ウエルスアドバイザーの「国内株式型」分類、運用歴10年以上のファンド (2023年3月末) #78
2016年10月末基準から続けている、この定点観測。2022年3月から #note に引っ越しました。前回の記事です。
今回が78回目。7年目に突入しています!
モーニングスターウエルスアドバイザーさんのカテゴリーで「国内株式型」とされている、運用実績10年超のファンド。そのパフォーマンスのデータをこれまで6年以上、定点観測してきました。
どんな方法、どんな枠組で定点観測しているか、はこちらをご覧ください。
モーニングスター「国内株式型」
運用実績 10年超のファンド
この詳細条件の選択で抽出した結果が以下です。
「国内株式型」で運用実績のあるファンドは352本です。
前回 の定点観測からの2減です。
カテゴリーを「選択なし」にすると、実績10年超のファンドは1,808本でしたので約2割弱を「国内株式型」が占めています。
1年リターン、3年リターン、5年リターン、10年リターンそれぞれで順位を出す。毎月本数が変わるので、順位のパーセンタイルを出す。
1年リターン、3年リターン、5年リターン、10年リターンの順位パーセンタイルのAverageが低いファンドが「エライ」ということで順位をつけよう。
この方式で78回続けてきました。初回は2016年10月末でした。6年前。
2023年3月末基準のトップ20
トップは、
(NEXT FUNDS)商社・卸売上場投信 『愛称:NF・商社・卸売(TPX17)ETF』
でした。
2018年3月末基準で初登場したこのファンド。初登場は137位。2018年12月末基準で初のトップ20入り(16位)。その後200位台に沈む時期もありましたが2022年1月末基準以来、トップ20を継続。2022年12月末基準に続いて2度目のトップ獲得です。
2023年3月末のポートフォリオはこんな感じになっているようです。
トップ20に戻りましょう。
前回トップの 日本株厳選ファンド・アジア3通貨コース は2位
通貨選択型や業種別ETFを除くと最高の順位になったのが
でした。
トップ20のうち
「大型」 が 10本、「中型」が8本、「小型」が2本 となっています。
2023年2月末基準のトップ20は
「大型」 が 11本、「中型」が5本、「小型」が4本
でした。
前回のトップ20です。
ちなみに、
【 日経225連動型上場投資信託 】はAverage 31.18%で 55位(←95位)、
【 TOPIX連動型上場投資信託 】はAverage 41.48%で 124位(←104位)
となっています。
運用実績 20年超のファンド
運用実績が20年を超える「国内株式型」ファンドは
前回から増減なしです。
20年超のファンドの全体(10年超の353本)での順位のトップ10です。
10年超でトップ20のファンドのうち、8本が20年超の実績を持っていることになります。
【 日経225連動型上場投資信託 】は 23位/192
【 TOPIX連動型上場投資信託 】は 56位/192
となっています。
2023年3月末 50位まで (10年超)
21位から50位まで、です。
最初にご紹介した通り、運用実績10年超のファンドは352本ですから、50位でも上位14%以内です。まずまず立派な成績です。
加えて、この352本の中にはインデックスファンドが92本含まれています。その一大集団が真ん中あたりに集中しています。ですから、良い成績のファンドはより良い順位、悪い成績のファンドはより悪い順位になるものと考えています。
前回比 順位変動が大きかったファンド
順位を最も大きく上げたのが
でした。2023年2月末 303位から207位へ順位を上げました。
順位を落とした方です。
順位を最も大きく下げたのが
(NEXT FUNDS)金融(除く銀行)上場投信 『愛称:NF・金融(TPX17)ETF』
2023年2月末 16位から148位へ順位を落としました。
過去78回のデータから
過去の78回での平均順位のトップ30というのをお示ししてみます。
78回すべてで定点観測の対象となっていたファンドは240本ありました。
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