自費ベッドに代わる令和の自費〇〇とは??
新たな自費〇〇とは?
それでは、福祉用具貸与事業所が何を扱って自費〇〇にするのかを考えてみたいと思います。
これは、私が福祉用具貸与事業書の経営者になった場合にチャレンジをしたかったサービスです。
そのためエビデンスのないサービスで実際に活用できるかどうかは未知数です。
そこをご理解いただき、続きをご覧いただければと思います。
私が考える令和時代の自費アイテムは「自費ステッキ」です。
福祉用具で扱う杖は数種類ありますが、私がここで考えるのは一本杖です。
なぜ、一本杖なのかというと、利用者が福祉用具の中で最初に使うことが多いアイテムだからです。
また、介護保険での貸与・販売とも関係がなく、多少の割引はあれど一般価格で買うことしかできないアイテムだからです。
その一本杖を普通に買うよりは安くレンタルすることができ、プラスαのサービスで割安感を感じていただくことを考えます。(年単位の場合)
一本杖の価格は定価で3,000円~5,000円くらいが売れ筋の中心かと思います。中には10,000円を超える高級杖もありますが、今回の自費サービスで扱いたいのは売れ筋の価格のラインナップです。
この自費ステッキサービスは年間サービスとなり、毎年2,000円をお支払いいただきます。購入すると安くても3,000円台ですから、1年目のお買い得度は高いです。
では2年目以降も継続して利用いただくためのサービスを紹介いたします。
継続していただくための提供サービス
・替え先ゴムの定期交換(ゴムの極端な摩耗・硬化が見られたとき)
・年間1回までの無料種類変更(2回目以降は1,000円実費)
・A、雪国ではアイスピック(杖先の滑り止め)を無料レンタル。※購入すると1,500円程度
・B、雪国以外では転ばぬ杖を無料レンタル。※購入すると1,000円程度
このようなサービスを提供することで2年目以降も継続して利用いただけることを期待します。
自費ステッキの準備例と注意事項
このサービスを実施するための注意事項を考えてみます。
・提案する杖はグリップ(握り手)が異なる2種類で各3本で、計6本の杖から選択していただく。(単色・図柄・模様✖️3本ずつ)
・提案方法は実際に6本の杖を持参して、その場で選んでいただく。
※福祉用具のレンタルカタログも必ずお渡しする。
・定期点検は年間1回の更新時に行うが、介護保険の福祉用具利用者についてはモニタリング時に合わせて確認する。(このような時は?というようなプリントを契約時に配布し、利用者から連絡をいただくようにする。)
・レンタル杖の準備はサービス開始当初は男性・女性ともに9種類✖️3セット=54本を揃える。
・レンタルが決まった杖を随時、購入し補充する。人気の統計が取れてきたら、計画的にラインナップを変更していく。
また、木製の握り手の場合、倒すことにより傷が付くため、樹脂製やラバー製のものを選択します。
転ばぬ杖✖️10個(8,000円)※仮仕入れ価格
アイスピック(3本爪)✖️10個(10,000円)※仮仕入れ価格
想定サービス利用者数=年間30人(の場合)
・レンタル費用:2,000円✖️30人=60,000円
・杖の準備費用:2,000円✖️80本(54本➕26本)=160,000円
自費ステッキの戦略イメージ
自費ステッキの戦略イメージ的には…
・通常購入よりも初回レンタル時の導入コストが割安である。
・レンタルなので規定回数内であれば交換が可能。
・杖ゴムの無料交換により安心感がある。
・無料レンタルグッズによるお得感。
・軽度利用者の利用者との接点が自費ベッドと同様に持てる。
・他の福祉用具事業所が行っていない独自性の高いサービス。
・広告宣伝費としての費用対効果は未知数。
自費ベッドサービスの準備コスト(本体の準備・倉庫・人件費)を考えるとミニマムなコストで提供できる上に、自費ベッドに近い宣伝効果を生み出せる可能性があります。
このような未知の自費サービスはいかがでしょうか??
感想なども聞かせていただけると嬉しいです。