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【年少者と年長者の助け方】

怒涛の一週間でしたが、人知れず家に籠もって(バリカンで手を滑らせてもみあげがハゲたので)課題をやっていたのですが、無事終了しました。皆さんの応援の声、しかとデンマークまで届いていました。ありがとうございます。


今は21時半頃。あとで論文を読み直して提出しようと思うのですが、お腹がすいたので、久々にマックを食べようかと思ってWolt(フィンランド発のUberEats的なやつ)で注文しました。キノコが入ったバーガーがYouTubeのCMで流れてきて、気になっていたんですよね。

というわけで、キノコバーガーが到着する前の束の間にこのブログを書いてしまおうというわけです。マックから比較的近くに住んでいるの、到着まで地獄的に時間がありません。


というわけで早速。

僕は福祉系を大学院でかじっていて、修士論文は「高齢者施設のデジタル化」について研究する予定です(これから!)。そんな一方で、僕は大学院生にしてはだいぶ奇行種だという自負がありまして、生活の軸が大学院になかったりします。去年は「北欧情報メディアNorr」というサイトを友達と立ち上げて、記事をひたすらに書きまくっていました。授業の記憶はございません。

今年はひと段落つけて(が、まもなくNorrをさらに大きくする動きに出ます!そのうちブログで書きます)、今年の下半期より絵を書き始めました。絵本っぽいものを作ろうと企んでいるわけなんですね。正確には絵本というツールを通じて、北欧で学んだこと・日本が少しでも上を向くようなことを物語に乗せてお届けしちゃおうと思ったわけです。文字よりもビジュアルで訴えた方が良いと判断しました。

そんなわけで、年長者(修士論文)と年少者(絵本)というなんとも正反対の生き物にアプローチをしようとしています。


、、あ、バーガーが届いたようです。汗汗


(ひとまずバーガーはフルシカトして)それでせっかくならどっちにもアプローチできたら良いなと考えているのですが、僕の小さい脳みそではなかなか思いつきません。

それでもめげない僕は必死に考えて、とある案を思いつきました。年長者が年少者を支援できる仕組みを作ればいいのだと!

高齢社会の1番の問題点は、「高齢者が増えること」ではなく「増えてしまった社会が保守的になる」という構図だと思っています。社会が成熟すればするほど、子供を持つ理由はなくなる(乱暴な言い方ですいません。農作業していた頃は単純に労働力として子供を沢山作ったという背景のお話をしています)ので、どの国も高齢化が進んでいます。

高齢者の割合が増えるとどうなるかというと、政策が高齢者に向けたものになりがちです。シルバーデモクラシーというやつですね。議員は選挙で当選しなきゃいけないので高齢者という有権者たちに甘い蜜を吸わせます。そして、さらに日本には古くからの慣習が今も根強く、年功序列という階層社会が存在します。

上を変えるしか抜本的な変革が起こせないという地獄絵図がすでに完成しています。これにより、旧態依然としてハンコに拘ったり、研究予算を削減してしまったりします。仕事の効率が遅延する上に、優秀な研究者は海外に行きます(学費無料で修士を取ろうとしている僕みたく)。どんどん子供達の未来が曇っていきます。

簡単にいうと、国の1番の資本である人を自殺的に削減しているということだと思います。


こうしたことは少し考えればわかることなのですが、人の思考を変えるのはなかなか難しくて、それは年を重ねるごとに鈍化する傾向にあるとどっかの大学の研究で明らかになっていると思います(真偽は不明)。

つまり、「子供に投資しろ!」と泣き叫ぶのは多分賢い攻め方ではなくて、年長者にもウィン(利益)があるように設計することが必要だと思うんですね。おじちゃんも人間なので、自分が快適な暮らしをしたいと思うのも極々自然なことです。

そんなわけで思考を変えるのは無理そうで、それでも子供たちに投資する思索・施策・試作が必要です。僕は、絵本の売り上げの数%が高齢者施設の運営に回るようにする(出版社を通すのかなどは考え中)、を考えました。

これから作るであろう(お話を構想中・絵の練習中)絵本は必ずしも子供向けに作るわけではないのですが、きっと子供向けと認識されます。となれば、予め「この絵本の売り上げの3%は高齢者施設の運営に使われます」と告知しておけば、孫ができたおじいちゃんはこの絵本を書います。買うと、自分にもメリットがあるので。そして、それが売れれば売れるほど、僕も嬉しいという三方良しの理想型が完成します。問題はおじちゃんに絵本の存在を知らせること、ここが最大の難所です。

売れても高齢者への還元は本当に雀の涙ほどにしかならないかと思います。「絵本の売り上げ3%は高齢者施設の運営に使われます」などと聞いて、「えーっ」と思われた方もいるかも知れません。多分正しいです。

絵本なんて5000部売れてヒットの市場で、パイが小さいので。しかも売り上げの3%なんてお小遣いみたいな額にしかなりません。


ただ、僕がポイントだと思うのは考え方で、年長者が得したと感じられる仕掛けを作ることが大事なはずです。今回、僕は絵本を例に考えましたが、それは必ずしも絵本である必要はなく、車でも旅行でも良いかも知れません。

思考のパラダイムを変えるデザインが、まず必要だと考えるのは僕だけでしょうか。


そろそろ、ポテトがシナシナになりそうなので、この辺で。
いただきます。


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まつきれん
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