スパークス『厳選投資』ウオッチ #93 (2023年2月末)
アクティブファンド『厳選投資』を毎月買付けています。
『厳選投資』は、スパークス・新・国際優良日本株ファンド
の愛称です。
毎月、定点観測を続けています。今回が93回目です。
スタートして8年目に入ってます。
月次レポートのメインは!
2023年3月期、第三四半期の決算で目立った業績となったオリックスさんが詳しく紹介されています。
ご興味をお持ちになった方は月次レポート本文をご覧ください。
数字・データを定点観測
ポートフォリオ、上位5社の顔ぶれ
月次レポート からです。
2023年2月末です。
前月末です。
投資先は5減、24社です。
上位5社のメンバーに変動はありません。
業種別の推移です。
1年前と見比べると、投資先は8社増えています。上述のとおり、この1ヶ月で5社減っています。どこまで絞り込まれるかが注目されます。
3年前と見比べると、電気機器、卸売業はトップ5をキープしていますが、化学、情報・通信業、医薬品は圏外に。
5年前と見比べると、電気機器、卸売業、精密機器はトップ5ですが、化学、情報・通信業が圏外となっています。
純資産総額・受益権総口数
『厳選投資』は2008年3月に設定されていますが、あまり昔を振り返っても仕方ないので、起点を2014年6月とします。
2月は前月末比で0.9億口減少、ファンドからの資金純流出となりました。
25ヶ月ぶりの資金純流出です。
2023年の注目は、月末ベースで過去最高の口数(2019年3月末 374億口)を超えるかと前回書きましたが、心配をする必要があるかもしれません。
上表の通り、数ヶ月(大きな)増加が続いた後に、数ヶ月連続で減少=ファンドからの資金純流出ということが何度も見られるからです。
次回が大いに注目されます。最新の状況です。
3月8日時点の受益権総口数は358.3億口。2月末から1億口近く減ってます。
切ない。
パフォーマンス(ローリングリターン/5年・10年)
パフォーマンスです。
5年間保有のデータ期間数は120。うちマイナス発生はゼロです。
最大値 30.0%(年率):2012年5月末〜2017年5月末、
最小値 3.8%(年率):2017年12月末〜2022年12月末、
120個の期間の中央値 16.2%(年率)となっています。5年保有していたら、半分くらいの確率で投資額が約2.11倍になるような感じです。
10年リターンの推移です。
こちらはデータ期間数が60個です。
ご覧の通り、最小値が2010年3月末〜2020年3月末の12.6%(年率)です。最小値のケースでも10年保有していたら投資額の2.2倍以上になっていたことになります。中央値は16.5%(年率)、4.62倍です。
1年リターンの直近60ヶ月平均を追いかけてみます。2018年3月から2023年2月の60ヶ月の平均は7.9%となっています。前回から▲0.3%です。
国内株式の代表的な株価指数に連動するETFと比べてみるとこんな感じです。
つみたてシミュレーション
続いて、つみたてシミュレーション です。
ファンドの設定以来、毎月末に10,000円ずつコツコツ買い付け続けたら2023年1月末にどうなっているか、その行動を開始した月によってどのように違いが出るかを試算したものです。このシミュレーションの起点は2008年3月末とします。
このファンドの定点観測、バックナンバーは以下からご覧ください。
こちらの動画。ファンドの特徴が詳しく説明されています。
スパークスさんのnoteもぜひご覧ください!
先日つくった記事です。『厳選投資』を知りたい方、ご検討ください。
コツコツ投資の実際、投資先をちょこっと眺めてみた、
ほかは 有料パートとなります。
ご了承くださいませ。
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