投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2021 に投票したファンド
先日発表された
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2021
僕の投票内容を以下で述べます。
今回は3本のファンドに投票しました。
スパークス・ジャパン・オープン
投票した最大の理由は、情報発信が1年前に比べて大きく充実、変化したところです。
昨年11月末基準の月次レポートです。
https://www.sparx.co.jp/mutual/uploads/pdf/jpo_202011.pdf
相対的に詳細な報告と評価できた水準の発信ですが、「活動紹介」は1ページ分でした。
2021年10月末基準の月次レポートです。
https://www.sparx.co.jp/mutual/uploads/pdf/jpo_202110.pdf
活動紹介は2.5ページ分に大幅増量されています。さらに、運用担当の清水さんがnoteでも同じ内容を発信されています。
月次レポートには無い図表等もnoteの記事には付されています。
このレポート、述べられているのは受益者の為に為した行動、活動です。これがとても大事だと僕は考えています。
市況の説明、今後の運用方針が重要では無いとは言いませんが、それよりもポートフォリオをマネージするうえでファンドのチームが何を行ったのか、どんな調査・分析、どんな対話を為したのか、ここにアクティブファンドの役割、機能があると考えるからです。この内容をきちんと示す、説明するのがマネジャーの責任でしょう。その意味で、その責任をよりしっかりと果たそうとする姿勢に、1年前と比較して、変化を感じました。
Youtubeでの発信にも挑戦されています。
2本目はこのファンドです。
モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン(為替ヘッジなし)
このファンドを選んだ理由も1年前からの「変化」です。情報発信の質が上がったと感じたからです。
https://www.am.mufg.jp/text/148091s_210930_2.pdf
https://www.am.mufg.jp/text/148091s_211028.pdf
https://www.am.mufg.jp/text/148091s_211118.pdf
ファンドの投資先3社について、その投資判断の基になった考え方が、同じ枠組みを用いて、具体的に、簡潔に述べられている点が素晴らしいと感じました。
この種の発信は1年前には見当たりません。「変化」を感じました。
市況、投資先の株価中心の発信において、エンゲージメントの意義を述べているところにも好感を持ちました。
こうした発信が継続するかは分かりませんが、この1年の姿勢の「変化」を評価して投票しました。
もうすぐ10周年だそうです。
情報発信の質、量をさらに高めてくれるといいですね。
3本目はこのファンドです。
結い 2101
投票した理由はこのイベントです。
アクティブファンドの役割として、対話・エンゲージメントが非常に大事になってくると考えています。
その点で、投資先と投信会社とのコミュニケーション、距離感は大事になってきます。投資先と投信会社との関係をファンド受益者がイメージする材料を、このIRオープン面談は提供してくれるのでは無いか、と考えました。
この種の発信が今後増えることを期待、というのが投票理由となります。
投票の結果、#結い2101 が12位に選出されていました!
13位の #ひふみ投信 、15位の #おおぶね も毎月買い増しているアクティブ投信です。
イベントに関係された皆さんに感謝です。
投資行動や投資先の詳解で「うわぁ、スゴいなぁ」と唸らされる月次レポートを発信してくれるアクティブファンドが増えることを期待しています!
サポート頂いた際は、TableforKidsへの寄付に使わせていただきます。 https://note.com/renny/n/n944cba12dcf5