renkard

姓名判断、ホロスコープ、タロットなどなど占い各種を研究する人。軽くメカ音痴につきnoteの機能についてはまだまだ色々とお勉強中。

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  • 小説:ホロスコープ

    最初は最近のなろう系の転生令嬢について、ホロスコープから見るとどう判断できるかの解説から始めましたが、途中から普通の小説になっています。 基本的に3日に1回の更新ですが、暇潰しにでも楽しんでいただければ幸いです。

  • 五行の解説

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  • 姓名判断まとめ

    今まで解説をしてきた姓名判断の基本や各運、五行の説明などを載せています。

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姓名判断の基礎1

前回は天比衛さんという架空の人物に登場してもらいましたが、今度は人名です。それもかなりの有名人さんにお越しいただきました。 日本人なら誰しもが一度は目にしたことがある、その名もズバリ、、 山田太郎さん✨ はい、ザ・見本の代名詞。リアル有名人さんや漫画にも出てきたことがある名前ではありますが、ここではまさに姓名判断の見本として出てきていただきましょう。花子さん希望の方、いらっしゃいましたらごめんなさい、今回はパスで。 山田太郎、山が3画、田は5画、太は4画、郎は9画、総

    • ホロスコ星物語224

      結論から言って、ランツィアの予感は完全に当たった、と言えました。 場所は龍頭山脈四つ目の山、コーニア山の半ば。 龍頭山脈の山の中でも特に背が高い山で、樹が少なくて見晴らしが良く、神域はこの山の中にあると言われているため、先行していた冒険者たちは、いずれにせよここには来るだろうと、ここを拠点にランツィアを迎え撃つつもりで、山を横切る山道を見下ろす、高台となる位置で二人を待ち構えていました。 勿論、ランツィアの側もそれは予想していて、この高台から死角となるよう、深い藪の中へと

      • ホロスコ星物語223

        「ピンチヒッター、という言葉が、あるらしいのだけれど、、あなた、知っているかしら?」 ランツィア、と小恵理に呼ばれていた青年は、驚愕のあまり、腰を抜かしたように山の芝へと座り込み、突然現れた黒衣の少女を見上げます。 顔の造形は、元々の小恵理とは変わりません。だから、その少女は、切れ長の目に長い睫毛、ふっくらとした唇、青みのかかった艶やかな黒髪、龍と蝶の紋様が幻想的な、黒絹のようなさらさらとした生地のドレスを身に纏い、美の化身たる女神像のような顔容と造形を持った、間違いよう

        • ホロスコ星物語222

          目を開けると、そこは夜露に濡れた、草の匂いと、柔らかな土の感触、、自分が横向きに寝ていて、うっかり眠っちゃったな、と気付きます。 場所は緩い傾斜の上、目の前には背の高い木々が密集していて、その下には、やや深めの谷と、流れの緩い、少し広めの川があって。ええっと、ここは、山の中、なんだっけ。 ほとんど人の手がかかっていないからか、鬱蒼と繁る樹の上には、栗鼠の小さくて可愛い姿があったり、小鳥の鳴き声なんかも聞こえています。季節は秋に近いはずだけれど、涼やかな風は心地よく、これだ

        • 固定された記事

        姓名判断の基礎1

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        記事

          ホロスコ星物語221

          、、山の奥へ、あるいは藪の中へ、茂みの陰へ。樹の枝へと身体を引っかけ、それをばきぼきとへし折ってでも逃げ惑う、人々の悲鳴を聞きながら、ここがプロトゲネイアの管理下にあって良かったな、と。あらぬことを考えてしまいます。少なくとも、ここがゾディアックじゃなくて良かった、と。 「逃げろ! ば、化け物だあ!」 うん、、ごめん、でも、たぶんそれは本当にそう。 普段はみんなの望むような、心の優しい聖女様でいるよう心がけているし、ゾディアックの領土にいた時は、本当にこの世界に降り立って

          ホロスコ星物語221

          ホロスコ星物語220

          ランツィアの剣が、まさにガレネの首に迫る、その瞬間に。 ギイン、、という激しく金属を打ち付ける音と、空を切るような音が、虚空へと吸い込まれるように、鳴り響きます。 「、、どういうことだ、、!?」 ランツィアの目が、こちらを鋭い視線で見つめながら、自分の手元に、驚愕と戸惑いの浮かべます。 ランツィアの手からは、剣が失われていて、その剣は遥か上空へと高々と舞い上がり、やがて、それほど離れてはいない草地へと、深々と突き刺さります。 理由は、、ごめんね、邪魔をしてしまって。

          ホロスコ星物語220

          ホロスコ星物語219

          ランツィアとガレネは、ちょっと年齢差はあるけど、元々は同じ田舎の村の出身なんだそうです。 軍事大国であり、皇帝制を敷く帝国でもあるプロトゲネイアでは、男子は皇帝の剣として、18才を境に徴兵令によって召集され、帝都へと務めに出る義務があるそうで。その後に冒険者など生計を立てに外へ出る者と、そのまま騎士や兵士として帝都に残る者、大体二種類に分かれるみたい。 この徴兵令、鉄則としてどんな男子も帝都へと召集されるんだけど、その後の進路は様々で、学業で優秀だった生徒は学者の道を歩ん

          ホロスコ星物語219

          ホロスコ星物語218

          結局、これ以上地下にいても意味がないと思うし、ということで、ひとまず地底湖からは一回離れることでランツィアと合意し、洞窟を抜けもう一度地上へと出たところで、周囲を窺います。 龍頭山脈は、大小五つの山が続いていて、龍頭山脈の入り口からは見えなかったけど、実際山頂付近から見てみると、その連なった山の列が、龍の背中のように見えることから、龍頭山脈、と呼ばれるようになったんだとか。 それだけ聞くと、龍頭というよりは龍背山脈だと思うけど、その山脈の最後の山だけが低くなだらかで、これ

          ホロスコ星物語218

          ホロスコ星物語217

          南の海洋の、上空、、何百メートルだか知らないけど、遥か下方に青く光る海水が見える、その中空で、カイロンと向き合います。 カイロン、、ううん、そう見えるだけの、偽物と。 「、、僕が誰か、だって? 勿論、僕は魔王」 「嘘。あなたはカイロンなんかじゃない」 この期に及んでとぼけようとする彼に、鋭く切り込むようにして声を割り込ませます。 「こんな見せかけだけの、模倣ですらないスキルもどきでごまかせるとでも思った? 何が求めていた答えよ!」 黙り込んでしまった偽カイロンの前で

          ホロスコ星物語217

          ホロスコ星物語216

          地底湖から上がり、全身から力の抜けた、瞳の閉じられたランツィアの身体をそっと地面へと横たえ、その額に手を伸ばします。 ポタポタと、自分の服や髪から垂れる滴が鬱陶しくて、まずは、火魔法で一気に乾かしてしまって。ランツィアも一緒にね。 思わぬ場所で遭遇して、捕獲されてしまった触手の魔物には、ずいぶん地底湖の深くまで連れていかれてしまっていたから、思ったより地上までの距離があって、一時は間に合わないかとも思ったけど、、うん、大丈夫。 ちょっと身体は冷えていて、水も少し飲んじゃ

          ホロスコ星物語216

          ホロスコ星物語215

          水路を抜けた先、地底湖は薄暗くも、途中、洞窟の天井に穴でもあるのか、水中にも光の柱が木漏れ日のように差し込んでいる、ちょっと幻想的な空間になっていました。 湖自体も、野球場のドームが3つくらいは余裕で入るんじゃないの、と思うくらい広く、透明な水にも関わらず、底は暗くてよく見えません。風魔術で酸素ボンベみたいなものは作れるから、自分は大丈夫だけど、溺れたら怖いな、と反射的に身構えてしまう感じ。 ひとまず、ぷは、と水中から顔を上げて周囲を見回して、やっぱりアラウダの人間が周り

          ホロスコ星物語215

          ホロスコ星物語214

          「でやああっ!」 青年の上げる裂帛の声と、ギン、という甲高い金属音が狭い洞窟へと鳴り響きます。 持ってる剣は帝国支給らしい鉄製の剣で、うーん、この切れ味だと、ちょっとくらい補助をかけただけじゃ魔物の装甲は斬り裂けなそう。 これまで洞窟内にいたのは、野生の熊が魔素によって魔物化した、いわゆる自然発生型の魔物で、怪力と巨体の迫力こそあったものの、いくつか強化魔法をかけてあげれば、ランツィアの腕でも打ち倒せる程度の魔物でした。 ただ、ちょっと水を補給したい、とランツィアが希

          ホロスコ星物語214

          ホロスコ星物語213

          「ふう、、困っちゃうな」 とりあえず盗賊だかレンジャーだか知らないけど、藪から藪へと音もなく移動し、忍び足の追跡者を振り切ったところで、軽く息を整えます。 追ってきているのはアラウダの冒険者らしき50名ほどと、所属は知らないけど、やっぱり龍頭山脈の願いを叶える、の部分を狙ってやってきたらしき冒険者が30名ほど、合計80名と山脈の秘密を探りつつ、まずは、比較的なだらかで緑の多い山中で、追いかけっこをしているわけです。 これの何が困るって、相手が全員魔物でもなければ魔族でも

          ホロスコ星物語213

          ホロスコ星物語212

          真っ黒な巨躯の太く逞しい腕を掴み、宿の外、裏手の袋小路までレグルスを連れ出して、改めて小恵理は、どういうことよ、と問いかけます。勿論、急にレグルスが宿の主人に宣言した、小恵理がイダを出る、代わりにレグルスがイダを守るとかいう、意味不明な内容についてです。 ベスタもアルトナも目を覚ましていない状態で、いきなりそんなことを言われたって、どこをどう納得しろという話でもあって。ましてや、二人とも今現在こそ命の危険はなさそうではあるけれど、意識不明っていう、決して気を緩められる状況で

          ホロスコ星物語212

          ホロスコ星物語211

          結局、ベッドで寝かせてすぐにベスタは眠ってしまって、自分もちょっと手持ち無沙汰になってしまって。隣のベッドに腰かけたところで、なにやら足元から声をかけられます。 「おい嬢ちゃん、一回表に出な。ここで俺が出てきちゃまじいんだろ?」 「え、、? や、そりゃそうだけど、、」 別に、こっちはずっと影にいてくれてもかまわないんだけど。どうも、レグルスの方が用があるみたい。言われた通り、宿屋の主人さんに一言だけ断って、宿屋の裏に移動します。 宿屋の裏手は、ちょうど他の家の壁で囲われ

          ホロスコ星物語211

          お疲れ様です。最近多忙と、先日の推理小説執筆の際に書き溜めていた分を大体書ききってしまいましたので、しばらく小説は不定期更新となります。どうぞご了承くださいますようお願いします。

          お疲れ様です。最近多忙と、先日の推理小説執筆の際に書き溜めていた分を大体書ききってしまいましたので、しばらく小説は不定期更新となります。どうぞご了承くださいますようお願いします。