
姓名判断ー相生相剋の使い方2
はい、前回は、相生相剋を読んだ時と、そうでないときの差を見て、こんな違いがありますよ、というところまで解説させていただきました。
今回は、ではその相生相剋をどう使うのか、何に気を付けるべきか、を解説していこうと思います。
では、まず昨日の子に登場していただきましょう。
はい、山田花子さんでーす。
山田花子さんは、まず天運が8画の根気運、明るく前向き、努力家で活発、スポーツマンタイプの性質を持つ吉数です。
人運は12画の挫折運、地味、マイナス思考、被害者意識の強さといったように、精神的に弱さを感じやすい凶数になります。
そして、地運は10画で、短命、病弱、貧困、孤独、誤解をされやすい、優柔不断と、人付き合いが苦手で、凶要素の強い、最大凶数になります。
外運は6画の天徳運、責任感が強く、世話好き、器が大きい、幸運に恵まれている、という大吉数で、花子さんには唯一の大吉数になります。
今回は、この4つの運から、相生相剋の使い方を見ていきます。
では、まずは花子さんの各運の属性です。
天運ー金属性
人運ー木属性
地運ー水属性
外運ー地属性
はい、火を除く4属性が適度に散らばっていて、バランスは良さそうに見えます。
ところで、三才五行といって、姓名判断では、人運を中心に、天運、地運、外運との相生相剋を見て、目上、目下、同僚などとの付き合いの良し悪しを見る、人付き合いに対する運を判別する見方があります。
対応するのは、それぞれ天運が目上、地運が目下、外運が同僚や、いわゆる他人との付き合いで、これが相生だと、その対応する立場の相手とはうまく付き合いやすく、逆に、相剋だと、その立場の相手とは、うまく付き合いにくい、ということになります。
花子さんの三才五行を見ていくと、以下のようになります。
人運ー天運→天運から人運への相剋、金剋木
人運ー地運→地運から人運への相生、水生木
人運ー外運→人運から外運への相剋、木剋土
ということで、ここから、花子さんは目上からは目をつけられやすく、年下から慕われる、同僚や他の人に対しては、花子さんの方から敵視しやすい、という関係であることがわかります。
これは、例えば、人運ー外運については、前回も少しお話ししましたが、花子さんの外運は天徳運で、本来であれば、世話好き、器が大きい、責任感がある、といった付き合いをする運気で、6画の持つ幸運ゆえ、周りにいる人も、普通以上に魅力ある人が集まります。
しかし、花子さんの人運の12画、被害者意識、マイナス思考などにより、それらは発揮されない、もう一つ付け加えて言えば、本当は良い人が集まっているのに、被害者意識などにより、彼らを、悪人に仕立て上げてしまっています。こうした意識が、花子さんが剋する側、という所以になるのです。
では、花子さんが、目上の人とうまく付き合う方法はないのでしょうか?
同僚や赤の他人に対しては、害を与える側でいるしかないでしょうか?
ここで、相生相剋を使う、という考え方が必要になってきます。
先の三才五行について、花子さんの目線でいうなら、同僚や赤の他人に対しては、マイナス思考などが、無用に警戒心を強め、目上からは、そうしたマイナス思考などが目に留まり、叱られる、年下からは、そのマイナス思考や被害者意識が、かえって支えなければ、と思わせる、といった作用があることがわかります。
この中で、年下とはうまくやれるのですから、誰もがこの年下との付き合いのようになれば、花子さんの人付き合いは改善すると思いませんか?
本当は、もう一つ改善の方法はありますが、この、年下とはうまくやれる、という部分に着目すると、花子さんは、誰もを年下だと思って接すれば良い、ということになります。すると、あら不思議、運気自体も改善していくのです。
相生相剋を使う、というのは、基本的な考え方はこれです。つまり、相剋は相生へ。となれば、注意点もこれで、相生を相剋にしないように、ということです。せっかく目下とはうまくやれているのに、花子さんが年下を尊敬し、目上のように扱うと、彼らは花子さんを支えてくれる身から、ダメ出しをする身へと変わってしまいます。
ということで、最後は簡単に流してしまいましたが、これで、相生相剋の使い方、の解説とさせていただきます。いえ、最近自分でも忘れていて、書く方もすっかりご無沙汰でしたが、詳しくやると、内容が有料記事に被るので💧
姓名判断は、運気を見るものではありますが、その運はわけもなく空から降って訪れるものではなく、人運や外運という、きちんと理由になる、性格があってのものです。その、どの性格がどう作用し、どのような影響を及ぼすのか、これをリアルに沿って読み解くことで、相生相剋は案外コントロールできたりします。
では、次回はいよいよ陰陽配列の解説に入ります。
ではまた🎶
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