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【デンマークに来て感じる一番の変化】

去年の8月よりノルウェーの大学院に進学して、プログラムの関係で今年の8月よりデンマークに移動しました。一年間のノルウェーの生活と比較して、これまでのデンマークの2ヶ月はどう違うのか、最近よく考えます。

というか、昨年の今と比較して今はどうなのか(前に進んでいるのか)を考えることが多いので、自然と比較するようになりました。

一番の変化といえば、「時間の使い方」です。


▼ノルウェーでの過ごし方

ーー学業

昨年のノルウェーでの生活にて、僕は大きく2つのことに時間を使っていました。「学業」と「Norr」です。「学業」は言わずもがなのことで、大学院生として在住しているので、本業は勉強することです。北欧の大学院ということもあって、そこまで忙しくなかったというのが正直なところです。

多くの方がイメージしている海外大学院の毎夜毎夜遅くまで図書館に籠もってリーディングをやる、みたいなことは基本的にありませんでした。それはおそらく英語圏での話なのかなぁと思います(もちろん、北欧でもカリカリやるプログラムもありますし、授業が忙しくなくともカリカリ勉強する人はいます)。

セメスターごとに大きな課題が3つほどあったので、まる1ヶ月くらいはそれに時間を使っていました。プレゼンもボチボチあるかなという程度で、やっぱり今思い返しても全く忙しくなかったです。


ーーNorr

それから次にもう1つ、「Norr」について。Norr(ノル)とは、僕が友人んと2019年4月に開設したサイトのことで、正式には「北欧情報メディアNorr」と言います。

北欧に関する多種多様な情報を発信する場として位置付けていて、基本的には記事を書くことが活動の中心です。

先述の「学業」に加えて、ほとんどの時間を「Norr」に充てていました。去年春に立ち上げたばかりだったので、早期に”サイトっぽく”しなきゃと焦っていた自分がいて、狂ったように記事を書いていました。

秋口からなぜか「今年中に100記事書く!」と公言していたもんですから、なおさら記事寄稿に強制性が生まれます。なので、何か目標を立てるときはそれを周りに宣言しておくと良いと思います。成功確率がグッと上がると思います。

100記事書くというのはなかなか以上で、2019年4月に開設したとしても、本格的に動かし出したのは6月から。そこから換算して12月までで100記事なので、書くペースがなかなか異常だったんですね。ちょうど一年ほど前が一番狂っていて、確か10月は27記事書いていました。
#ほぼ毎日じゃん

「僕、頑張ったよ」と伝えたい訳では何のですが、結構大変だったんですよね。記事を書くと言ってもnoteで書いているようなブログではなく、あくまでも「北欧情報メディア」として書いている訳ですから情報の出典や信憑性などにはとりわけ気を使いました。「この情報は信用できるのか、、?」ということを毎回やる必要がありました。

だいぶ早くて1つ記事を書き終えるのに、3時間と言ったところです。

ここからがポイントなのですが、毎日のように最低3時間記事に費やしていたということは何かしらを削る必要があるということです。選んだ訳ではないのですが、必然的に「友達との時間」が消えました。

そりゃそうです。友達の家で飲もうものなら痛いくらいに時間が消費されるので、人とのあまり交流がなかったです。授業が終わってもすぐ帰って記事の続きに取り掛かる、と言った感じの毎日でした。


そんな感じで基本的にノルウェーではバタバタしている毎日を過ごしていました。



▼デンマークでの過ごし方

デンマークに来ても本業は「学業」なので、やることは変わりません。変わっといえばクラスが1.2倍増しくらいにキツくなったくらいですね。特に今期はグループワークが多いので、どうしても削れない時間というのが出てきます。
#そもそも学業の時間を削っちゃダメだろ

そして、ノルウェーで大半の時間を費やしていたNorrはどうなったかというと、ほとんど時間を割いていません。去年は”サイトっぽく”見えるためにカリカリやり込むことが必要でした。

今は記事数よりも記事の質に重きを置くようにしたり、必要とされているであろうことを書いていたので、例えば、世間のニーズに迎合するようなことは基本的になくなりました。


ーー友達との時間

代わりに入り込んできたのが、「友達との時間」です。どういうわけか、デンマークに来てから友達と一緒にいる時間が一気に増え、純粋に一緒にいることが楽しくなってきました。授業合間に喋ったり、授業後誰かの家でご飯を作ったり、そんな感じでまさに留学生な過ごし方を楽しんでいます。

そんな時間に友達からよく言われるのが、「これまであんまり接点がなかったけどノルウェーで何してたの、、?」です。

こう聞くのは無理もありません。彼らからしたら僕は異常に寡黙なやつだそうだったので。

そこで、僕はさっきのノルウェーのところで説明した「Norr」について話します。そこでようやく腑に落ちてくれるんですね。


▼大切にすべき時間

これまでのデンマークの生活を振り返って言えるのが、「楽しい」ということです。僕の中での楽しさはたくさんあるのですが、絵を描くこともそうでするし、最近始めたギターの練習をすることでもあります。それでも友達との時間を持つ子は大切なものだと思っています。

ようやく僕のことを理解してくれる友達が多くなってきました。来年2月ごろからの最終セメスターでは現在のグループが2つに分かれて、ノルウェーに戻る人も言えれば、戻らなし人もいます。それもあって、出会いに終わりが見えているので、今時間のあるときに一緒に話そう、遊ぼう、という意識が多くなっているのかなと思いました。

この関係性がいつまで続くかは正直わからないのですが、一期一会であると噛み締めながらこれからの憂鬱な北欧の冬を楽しんで行けたらなと思います。

それでは素敵な週末を!!

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