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今日のブログ 11/26(Thu)
Tutti FruttiがFazerの商品であることを知って、明日爆買いする予定の松木蓮です。
#Tuttifrutti知ってる人いる ?
今日は「常識は非常識」と「人を上手に使う」ということについて書こうと思います。
▼キミの知ってる常識は隣の人の非常識
僕はデンマークにいる大学院生で、日々異なる国籍の人とお話しするのですが、コミュニケーションの中で上手く伝わらない部分があるんですね。
僕たち(日本人)が当たり前だと思っていることって、意外にも一歩外に出ると非常識(一般的ではない)ということがよくあります。この辺は外に出てみないとわからないので、こうした自国文化の異質性を知るところに留学の醍醐味があると思っています。
特にこれは僕たち日本人にとっては重要で、島国・単民族国家という特殊性が、異質性を生み出します。逆説的ですが、まさしく海の外と一線を画していることが世界で取り上げられる日本文化を作り出したのです。国境線を共有するスウェーデンとノルウェーが文化的に同質的であることを加味すると、異質な文化は鎖国によって生まれるのだと演繹的にわかると思います。
そんなわけで、上手く伝わらないことがよくあって、例えば、ディズニーという存在について。感情曲線の分析や絵の練習教材として何かとディズニー(あるいはピクサー)を見るのですが、僕たちに日本人にとってディズニーとの接点って多いじゃないですか?小さい頃の記憶がディズニーアニメに彩られていると言っても過言でないくらいに影響力が強いです。
東京に行けばディズニーランド(正確には千葉県浦安市)も足を伸ばすし、何かとディズニーと触れ合う機会が大人になっても多いですよね。
かもするとエンタメの頂点にいるのはディズニーだよねと思っている人は結構な数いるんじゃないかなと思います。
が、一歩外に出てみると、そんなことは全くなくて、むしろ知らない人の方が多い。映画の名前を知っていても、見たことはないというケースは多いです。1、2ヶ月ほど前にギターを始めたのですが、最近はアラジンの「A whole new world」をフィンガースタイルでそこそこ弾けるようになりました。今、題名を聞いて、多くの人の頭の中でアラジンが魔法の絨毯で空を駆け回っているかと思います。
そんなわけで、「この曲知ってる〜」と(もちろん知ってるよね?というニュアンスが入ってます)弾いてみると、なんと知らないんです。アラジンすら知らないといった調子。しまいにはピクサーの処女作トイストーリーの中心キャラ「バズライトイヤー」は知ってるよね?と僕が描いた絵を見せても首を傾げます。
#下手くそからなんだと思う !
#ちなみにこれまだ半分しか終わってない !
僕の常識が他者の非常識であるように、僕の非常識が他者の常識であることが頻繁にあります。こうした知見を広げていくことが異文化理解なのかなと思うんですね。
もしかしたら、あなたが「ディズニー=エンタメの帝王」なんてことに頭を傾げるとするならば、日本人の間でも常識に隔たりがあるのですね。日々違いを楽しむ訓練です。
▼人の時間をいただく
2つ目は「人の時間をいただく」ということについて。先ほどの話とは全く関係ない話です。
連日ブログで書いている、「北欧留学大使」についてです。今週はスウェーデンの博士課程に在籍している客員研究員の方が発信してくださっています。
学部時代のスウェーデン留学
↓
修士課程進学(イギリス)
↓
日系民間企業就職
↓
博士課程(日本→スウェーデンへ研究留学)
といった華々しいアカデミックな経歴をお持ちの方で、発信内容も読み応えがあって面白いです。ぜひ覗いてみてください。
通常投稿の他にストーリーズでの動画投稿もしてくださって、スウェーデンのリンネ大学の様子がよくわかります。
そんなわけで、「人の時間をいただく」ということなのですが、「他人を経由して僕の発信もする」ということを意識しています。よくわからないかと思うので、ご説明しますね。
例えば、ストーリーズにて「質問コーナー」を設けてくださる大使の方が多いのですが、僕絶対質問するんですね。中には僕が本当に知りたい質問もあるのですが、大体がそうではないものです。
じゃあなんで質問するかというと、僕以外の人に発信してもらった方が拡散力もあるし、信憑性も高まるからです。
例えば、今週の大使の方でいくと「差し支えなければで良いのですが、スウェーデンの博士課程の給与水準はどれくらいですか?」と質問を投げました。これに対して「分野などによって異なると思いますが、30万円くらいだと思います」という回答(要約してます)が返ってきました。
僕、この質問する必要ないんです。だって、スウェーデンの博士課程は給与が出ることも知っているし、大体の給与水準も知ってます。それでも、この質問をすることによって、「え?スウェーデンだと博士課程でもお給料もらえるの?」となる人が一定数いると思います。日本の博士は基本的に給与が出ないので(これは先ほどの「日本の常識と海外の非常識に当たりますね」)。
「知らない」を「知る」に変えることが北欧留学大使の根底にあるのですが、その「知る」に至るまでに必要な知識がある場合があります。今回だと、スウェーデンのPhDはお金がもらえるらしい。。と知識がないと「どれくらいの給与水準なんですか?」という質問は出来ません。
「ノルウェーの博士課程(3年)に進めば、給料もらえながら研究でき、それでいて、修了と同時に永住権の申請ができる」というのも知らない人が多いと思います(ノルウェーのPhDの大使の時に聞こうと思ってます)。
*ノルウェーでは3年間正規労働者として一定水準所得を得ながら税金を納めると、永住権を申請する権利が付与されます(あくまでも権利です。その他にノルウェー語の試験などがあります)。(出典:松木蓮の頭の中)
こうした質問を散りばめていたりします。それで、こうした質問に対する回答はその当事者がした方が良いはずで、大学院生である僕は博士課程でないので、信憑性が薄れます。
それから、「日本のメディアが取り上げる北欧と実際のギャップはありますか?」という質問も投げたのですが、これも信憑性を狙っています。というのも、この質問に対するよくある回答は「必ずしも北欧は理想郷なんかではなく、日本の方が勝っている点、不便な点もある」あたりだと思います。基本的に北欧の現実を知っている人は同じようなことを感じるので、だったら僕1人だけが「そんなユートピアじゃないよー」というより、同じことをいう母数を増やした方が説得力が増します。
「この人が言ってたことって、あの人も言ってたよな、、」みたいなイメージで、少しずつイメージが作り出されていくと思うんですね。口コミ量を増やすということを意識してあえて質問したりしてます。
なんだかんだ、僕が今一番力を入れてるのが「北欧留学大使」なので、ぜひ覗いてみてくださいー!北欧に留学されている方がいらっしゃいましたら、ぜひ大使になっていただきたいです(→詳細はコチラ)。歴代の大使だけを集めたクローズドのコミュニティーもこれから動かしてきます!
現場からは以上ですー!
今日も素敵な1日を!
そして、素敵な華金を!
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