【僕の異人伝】
こんにちは。松木蓮です。学部時代のスウェーデン留学で人生観が大きく変わり、北欧社会の核となる部分を追求すべく、昨年よりノルウェーの大学院に進学しました。現在は、修士2年目でプログラムの関係でデンマークにいます。
とまあ僕は現在人生という長いローラーコースターの真っ只中であると同時に、スカンジナヴィアンジャーニーの最終章を迎えています。
#ScandinaviaとNordicはイコールじゃないよ
さて。
ふと、自分の異質さに久々に気づいたので、それを「異人伝」として考えてみます。もちろん大きな功績を残した「偉人」ではなく、他の人と異なる「異人」です。異人であることが良いのか悪いのかよくわかりませんが、人と大きく違うなぁと感じることがよくあります。
後述しますが、左利きである点(正確には両利きなのですが、、)がおそらく一番異人的で、幼少期に家族でレストランなんかに行くと、大体僕だけ違うものを選んだりしていました。このシチュエーションなら絶対これ選ぶやろ!という場合って往々にしてあると思うのですが、そんなことを露知らず空気を読まないガキンチョでした。
自分で異人だなという思う点:
▼左利きである
▼浪人している
▼北欧に留学しちゃう
箇条書きで羅列してみましたが、もちろん僕は自分が異人になりたくてスクスクと育ったわけではありません。
#そうえいば小学校のときスクスクスクールっていう放課後の学童みたいなのがあったよね
#僕の地元だけかな
もっと書いていたのですが、細かすぎると判断し消しました。ざっくり3つの要素が僕を異人たらしめていると思います。
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▼左利きである
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正確には両利きで、場合によって使う手が異なります。
【左手を使う時】
文字を書く、スポーツをする(バスケのシュート、投擲、サッカーの利き足、ラケットなど)、包丁、ハサミ、鉛筆
【右手を使う】
スマホの持ち手(スクロールする手)、お箸、歯磨き、楽器(ギターなど)
鉛筆こそ直りませんでしたが、お箸に関して幼少期に無理やり直された記憶があります。生活の中心にある、「鉛筆」と「お箸」にてそれぞれ違う手を使うもんですから、おそらく脳ミソがバグって、時たま右手を使い出します。
(↑最近ギターを始めました)
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▼浪人している
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以前のブログ(5月ごろだった気がする)で、僕の25年間の人生(当時は24年間)を振り返って、いかにしてココに辿り着いたのかを書きました。なぜ浪人したのかについては、そちらをご覧下さい(ごめんなさい、探してみてください)。
一年遅れて大学に入学したのですが、高校卒業後からの一年間はくよくよと自分の人生について考える時間が多かったです。同期たちがストレートで大学に入学して、文化祭で楽しく焼きそばを焼いている中、僕は机に向かってカリカリと勉強をしていたので、妬み半分だったのを覚えています。
ただ、予備校の講師の皆様の熱弁によって実りすぎた一年を送った僕は、沢山の内省をした上で、晴れて大学に入学することになる。現役受験の頃は、「大学に入ったらダンスをやるんだ!」と意気込んでいましたが、浪人をしたことによってその考えはいつしか消え去り、入学後は海外でボランティア活動をする団体に入ることになりました。
#ダンスできる人は素晴らしい
#だってEXILEに本気でなろうとしてたもん
浪人をしたことによって、上下関係の垣根がだいぶ崩れました。これは良いことだと思っていて、(悪しき)日本の伝統的な年功序列社会の異質さに早々に気付くことができたので。今のところ、僕が思う年功序列から外れるのに有効な手段は、「浪人する」か「留年する」です。
(↑話の流れとは関係ないですが、2年ほど前に高尾山にて撮った紅葉。紅葉狩りに行きたいです)
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▼北欧に留学しちゃう
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直近の過去数年間はこれによってだいぶ異質な人に変形を遂げたと思っています。冒頭の通り、僕がいま北欧にいるきっかけは学部時代のスウェーデン留学にまで遡ります。もともと留学が必修の学部にいたもんですから、入学時から留学することは決まっていて、どこに行くかを決めるだけでした。
ぼんやり将来的に世界に羽ばたいていきたいなと考えていた僕は、英語とスペイン語を話せれば世界中で仕事できるなと思い、第二外国語はスペイン語を取っていました。スペイン系に進もうかなぁというのは入学前から決めていて、残念ながら浪人時に唯一落ちた国立大学はスペインエリアの研究にフォーカスしたところで、私大でもイスパニア語学科のところにも受かっていた。
それでなぜかスウェーデンを選んでしまったわけですが、ここが大きな転換期になりました。北欧社会と日本社会は人口規模、気候までいろんな分野で根本的に異なります。そうした環境に一年間という短い期間いただけでも、日本との違いに大きな驚きを覚え、帰国した途端北欧のスタンダードから見た日本社会の違和感にようやく気付きました。
思想がだいぶ異質になっているわけですから、そのまま就職するのを敬遠し、結果的に大学院生としてもう一度北欧に戻ってきたというわけです。
#就職を全て終えて内定を取り終えてから大学院進学へ舵を切った
北欧という地域がメディアでも持て囃されるようになって、知名度はだいぶ上がりましたが、旅行以外で現地に行く人はやっぱりまだ少なくて、これは大学院生や北欧情報メディアNorrというサイトにて発信をしていてつくづく思います。
【僕は異人であり続ける】
生まれてこの方25年間も異人をやってきているわけなので、これからノーマルに戻ろうとするのは多分不可能で、これからも異人として突っ走っていくかと思います。
#僕の体は形状記憶ではない
こうした経緯から数日間書いてきた「ノル経済圏構想」「幸せ貯金箱構想」「北欧留学大使」などなどに至ったわけです。たぶん。
もし読者の皆様の中に、「コイツなんで、こんな変わっているの?」と薄っすらとでも思っていただけたのでしたら、その答えはこの3つに集約されるかと思います。
引き続き、「僕の異人伝」の次の1ページに筆を下ろしておりますので、温かく見守っていただけると嬉しいです。ちなみに、次の1ページには「自分の道を作りたがる」という見出しを既に書いております。「レール」って面白いなと思ったからです。
乞うご期待!
日本は台風で大変なようですが、くれぐれもお気をつけて、今週も素敵な一週間を!
僕はこれからディズニーアニメのBoltをみようと思います。
#現在深夜0時18分