
スパークス・アセット・マネジメントの月次レポートを読んで #42(2023年10月末)
スパークス・アセット・マネジメントさんの運営するファンドの月次レポートを読んでみる定点観測です。
スパークスさんのnote
スパークスさんのnote、更新されてます。
企業と株主が同じ船に乗った仲間であると認識し、適切にリスクテイクを行うことで、失われたと言われて久しい日本のアニマルスピリットが戻ってくる
社外取締役にはより大きな可能性があるし、それをどれだけ引き出せるか、は個々の会社の違いになっていくのでしょうね。
スパークスさんのnoteでの発信、楽しみにしています。
スパークス・ジャパン・オープン (愛称:キョウソウの架け橋)
2023年10月末基準の月次レポートでは、投資先の #東洋炭素 さんが詳しく紹介されています。
東洋炭素は特殊黑鉛製品で世界シェア約3割を誇るトップメーカーで、シリコンウェハ製造設備や半導体製造装置向けなど、高機能 分野に特化した製品を手掛けています。製造工程を内製化していることから、高品質な製品を安定的に供給できる点に強みがあります。
レポート全文 をぜひご覧ください。
東洋炭素さんのIRページです。
スパークス・ジャパン・スモール・キャップ・ファンド (愛称:ライジング・サン)
月次レポートでは、新規投資開始の #トライト さんが紹介されています。
同社は主に医療及び福祉の領域における人材紹介会社です。介 護職員、保育士、看護師などを募集する施設に求職者を紹介し、その人材が職に就くことで報酬が発生するビジネスモデルです。同社の 市場シェアは介護職員、保育士領域でトップ、看護師領域で2位と強いポジションを築いています。
詳しくは レポート全文 をご覧ください。
トライトさんのIRページです。
スパークス・企業価値創造日本株ファンド
月次レポートでは 前回に続き、投資先の #全国保証 さんが詳しく紹介されています。
全国保証は、国内唯一の独立系住宅ローン保証会社です。住宅ローン保証事業とは、住宅ローンの借入人から保証料等をもらう代わりに、連帯保証人となる事業を言います。住宅ローンの借入人が返済を出来なくなった場合、保証会社である同社が金融機関に住宅 ローンを弁済し、金融機関に代わって借入人から住宅ローンを回収する、もしくは住宅ローンの担保物件(住宅・土地等)を売却して弁 済資金を回収する事業モデルです。
このファンドの提示している概念が #パートナー株主 です。
当ファンドは企業オーナーとして短期業績や株価変動に惑わされない⻑期保有を前提としています。投資先企業と共に企業価値向上 を目指すとの考えから、短期的に株式を売買する投資家と区別する為、「パートナー株主」との文言を使用しています。
今回のレポートでは次のように述べられています。
同社の株価は、企業の実態価値を反映できていないと思われます。課題は主に2点あり、①事業の安全性に対する理解を株式 市場から十分に得られていないこと、②成⻑投資や株主還元といった資本政策に大きな改善余地があること、であると当ファンドでは考えています。これらの課題についてスパークスはこれまで⻘木社⻑と何度も面談を実施し、議論を重ねてきました。
対話、議論から何が生まれているのか、レポート全文 をご覧ください。
全国保証さんのIRページです。
スパークス・新・国際優良日本アジア株ファンド(愛称:日本アジア厳選投資)
2023年10月末の上位10社です。

前月末です。

投資先は2社減の30社となっています。
上位10社は2社、入れ替わっています。#INPEX さん、HYBEが上位10社に。
1年前の上位10社です。

6社が入れ替わっていますね。
月次レポートのテーマは「原油」具体的な事例からの考察、インサイトが示されています。
当ファンドは以前から石油開発・生産関連銘柄を直接組み入れ、さらに総合商社を通じて幅広いコモディティへの投資も行ってい ます。地政学的情勢がきわめて複雑化している状況下において、アジアは言うまでもなく原油の純輸入国なので、こうしたコモディティ 関連企業の一部に割安なバリュエーションで投資することは、当ファンドにとってきわめて魅力的なヘッジ手法になると考えます。
レポート全文 をご覧ください。
Webサイト内の新しい機能
ここから先は
チップを頂いた際は、TableforKidsへの寄付に使わせていただきます。 https://tfk.yumeshokunin.org/