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山梨・コウジの世界

当番制の案内役はきーちゃん。今回は山梨。
お寺の名前は忘れちゃったけど「幸福の鐘」というのをカーンと鳴らしたのは憶えてる。この鳴らすやつ、今も持ってます。

河口湖やらラベンダー園やらかぼちゃのほうとうやらもちろん富士山も!
一通り山梨名物を楽しんだけどずっと心に残っているのはふたつ。

ひとつは山梨ならではと思った宝石露天風呂という巨大なローズクオーツの原石があるお風呂。スーパー銭湯だったけど原石がふんだんに使われていて圧倒されてしまった。24時間利用できたので3人で泊まってみたらなかなかおもしろかったなぁ。

もうひとつもやっぱり宿で、一軒家を棟貸ししている古民家。
囲炉裏やマキのお風呂、縁側での野良仕事。懐かしい空間…
ここは調味料も手作りで、初めて手作りのお醤油の味を知りました。
なんかさわやかな軽い味だったと記憶してる。
発酵ブームがはじまっていて家でも塩こうじや甘糀つくったりしてたっけ。

大分の旅でちーちゃんが語った夢はちゃくちゃくと進行していて春から改修工事が始まっていた。夏には外構も終えて秋にはオープンできそうなところまで来ていた。
工事の話と並んだ料理の糀の話が3人の中でつながって言葉遊びが始まる。

工事と糀。音が一緒はエネルギーも一緒。
どちらも何か新しく作り替えていくもの。
発酵ってなんだろう?
小さな菌が大豆と融合すると違うものになっていく。
大豆でできたもの、だけど味噌も醤油も違うもの。
違う形で生きていくような、生まれ変わるとでもいうのか。
可能性が拡がったってことかな。
一歩間違えれば腐ってしまう。死んでしまう。
上手に発酵するコツは何?
温度かな。熱すぎず、冷たすぎず。

工事 糀 公示 高次・・
同じエネルギーのコウジを心に活用するとなんだかワクワクするよね。
心がうまく発酵したら「発光」だよ!
・・変換遊びはその後も続いてく。


そんな言葉遊びを真剣に夢中になってし続けた。
ちょっと現実から離れて高次元の意識になっての言葉のやりとりは思えば意識改革の練習のようなもの。いっそ訓練といった方がいいくらいの密度だったと思う。菌が醸すように訓練が進むごとに私の意識も熟成されて発酵していったのだから。

これはひとりではできなかった。
ひとりだと発想が限られてしまう。
3という数字が幅と奥行きと高さを出して世界が拡がった。
3人だからこそうまい塩梅に発酵していったんだ。

山梨・コウジの世界











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