界株式ファンド
2021年3月に設定されたファンドです。
世界中(日本含む)の会社に投資するファンドです。
純資産総額・受益権総口数です。
こちらは前月末比で受益権総口数が減少、ファンドからの資金純流出となりました。3ヶ月ぶりの資金純流出です。
投資先の推移です。販売用資料を参考にしました。
2022年2月末、投資先は前月末から1増、37社に。
素材が順位を上げました。
上位10社です。
2022年2月末、前月末から1社入れ替わっています。2020年12月末からは3社入れ替わっています。
上位10社に入っていない3社がコメントで登場していました。
投資先紹介は、
日本株式ファンドから オリックス、ソニーグループ
世界株式ファンドから Verisk Analytics、貴州茅台酒が紹介されています。
3つのファンドの投資先の会社を眺めていると好奇心が刺激されます。
来月も楽しみです。
日本株式ファンドの第1期 運用報告書を眺めてみました。
有料ですが、ご興味あれば。
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