大した悩みでもないんだけど、とりあえず書いてみた。
16歳ではじめて社会にでて、ヤンキー建築会社に就職した。
そこで人付き合いとか毎日仕事をすることの大変さを学んで、18歳からは歌舞伎町のホストになって人に何かを売ることや人の些細な変化に気づけるようになった。あ、あと、押し売りも覚えた。
19歳で自分でガールズバーを立ち上げてリーダーとして調子に乗ってはいけないことや一連の経営の仕組みみたいなことを覚えた。
お店が潰れると大変なことがたくさんあることも覚えた。
再起を図るために不動産屋でバイトをはじめて自分がしていることを、これは正義だと騙して相手に物を売り切ることを学んだ。そしてある程度のお金が手に入った。
お金が手に入っても、お金では友情も愛情も本質的に買えないことがわかった。
20歳でリバ邸を立ち上げた。
そんなに儲からなかったけど毎日が充実した。ほとんど家にいる奴と酒を飲んでただけだったけど、友情も愛情みたいなのも手に入った気がした。
そこから数を増やしていって自分がコミュニティの長みたいになるとまたつまらなくなった。
住んでる人が増えすぎて関係値を深めたりできなくなって気を使われる人になったからだと思う。
そんで24歳くらいの時にコロナが流行って人と会えなくなって26歳くらいまでほとんど何も頑張らず酒ばっか飲んでた気がする。
たぶんすこし病んでた。
このままじゃ腐るなと、腐ってるなりにマズイと思ってキャンプ場をはじめることにした。
また初心に帰って人に頭をさげることしたり、まあ挑戦的なことをしないとな。とも思ったし、キャンプ場ってなんかモテそうだったし、ちょうど良かった。
結果的にはやる気が出たし、ホテル屋さんとかサウナ屋さんキャンプ屋さんとも繋がりができて楽しかった。
まだキャンプ場はできてないけど早く焚き火とかして楽しみたいと思っている。
そこから新しい仕事もたくさん舞い込んできて、今はホテルのデッドスペースのブランディングでシーシャ屋さんを作ったり、コワーキングスペースを作ったりしている。
仕事は楽しい。
新しい企画を考えてあーしようこーしようみたいなワクワクすることがたくさんあるから。
まあ、そんなこんなで今27歳。
27歳にしてはまあまあちゃんと事業とか頑張れてるんじゃないかな?なんて思ったり思わなかったりして、ちょっと天狗になって要らんこと言って怒られたり、ちょっと落ち込んだりしている。
そんな時に、守らなければならない会社のために表面を取り繕うとか、揉めない為に自分から折れたりすることが増えて20代前半より言いたいことが言えない立場になって、ああ、なんかつまらないなあ、こうやって色々なことに気つかって、コミュニティコミュニティ言っていた奴が今ではほとんどリバ邸の人たちに気をつかって関わることが怖くなって、行きつけの水着ガールズバーでテキーラ一気している。(テキーラ一気しても何も幸せにならないのに酒でいろいろなことを誤魔化してるんだろうと思う。
まあ、だから、自分がどこに行ってもある程度認識される環境は楽だし楽しいし苦しくもないんだけど、そーゆう環境で何者かになってしまった自分が緩やかに死んでいってると感じた。
何者かになりたくて、誰かに知ってもらいたくて頑張ってきた自分が今は誰も自分を知らない場所で酒を飲んでいる。
これからどうなりたいのか悩んだり悩まなかったりとりあえず1時間半の電車移動が終わったのでまた。読んでくれた人焚き火でもしましょう。