マガジン【絶対アカン!(と思う)アクティブファンドの選び方】をつくりました
突然ですが、お尋ねします。
不平不満ばっかり口にする選手、
責任を選手になすりつける監督・コーチ、
受け身なビジネススタッフ、
特定の選手を名指しでボロクソに貶すファン。
こんなチームが、もし仮にあったとしたら、果たして強くなれるでしょうか。素晴らしい結果を残すことができるでしょうか。
岡田さんは
「批判が成長のきっかけ」と仰っています。これ、確かにその通り!って思います。でも、岡田さんのように考えられるメンバーが上記のようなチームの中に居るだろうか、とも思います。
岡田さん的なメンバーがまるっきり居ないから、愛想を尽かして去っていくから、グダグダなチームになってしまうのでは?
なぜ、この話題から始めるのか。その理由。
アクティブファンドってチームプレーだから
です。
パッシブ運用、インデックスファンドに、チームプレーの要素は非常に少ないと思います。チームの構成員が増えて残高が増えると、フィーを減らす余地が増える、結果、パフォーマンスが改善するということは考えられますが、どう逆立ちしたところでパフォーマンスはベンチマークのごくごく近傍で落ち着きます。ベンチマークを大きく上回る(下回る)パフォーマンスはあり得ません。
一方のアクティブファンド。そのパフォーマンスに影響を与えるのは、投資先を選別する、投資判断するファンドマネジャーだけではありません。
というのも、投資するぞ!って決定した株式を買い付けるお金は、投資家・ファンド受益者から託されたものだから、です。すなわち、受益者からお金が託されていなければ「投資するぞ!」て決めたところで投資できないのです。
投資家・ファンド受益者が、実は、非常に大きな役割を担っています。
株価が下がってマネジャーが「もっとあの会社に投資したい」と決定しても、株価が下がってファンドからお金を引き上げる、解約を申し入れる受益者が多ければ、その投資は叶いません。むしろ、下がった株価で保有している株式を売却して解約のための資金手当をする必要が出てくるのです。
アクティブファンドは、ファンドマネジャー、ファンド受益者が「同じ船」に乗っている、「同じチーム」に属している、この比喩を「ああ、なるほどね」とご理解いただけるのではないでしょうか。
こう考えてみると、どんな投資家をファンドに連れてくるか、という意味において、アクティブファンドを販売する会社も、大きな責任があります。
「同じ船」「同じチーム」の一員です。販売会社の皆さんも、ファンドのフィーの一部を受け取っていますからね。
つまり、ですね。目指すところ、どんな旅をこれから進めたいか、そのファンドがどんな投資を行っていきたいか、そうした考え方が異なる、違っている人たち、あるいは、そうした考え方に何ら関心のない人たちが、そのファンドを保有する、買い付けること、これは「船」「チーム」にとってのミスマッチ、もっと言うと、不幸な出来事とさえ言えるのです。
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