住空間が変わればハッピーになるかも?
焚き火の映像をテレビに繋いで流すととっても落ち着いて作業効率が(気持ち程度に)上向きになるので、ぜひオススメしたい松木蓮です。
#ノルウェーでは国営放送で焚き火の映像が
#視聴率20 %超えしたらしい
#いやこれは視聴率ではないだろ
#壁紙として流してただけだろ
さて、今日は住空間から幸福度を設計するというお話をします。ノルウェーからデンマークに来て早いもので半年以上が経ち、生活もすっかり慣れました。というか、コロナの影響などがあり、自宅待機という時間が長かったんですけどね。
緊急事態宣言などで自宅にいる時間が長くなり、大胆なエンタメもなく手持ち無沙汰に感じている人もいると思います。昨今のような、制限がかかった環境の中に幸福を見出すのは結構難しいと思われがちですが、僕は意外とそうでもないと思っていて、制限されているからこそ、設計できる幸福もあるはずだと思っています。
本来感じるはずである”幸福”を意図的に設計するというのは少し気持ち悪い表現ですが、事実できると思うんですね。少し前のブログでも書いたように、感情が揺さぶられ、下から上にグイーンと伸びた時に幸せを感じると思います。学年順位が300人中10番だったやつが、7番になるよりも、285番だったやつが頑張って100番代になった方が瞬間幸福度が圧倒的に高いように。
家にいる時間が長いということは、生活の中の変数(変化を加えられるもの)も必然的に決まっていて、食や生活習慣(起床時間など)、住空間くらいです。その中でも、住空間を整えるのが一番効率よく、かつコストパフォーマンスも良いと思っています。
いわば、これは環境を整えるということで、自分を取り巻く環境を意図的にいじれたらそりゃ幸せになります。自宅はあくまでもその住人の私的な空間な訳ですから、誰にも文句を言われることなく支配できてしまうんですね。「この空間はあなたが最高権限を持つ場で、なんでもやっていいんです」
住空間から幸福を設計すると言ってもどこか難しそうな印象がありますが(だってインテリアコーディネーターじゃないもん)、なんでも共有されている時代、インスタなどで小洒落た内装の写真や動画なんて余るくらい転がっている訳ですから、そこから自分に合うようにカスタマイズしてパクればいいんですね。たかが住空間に著作権なんて発生しない上に、その空間はあなたの支配下に置かれちえるスペースなので、思うようにやってしまえばいいんです。
事実、確か昨年の4月ごろ?日本で緊急事態宣言が出されたあたりで、インテリアのお店の売り上げが爆上がりしたようです。そりゃそうですよね。
先ほどあげた自宅生活の中の変数としてある食や生活習慣はどうでしょうか。食については、打ち上げ花火的にお金をかけて幸せを創出すると良さそうです。先ほどのように幸せの本質は感情の上下運動なので、毎日叙々苑弁当を食べるのは幸せは長続きしなさそうです。これは叙々苑弁当に非があるのではなく、人の飽きやすいという性質に起因します。
週に一度、月に一度の楽しみとして食にお金をかけるのは良いと思います。納豆ご飯、卵かけご飯、鮭定食などの素朴な食生活があるからこそ、叙々苑弁当が映える訳ですね。
生活習慣はどうか。これはあまり揺れ幅がないと思います。睡眠時間にしても生物的に必要な時間はある程度決まっていますし、就寝時間や起床時間についても在宅勤務時間や授業時間によって自動的に決まります。歯磨きを「する/しない」という話にもならないので、今のような状況で生活習慣を変えるのは結構難しそうです。
そんなわけで住空間に変化を加えると良いということですね。食よりも、生活習慣よりも優れているのは、その寿命です。一度住空間を整えてしまえば、コロナが開けようが開けまいがその環境は変わらないので。食が打ち上げ花火であれば、住空間は線香花火です。激しさや大胆さにはかけるかもしれませんが、その寿命と「なんか良い」というコージーな雰囲気を創り出すので、オススメです。
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そんなこんなで、やっぱり住空間を整えるのは大事だよねというお話を書いてみました。僕は現在デンマークに住んでいますが、昨日気づいたこととして「僕はデンマークにいることに幸せを感じていない」というのがあります。どうやら世間的にみてデンマークは幸福の国だとか言われていますが、それは数値化できないものなので無視します(根拠がない)。
そもそも自宅滞在時間が長いので、もはやどの国にいるのかという感覚がないというのが正直なところで、デンマークだろうが日本だろうがガーナだろうが同じです。時々外に出てヨーロッパの空気を吸いに行くくらいなので。
それでも僕がこうした穏やかに暮らしているのには明確に住空間があると思っていて、隣の騒音が気にならないのも、焚き火の映像もそうかもしれません。キャンドルの揺れる灯とそこから伝う微かな甘い香り。たまにギターを弾いてみて、と言った住環境の中の道具によって幸せを感じているような気がするんですね。
デンマークに来る前はノルウェーにいたのですが、友達とどっちが好き?と話すと決まって僕はデンマークと答えます(ノルウェーの自然が恋しいともいうけど)。それはデンマークにいるからではなくて、住まいベースで価値評価している自分がいるんですね。ノルウェーでは学生寮で隣の音が激しく聞こえるというそこそこストレスフルな家に身を居ていたので住んでいて楽しくありませんでした。
一方で今は、学生寮ではなくて町のど真ん中の綺麗なアパートを借りて(友達が借りてる寮と家賃あんまり変わらない)のびのびと暮らしています。
つまり僕がここから言えることは、国を変えたからと言って幸福度が大きく左右するというよりは、もっとミクロな視点で自分が日々接する環境をきちんと自分にフィットするように整えてあげることが一番大事なんだろうなと思います。
ということで、住空間を整えましょう。
それでは!
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