姓名判断ー相性診断6、人運

はい、ということで、今回は相性診断について、6回目、人運の相性について、解説をしていきます。

人運は、これまでも三才五行の関係で、毎回のように出てきていましたが、今回は、人運単独ではどういう相性を見るのか、といった話を主軸に、お話をしていきます。

人運自体は、人柄、性格、才能といった要素、また、中年期の運を見ることになりますので、ここでの相性を見るということは、まさに対人関係の要、人との性格や好みが合うか、行動傾向やどこに強味、弱味があるかなど、人との付き合いにおいて、特に重要な点を見ることになります。

人付き合い自体は、外運の領域になりますが、人運と外運の違いとしては、外運はあくまでも、対外的な面にすぎず、人にどんな顔を見せているか、であって、人運は、その見せている顔の内側、その人の内面に関わる点にその違いがあります。
多くの人は、いわゆる余所行き顔と、本心、のような使い分けがあると思いますが、余所行き顔が外運、本心が人運、のように理解すると、わかりやすいと思います。

あるいは、他の占術と対照させるならば、四柱推命に詳しい人ならば、厳密には違いますが、年柱や月柱と、日柱の違いのように理解すると、わかりやすいかもしれません。また、ホロスコープならば、太陽と月(プラスして水星、金星要素もあります)が近いと思います。


では、ここからはそんな人運が、相性を見る際には、どのような意味を持つのか、見てみましょう。


ということで、人運の相性ですが、人運がその人の人柄、内面に関わるのであれば、この相性が合うか、というのは、つまり内面が合うか。心の波長であったり、考え方であったり、物事の捉え方が近いか遠いか、能力的に、補い合えるのか、足を引っ張ってしまうのか、などを見ていくことができます。

人運の相性は、特に、友人関係について語られることが多くありますが、相手とうまく波長が合うのか、趣味嗜好が合うのか、補いあえるかなど、異性への好みというよりは、同性同士の付き合いにおいて、付き合いやすいと思える要素がどれだけあるのか、という点を多く見ることができる点から、人運で判断されることが多くなっています。

逆に言うと、異性で、この人運の相性が良い場合というのは、異性でありながら、相手への理解がしやすい、補いあえる、ノリや話、趣味嗜好が合う、ということになりますので、その人が、これこそ男女の恋愛、という愛情を重視した形態の付き合いではなく、気楽に話せて付き合える、一緒にいて楽な相手、などを求める場合、恋愛というと、主に外運を問われることが多いながら、この人運の相性だけで、十分恋人に発展することもあるため、相手の好みによっては、人運を重視した方が良い場合もあります。

相生相剋について見ていくと、まず、この人運が相生である場合、この五行において、相生とは、生じる側は、生じられる側に自分にはない部分を感じ、惹かれるケースが多く、これを人運に当てると、つまり自分にはない能力、才能、強みを持つ相手(生じられる側)と、それに惹かれる側(生じる側)という関係になるため、友人ではありながら、片側に主導権があり、一方は付き従うような、やや偏った関係ができやすくなります。

例えば自分の人運が木、相手が火であれば、木は火の行動力や明るさ、素直な感情やアクションなど、自分が土、相手が金であれば、周囲との衝突を恐れず、我を通せる強さ、主張の強さなど、主に生じられる側が、同性であっても好ましく思える要素を多く持ち、自分の側はその魅力に惹かれて、相手は気ままにいても自分の資質を認められる、居心地の良さから、長く関係を続けていける相性となります。

比和の関係である場合、お互いが同じ属性を持つところから、似た性質、近い性格を持ち、お互いへの理解が早く、対等な関係を築いていける相手となります。

お互いが似ている、ということは、長所や短所も似ている、ということで、似た者同士、仲良くなるのは早いかもしれませんが、有事には、お互い同じような問題で詰まりやすく、新しい発見などもあまりないため、発展性には欠ける相性とも言えます。

異性であっても、やはりお互いに理解が早く、近い性質を好む二人であれば、恋人に発展することもありますが、あまり異性を感じない、わかりやすいがためにドキドキは得られない、といったように、どちらかというと友人に向く相性で、この場合、異性ということもあり、長所短所が近いのは同性と同じながら、考え方や切り口の違いから、発展性についてはやや高く、良い相談相手になってくれることもあります。

相剋の関係では、一方の性格がもう一方の性格を抑え込み、圧力をかけるため、剋される側に居心地の悪い関係となります。

相剋は、剋する側が自然にしていることが、剋される側に圧力になるため、意図せず相手を押さえ込んでしまうのが特徴になります。
ここから、人運では、相手の性格、能力といったものを抑え、いつもの自分でいられなくなる、実力、魅力を発揮できなくなる、活躍の場を奪われるなど、人柄の部分を抑えてしまうため、他の運と比べても、居心地の悪さが際立つことになります。

特に問題になりやすいのが、見た目は外運、内面、内心が人運の領域になるため、人運による相剋は、剋している側が、相手に居心地が悪い思いをさせている、とは気付きにくく、知らぬ間に苦手意識を持たれている、恨みを買っている、といったことが起こりやすくなる点です。

例えば外運が相生で、相手が恋人であったりすると、甘えているつもりで、本当は相手が望まない無理な要求をしていた、我儘を通していたなど、力関係が偏っているからこそ、意識的に相手に不自由をさせないよう、接することが重要になります。
本来の魅力を発揮させず、運気も抑えてしまうため、総合的に見ても、相性としては悪いものと言えます。


ということで、今回は人運の相性について、解説させていただきました。

人運というと、姓名判断で7つある運の中でも、人柄や人間性といった、人としての中核に関わる分、ここでの相性は得意不得意、好き嫌いにも直結しやすく、特に重要度の高い相性と言えます。

とはいえ、人運の相性が良くても、総運や外運の相性が悪いと、結局悪い影響も受けてしまうため、やはりそちらも併せて見ていく必要がある点に、違いはありません。

では、次回は、社会運の相性について、解説をしていきます。

でわ♪

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