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スパークス・アセット・マネジメントの月次レポートを読んで #31 (2022年11月末版)

スパークス・アセット・マネジメントさんの運営するファンドの月次レポートを読んでみる定点観測です。

スパークスさんのnoteの記事です。

このように毎月の月次レポートをまとめた記事をつくられているところから、月次レポートに取り組まれている姿勢の一端が感じられます。

高く評価したい(なんて言うのはエラそうでイヤですが)のは、その継続性です。

2021年3月末基準の月次レポートから 21ヶ月連続 で発信を続けられています。
これからも続けてほしい、切に期待しています。

スパークスさんの月次レポートで素晴らしいと思える理由。
ファンドそれぞれの報告、発信から「ここをもっと自分で調べてみたいな」と感じさせてくれる”学び”のきっかけがあるから、です。

各ファンドの投資先の会社を紹介している箇所を重点的にピックアップされていますが、その説明の中で株価(市場の評価、価格)についてのコメントが非常に少ないのも極めて大きな特徴です。投資先の会社の「企業価値」の観点で説明されています。

企業価値を探究する、探究しているファンド だと感じます。

この姿勢に関心を寄せ、支持する投資家が一人でもふえて欲しいと願っています。

スパークス・ジャパン・オープン (愛称:キョウソウの架け橋)

2022年11月末基準の月次レポートでは、投資先の「ファーストリテイリング」さんについて、平和への貢献活動 という観点で詳しく説明されています。

ファーストリテイリングの代表取締役会⻑兼社⻑の柳井氏は2020年以降、決算説明会において国家間対立への懸念と平和への思 いについて言及することが増えました。

投資家向けの説明会において、ときにはプレゼンテーションの約半分の時間を使っ て平和についての考えを述べていることから、経営トップ自らが「平和」を自社の発展に欠かすことのできない要素と考えていること、及びそ のことを投資家に理解してもらおうという強い意志が感じ取れます。

大変お恥ずかしい話ですが、このような事実を僕はこのレポートを読むまで認識していませんでした。

レポート をぜひご覧ください。

スパークス・ジャパン・スモール・キャップ・ファンド (愛称:ライジング・サン)

投資先の #トリケミカル研究所  さんが紹介されています。

スパークス・少数精鋭・日本株ファンド

投資先の #全国保証  さんが紹介されています。

全国保証さんで思い起こされたのが、まるのんさんの株主総会のレポート。

ファンドの評価は

当ファンドでも、短期的な住宅市場の変調や、貸し倒れの増加は否定できないと考えています。しかし同時に、同社には厳しい環境 に耐えられる財務力があり、中⻑期的に市場シェア拡大による高い成⻑があると判断しています。

とのこと。金利上昇等の色々なリスク要素がありますので注目ですね。


次回も気合の入ったレポートを読めたらいいな。期待しています!

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