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スパークス・アセット・マネジメントの月次レポートを読んで #50(2024年6月末)

スパークス・アセット・マネジメントさんの運営するファンドの月次レポートを読んでみる定点観測です。


スパークス・ジャパン・オープン (愛称:キョウソウの架け橋)

2024年6月末基準の月次レポートでは、投資先の サイゼリヤ さんが詳しく紹介されています。

当ファンドでは、日本事業の収益性改善、中国事業の拡大に期待し、同社に投資しております。

同社の情報開示は限定的で、上記の日本と中国の収益性の差への考え方が明示されていません。中長期の成長戦略等の開示を通じ、株式市場からの懸念が解消すれば

ファンド紹介ページの運用コメントをぜひご覧ください。

サイゼリヤさんのIRページです。

IRページ、確かに淡白な感じですね。

スパークス・ジャパン・スモール・キャップ・ファンド (愛称:ライジング・サン)

2024年6月末基準の月次レポートでは、 カヤバ さんが紹介されています。

同社は1948年に設⽴された油圧機器の世界的な⼤⼿メーカーです。世界中で走っている自動車の約20%にはカヤバのショックアブソーバが使われており、同社の製品は世界で第2位のシェアを占めています。

詳しくはファンド紹介ページの運用コメントをぜひご覧ください。

カヤバさんのIRページです。

スパークス・企業価値創造日本株ファンド

月次レポートでは 投資先の 森永製菓 さんが詳しく紹介されています。

当ファンドが注目しているのは、MORINAGAブランドの海外での成長です。特に米国では「HI-CHEW(ハイチュウ)」の売上が著しい成長をみせています。メジャーリーガーの間でHI-CHEWブームが起こったことをきっかけに、ソフトな食感とフルーツのおいしさを合わせた商品特性が評判となり、米国小売大手ウォールマート等も取り扱うようになりました。2024年3月期の米国売上高はHI-CHEW以外の商品も含め191億円に達し、足元も順調に成長が続いています。先日発表された新中期経営計画の中で、HI-CHEWの更なる拡大とともに米国版inゼリーである「Chargel(チャージェル)」の導入促進が打ち出されました。

このファンドの提示している概念が #パートナー株主 です。

森永製菓さんの評価、対話内容等は、2024年6月のレポート全文をご覧ください。

森永製菓さんのIRページです。

スパークス・新・国際優良日本アジア株ファンド(愛称:日本アジア厳選投資)

2024年6月末の上位10社です。

2024年6月末

前月末です。

2024年5月末

投資先は4社減の38社となっています。

上位10社は1社、入れ替わっています。

1年前の上位10社です。

2023年6月末

8社が入れ替わっていますね。

月次レポート、今回も非常に興味深い内容です。

当ファンドが志向するのは、様々な消費財の中でも、人々が果てしなく追い求め、それに対する支出額が収入の増加に応じて継続的に増えていくような商品カテゴリーです。例えば乳製品について考えると、収入が増えたからといって乳製品に対する支出額を一定額以上に増やすことはおそらくないでしょう。つまり、乳製品という商品カテゴリーは支出額の上限が比較的低いということになります。一方、当ファンドがとりわけ注目している商品カテゴリーは旅行と美容です。

レポート全文をぜひご覧ください。

この記事でご紹介したファンド、実は僕は1口も保有していません。保有していない投資家にも、中身のある内容の濃い月次レポートが読めるのは大変ありがたいと感じます。

スパークス・アセット・マネジメントの皆さん、ありがとうございます!


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