姓名判断ー相生相剋の基本構造5
はい、今回は相生相剋の基本構造ということで、⑤金生水について解説していこうと思います。
まず金生水とは、金属の周りに水滴が付くこと、金の周りに集まる水を原義としていて、金の強さが水を生み出すこと、金が水を水たらしめることができる、ということが言えます。
水は不安定で流れやすく、周りに影響されやすい、どんな場所であれ溜まってしまう、といったように、場所の影響を強く受けます。これが感性の鋭さ、感受性の強さといったように、水に独自の性格をもたらし、時として生きにくさを与えてしまいます。
そして、金は基本的に変化に強く、精神力の強さ、逆境を跳ね返す強さ、揺らがない自分という、強い色を持っています。
この金の資質は、周りからの影響を受けやすい水にはありがたく、ここで一定の、変わらない感情を得て、揺らがないという平穏を得、水本来の、自分自身、という存在に戻ることになります。金の、周りからの影響に対する強さ、個性が、水を水たらしめることができるのです。
金は金で、その性格の強さや色の強さゆえ、少なからず、人から遠巻きにされる、という経験をしています。それゆえ、金には、自ら孤立するような水が放っておけず、時には盾となり、時には常識を教え、時には叱って、その平穏を与える、一助を担うことになります。
金への恩恵は、水と関わることで直面する、水の凶数としての試練、それを共に乗り越えることで得られる、本当に強さ、優しさと、水の透明さー利害得失を度外視し、金の性格の強さにも関わらず、純粋な感情を向けられる感性、情による判断が、金を美しく、より輝かせることになります。
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