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ホロスコ星物語158
ーー結局、1日を歩くだけ歩き、宿へと戻った小恵理は、古びた椅子に座って、曇った窓から、外の暗闇を眺めます。
クリュセイスの街並みは、どこを見ても建物も古く、ベツレヘムの圧政によって軒並み寂れていて、本当にここが領土の玄関口なのかな、と小恵理は、改めてこの大都市へと思いを馳せます。
探査魔術によって、この街に他に魔族がいないことは早々に判明していました。だから、あとは限りなく低い確率ながら、アルトナがすでに魔族の制約の手を逃れて、一人で放浪している可能性に賭けてはみたのですが。
考えてみれば、王都を離れ、本格的に大きな街で過ごすのはこれが初めてです。だから、街の様子など見ながら、申し訳程度に聞き込みをしつつ、今日はとりあえずって感じに1日を過ごしてみました。宿を決めてしまった手前、街を出るわけにもいかないし、単に暇すぎてぶらついていた、とも言います。
収穫は勿論ゼロで、ベスタの休息が十分であれば、明日の朝にはこの街を出ることになります。地図上では、ここから先は当面小さな集落が点在しているくらいで、ベツレヘム領の州都であるブルフザリアまでは、簡単に探査をして、さっさと次を目指す作業を繰り返すことになるでしょう。
この、街を見る間も感じ続けていたことですが、、ベスタいわく、ベツレヘムというのは、本当に民を奴隷くらいにしか思っていない暴君だったみたいで。クリュセイスの街を歩く間も、そこかしこで、心の荒んだ民衆たちを見てきました。見た感じの印象では、元々は普通の青年や働き盛りのおじさんたちなのに、生活苦と重税で追い詰められて、自棄になって暴徒のようになってしまった、みたいな感じの人も散見されていたと思います。
彼らに罪はないのに、そんな風に、無理やり生活苦に貶められて犯罪に走った人たち、なんてものを見てしまうと、、なんだか、端で見ていただけなのに、どんよりと暗く心が沈んでしまいます。王都でも南地区は治安が悪く、生活に苦しんでいる人たちは見てきましたが、それとは比べ物にならない、圧政の闇、とでもいうものを見せつけられた気がしていました。
「ああいうのって、どうにかできないものなのかな、、」
勿論、ベツレヘムが特殊な例ではあるのだろうけど、、でも、上に立つもの次第で、エウロパ伯とベツレヘム候みたいに、領地に住む人たちの生活が、天と地ほども逆転してしまうのは、なんだか恐ろしささえ感じてしまうというか。
王都では、さすがに王のお膝元だけあって、治安も南地区以外は安全性が保たれているし、生活も多くの物で溢れて、苦しさなんて感じることは、全くと言っていいほどありませんでした。勿論、南地区では厳しい生活を強いられている人もいるけど、あそこはむしろ共助共栄っていう感じで、最低限の衣食住はみんなで協力して成り立たせている、民衆の底力のようなものがあります。
でも、この街は、、底の人間は本当、落ちるとこまで落ちていく感じで、救いの綱がありません。周りもみんな貧しすぎて、誰も人の助けにもなれないし、そもそもの領地のトップである、ベツレヘムが貧しさの元凶となっているため、上から掬い上げるようなシステムもありません。結果として、人が限りある物資を人から奪い合うような、終末めいた治安の悪さに繋がってしまっているのです。
「こういうのって、どうしたらいいのかな、、」
そんな環境では、行き倒れてしまう人なんかも、勿論いて。さすがに、可哀想に思って助けようとはしたけれど、そこはレグルスに止められています。一人二人を救済したところで、キリなく群がる人々に埋もれて、身動きが取れなくなるだけだと。魔族っていうのもあるんだろうけど、そういう感覚は、長く生きてきたと言うだけあって、本当シビアに見ていると思います。
実際、いくら王都から物資を持ってきたと行っても、自分達は自分達で、これから魔王領まで出向くことになるんだろうし、余裕があるとは言えない状況もあります。こうなると、本当にどうにかしようとしたら、もう本当に、ベツレヘムという支配者自体をどうにかするしかなくて。
一つ思い浮かぶのは、ベスタが街に入ってから言っていた、レグルスをけしかけてみる、というもの。歩きながら兵士たちの装備を確認して、それが現実的に可能なことはもうわかっています。彼らの装備でレグルスが傷付くことはないし、何故か彼ら自身、魔族への警戒自体も弱いみたいだし。
幸いというのか、1日を人々と接してみて、一定層以上であれば、読み書き程度は普通にできるし、知的レベルについては低いとも言えないこともわかっています。この街ではベツレヘム傘下の役人とそれ以外、というほどに格差が決定付けられていて、役人を目指せる人たちは、厳しい環境で蛍雪の功を目指して努力を重ねる分、彼らは王都ですら通用しそうなくらい、高い意識と知恵を備えていました。
クリュセイス自体は、地理的条件も良好で、北方の交易の中心地となるポテンシャルも秘めているから、今の為政者がいなくなってしまえば、彼らが代わって為政者へと収まり、大きく街が発展するのは想像に難くありません。そのために、魔族を利用するーーもとい、協力してもらうというのは、自分では、やっぱり抵抗があるけど、、人間と魔族に垣根を設けないベスタ辺りであれば、十分に現実的な政策となるでしょう。
小恵理は窓から煌々と輝く月夜を眺め、人々のために、聖女として本当にできることをするのであれば、そんな選択肢もありなんだろうか、、と自問しながら、、いつしか、眠りの淵へと沈んでいきました。
翌日、小恵理がとりあえず朝食にしようと一階へと降りると、来客用にとカウンター前に設けられたテーブル席に、ベスタとヒブリスが面対して座っていて、その奇妙な雰囲気に、小恵理は思わず階段の前で硬直してしまいます。
そういえば、昨日は帰ってきた時点で、すでに二人とも自室に籠っていて。安眠してたら邪魔しても悪いよね、ということで、あれからベスタとヒブリスがどうしたのかは、確認していません。
その二人は、今どちらも椅子にゆったりと腰かけ、紅茶を片手に本や詩集など、一見すると、各々が読み物を楽しんで、優雅な一時を満喫しているように見えます。けれど、ヒブリスは相変わらず緑の衣装に身を包み、詩集に目線を落としながらも、落ち着かない様子でチラチラとベスタの方を窺っていて、詩集のページは一向に進んでいません。
で、ベスタはベスタで、こちらは悠然と、ヒブリスの方は一瞥もくれずに本のページをめくり、それでいながら、ヒブリスがどこかへ行こうとしたり、立ち上がる気配を見せると、一瞬だけ刺すような目線を送って、容赦なくヒブリスを硬直させていたりします。
うん、なんかこう、、雰囲気としては、俺様なご主人様と、気弱な召し使いって感じ。
「ヒブリス」
「はいっ!」
「小恵理が来ました」
「はいっ!」
、、うん、これやばいなー、、調教済みなんだね、って一瞬話しかけそうになって、小恵理も慌てて自制します。
ヒブリスは、しばらく固まっていましたが、ベスタが目線を送り続けていると、自分から席を立ち、小恵理に、お座りくださいっ! と椅子を勧めて、自分はビシッと直立不動で、その隣で待機します。それにベスタは、はあ、と露骨なため息をついたりなんかします。
「気付くまで10秒ですか、、まだお仕置きが足りていないようですね?」
「はっ!? いえ、そんな、」
「誰が口答えをしていいと言いました?」
「は、はいっ!」
、、うっわー、古典的ってゆーか。冷や汗をだらだら流しながら硬直するヒブリスに、ベスタは容赦のない睨みを利かせながら、そんな使い古されたフレーズで追い討ちをかけにいきます。うん、ハラスメントの概念のない世界で良かったねって感じです。
そして、ベスタは鬼軍曹のような雰囲気で、そこで立ってなさい、と言うと、小恵理へ、どうぞ、とこちらへは普通に椅子を勧めてきます。や、こんな風に譲られた椅子に気楽に座れないって。
でも、ベスタは、話があります、と言ってこの場は譲ってくれる気がありません。仕方なく、ガチガチに緊張して固まるヒブリスに、借りるね? と断って、ベスタの前の席へと着席します。ちなみにレグルスは昨夜、宿に帰ってきた辺りからどっかに行っていて、この場にはいません。
「別に、私ここでゆっくりする気もないんだけど?」
「ちゃんと理由があってのことですよ。ーーヒブリス」
「はいっ!」
ベスタに一瞥され、ヒブリスは、え、ええとですね、と軽く吃りながら、何を喋ったものかに必死に思考を巡らせ、
「じ、実はこの街はですね、ベツレヘム卿の子孫が」
「ヒブリス」
「は、はいぃっ!」
うわー、、なんかヒブリス、いちいち圧力かけられて、もう涙目になってるし。ベスタも名前だけ呼ぶんじゃなくて、ちゃんと何を話せって内容まで教えてあげたらいいのにね。
それでもヒブリスは、更に必死に頭を働かせて、厳しいご主人様の要望に答えようと、とにかく何かを口にしようとします。
「ええっと、、実は、この辺りは桃の実が名産で」
「ヒブリス」
「じじじ、実はベツレヘムの名前の由来は」
「ヒブリス」
「じっじっ、実は、実は、ここは我々魔族の中継地点で」
「ヒ・ブ・リ・ス」
「ひゃいいいぃっ!」
あーあー、、なんかもう、ヒブリスってば、圧力かけられ過ぎて魂半分抜けたみたいになっちゃってるし、ベスタも全然何をしたいのかわかんないし、なんかもう時間の無駄って感じ。っていうか、、最後の情報ってわりと重要そうなんだけど。途中で切って良かったのかな?
なんか、もうよくわかんないけど、、あまりに気の毒になって、仕方なく小恵理も、ヒブリス? とちょっとだけ優しい声音で問いかけてあげます。
「あのね、私たちアルトナっていう女の子を探してて、、もし何か心当たりがありそうなら、教えてくれないかな?」
「そんなの、、女の子なんてこの10日見てませんし、あと私の知ってる情報なんて、昨夜何かが猛スピードで北の方に飛んでったことくらいしか知りませんよぅ、、」
シクシク、とヒブリスはついにさめざめと泣き始めてしまいます。なんか、魔族でも泣くんだって驚いたのと、その弱りきった様子があまりに人間味がありすぎて、逆になんだか戸惑ってしまいます。
そんなヒブリスに、ベスタは、最初からそれを話せばいいんですよ、とあくまでも冷徹に突き放します。けれど、しかし、と椅子から立ち上がると、わずかに口許を綻ばせて、ヒブリスの緑の帽子にそっと手を置いたりします。
「その話が出てきたことだけは誉めましょう。ーーそういうことですよ、小恵理」
うん、全っ然わかんないんだけど、、ご主人様に誉められて尻尾を振りまくる犬のように、一瞬で顔を輝かせたヒブリスは置いておくとして。曖昧な笑顔で首をかしげる小恵理に、ベスタは、その昨夜の物体です、と付け加えます。
「タイミング的に見ておそらく、それは魔王本体か、アルトナを含む、魔王に関連した何かでしょう。つまり、これによって僕らは、海路の方を気にする必要がなくなった、ということですよ」
「あー、、なるほどね」
確かに、こっちには一応、魔王がアルトナを生かして返す気ならって確率的に考えて、自分達の勝手な予想で進路を選んだに過ぎません。もし魔王が海路を選んでいたら、こっちの方面はいくら探してもアルトナのアの字も出てくることはないわけです。
で、それが魔王領のある東ではなく、北の方に敢えて飛んでいったということは、魔王領の位置から考えて、魔王はアルトナだけを一度どこかに置き去りにして、そこを経由して魔王領へと帰っていったということ。自分達の進路は、ここからは海路でアルトナが連れ去られた可能性を捨てて、このクリュセイスから北に広がる、リーガルの山地を目指して進んでいけばいいわけです。
なるほどね、、さすが魔王軍の斥候というか、それは、確かに有用な情報だわ。小恵理も、ありがと、とヒブリスにお礼の声をかけます。が、
「あ? お前なんか知らねえわ」
ええええ、、洗脳され過ぎて、なんか私に敵意剥き出しなんですけど、、しかも相変わらず弱っちいのがわかるから、気安く話しかけんな、とか凄んでくるのに全然怖くないし。なんか小学生にでもガンつけられてるみたいな気分です。
ベスタは、一瞬だけ呆れて息をついていましたが、敢えてその反応はスルーして、では行きましょうか、と席を立ちます。
「おかげさまで、僕もだいぶ回復しました。ここからは小規模な集落が続きますから、探索も早めに済むでしょう」
「そっか、良かった。元気になったんだね」
うっかりベスタの魔力が枯渇するようなら、あとで何か文句を言われてでも、魔力の供給してあげなきゃとか思ってたからね。小恵理は笑顔でそうベスタへ言うと、席から立ち上がり、ベスタも、何故か一瞬だけ固まってたけど、同様に立ち上がって、二人で階上へと歩き始めます。
や、本当は朝食摂りに来たんだけど、、どうせ持参した食料なので、むしろクリュセイスを出てから、野原かなんかで食べた方がなんとなく面倒がない気がして、一度スルーにします。
「あっ、あの!」
と、ここでヒブリスが、私はどうしたら、みたいな感じでベスタへと声をかけてきます。ベスタは、一瞬だけ足を止めて、相変わらず冷酷な感じにヒブリスを振り返ります。
「あなたは別動隊として情報収集です。何か有益な情報があったら連絡しなさい」
これが僕を呼ぶ魔道具です、とベスタは赤い紐の付いた鈴をヒブリスへと渡します。ぶっちゃけもうここに帰ってくることはなさそうですが、付いてこられても邪魔になりそうだし、体よく追い払った感じ。
ヒブリスは、ははーっ、とかひれ伏しそうなくらい恭しく、両手を掲げて鈴を受けとると、行ってらっしゃいませ、とかもはやマジ執事じゃんと思うほど丁寧にベスタを見送ります。
「じゃ、行ってくるね?」
「あ? 知らねえよ。さっさと行けや」
うーん、、せっかく笑顔で手を振ってあげたのに、またしても忌々しげ&マジボイスで追い払われます。ベスタとの落差がなんか悲しいし、この仕打ちはどーにかなんないものかな?
別にこれでお別れだし、いいんだけどさ、ととりあえず二人でそれぞれの部屋に戻りーー小恵理は自分の支度を整えながら、ふと、あのヒブリスって、この宿代どうしてるんだろう、と気になります。
ヒブリス自身が激ヨワ魔族ってことは、道行く冒険者から自分で強奪、もとい稼いだりはしてないだろうし。あの緑のスーツも帽子も、どことなく魔道具的な気配がして、とても市販品とは思えません。まるで、どこかに新商品の開発とか、稼ぎまくるパトロンでもいて、お金の工面でもしてもらってるみたいな感じ。
「ま、そんな商人みたいな魔族いるわけないよね」
いくら魔族に人間味があるっていっても、そこまでいったら本当に人間と変わらないもんね。小恵理は自分なりに納得して、部屋の前の廊下でベスタと合流し、ヒブリスの見送りを(ベスタだけ)受けながら、クリュセイスの街の門へと向かいます。
一応早朝だっていうのに、その途中では、相変わらず物乞いやら、ホームレスみたいな姿の母子やら、粗末な布を纏ったやさぐれた中年やら、とにかく心の荒れた様子の民たちがいて。それらを無感情な瞳で眺めながら、ベスタは、小恵理、と呼び掛けてきます。
「ん? どうかした?」
「小恵理、、そういえばあなたとは中等部時代、民衆を助けるにはどうすべきか、みたいなテーマで言い争いになったことがありましたよね」
「ああ、、あったね、そんなこと」
あー、、たしか中等部に上がる寸前の勉強会の時だったかな。なんとなく思い出して、小恵理は頷きます。
確か、より優れた政治は王政か民主制か、みたいな話をしていて。今もそうだけど、当時はまだより強く現代の感覚を残していたから、王や貴族といった上がしっかりしなきゃダメか、民衆自身が色々学んで自分で動いていかなきゃダメか、みたいな部分で、ベスタと言い争いになったことを覚えています。
結局、この話は王政が大事、と言い張るベスタに根負けして、上が無能だと下が苦労するよね、みたいな話に着地した覚えがあります。その辺りを漠然と思い出していると、ベスタは、この現状を見て、今のあなたはどう思います? と小恵理へと問いかけてきます。
「あの時は確か、結局は上が無能だと、民衆の暮らしが犠牲になる、という部分で話が付いたと思いますが。今のあなたは、今のこの街を実際に見て、何か別の見解を抱いたりしますか?」
「んー、、この現状で、ね」
正直に言ってしまえば、あんまり直視したくない現実って感じなんだけど。そんな、理論や論理で成り立つ思考より、まず第一に可哀想、助けられたらいいなって部分が先に来ちゃうからね。
ただこのクリュセイスの街は、まさにベツレヘムという、無能の貴族が領主となっているために、街の人々の心も生活も荒み、苦労を強いられている、という典型例であることに違いはありません。だから、普通であれば、当時のその答えがやっぱり正しかったんだね、と強調されて終わる話でしょう。
でも、、ね。そこにはもう一つ忘れちゃいけない要因がある気がして、小恵理は、そうだね、とベスタへ目線を送ります。
「確かに、上が大事っていう話はこれを見ちゃうと、いよいよ本当だと思う。けど、、上っていうならたぶん、私たちも、なんだよね」
そう、、ゾディアックにおける筆頭公爵の令嬢と、宰相の子息。自分達はまだ所詮は子供という立場ではあるけれど、ここの民衆と比べたら、自分たちはいわゆる持っている人間という一分類になるはずです。
だから、自分達もいつかは彼らを背負うことになるんだっていう、将来に対する責任みたいなものを忘れてはいけない気がして。小恵理は珍しく、真剣な表情でベスタへと応えます。
「力やら権威やら、、色々恵まれてる私たちだから、この景色は忘れちゃいけないと思う。今は無理でも、いつかこういう街をなくせるように、私たちも色々考えなきゃいけないんだろうな、と思うよ」
なんせ、一応はこんなでも聖女だしね、と小恵理はベスタへとはにかむように笑いかけ、ベスタは、そうですね、と珍しく穏やかな表情で頷きます。
「僕も、今は宰相の息子に過ぎませんが、、これからは、できることも、やるべきことも増えてくるでしょう。それが見えている現状で、座視するのが正しいことだとは僕も思いません。ーー決して」
なんだか、、そう、最後に締めくくるように強調したベスタは、義憤に駆られているのか、民衆に同情しているのか、目を細めて、中空を睨み付けるように語っていて。
そっか、と小恵理はベスタに頷き、どこか落ち着かない気分になりながら、ベスタと共に、クリュセイスの街を出ていきました。
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