姓名判断ー75画
はい、今回は8回目、最後の陽土、75画について、解説していこうと思います。
陽土は、陽の当たる大地、ということで、豊かな植生、多くの生物が地上で暮らす、豊かな大地として、多くの時を過ごし、時には多すぎる生態系が争い、凶を招くことはありましたが、その将来性、繁栄、平穏な様など、多くの場合で吉数以上となりました。
前回では大いに繁栄し、強い吉性をもたらした陽土ですが、では、更に時の経った結果、最後にはどう変わったのか、見ていきましょう。
75画 吉数
呼び名:平凡運、平均運、均一運など
75画は日常になった大地です。
どんな繁栄も、長く続いてしまえば、それが普通であり、当たり前になってしまいます。代わり映えなく、変わることもない、そんな様から、75画は平凡な生活、何事も適度に楽しむ、可もなく不可もない、平均的、家庭も仕事もほどほど、マイペース、夢がない、人間的魅力には欠ける、安定感がある、といった要素を持ちます。
75画は、大成功が見込めない代わりに、大失敗もない、栄誉を戴くことがない代わりに、どん底に陥ることもない、といった、平均的、中間、平凡といった要素が強く、普通であることを美徳とする日本には、馴染みやすい点、安定感があり、何事も悪い結果にはならない点などから、基本的には吉数、吉運といった評価になります。
水が名前にある場合、土特有の、普通という感覚が一般と解離してしまい、的外れな普通を主張する、自分の中では普通だけれど、一般的な評価ではマイナス、異様、といった状態が増えてしまいます。
また、水は感性に優れ、独特の世界観が一部で評価され、画家や伝統芸能など、芸術方面で活躍することがありますが、75画の中では、その世界観が中途半端に一般化されてしまい、作品も、陳腐、月並なものへと成り下がってしまいます。
総じて、75画の場合、振り切った感性、世界観を要する数字とは、軒並み相性が悪くなってしまいます。
水が周囲にいる場合、水は凶数が多く、孤独や病弱など、不運を抱えることが多くなりますが、75画が悪気なく普通を振りかざしてしまい、水の心を傷付けてしまいます。
土は元々感受性が鈍く、繊細な感性というものを理解しません。75画は、陽土の中でも特に普通、平均という位置に特化しており、水のように、一般から離れた感性というものを理解できない点から、普通しか知らないからこその、異端への理解への弱さ、それが無神経な言動で、外に現れてしまいます。
木が名前にある場合、木が独立独歩、地道な努力を有する性質から、努力をしているのに平凡、といった評価をされやすく、能力面に欠ける、要領の悪さなど、努力が悪い方面に判断されやすくなります。
独立独歩、という点も悪く、仲間との縁が強い75画、陽土の場合、本来であれば周りが努力の内容を見て、それを良い意味の噂へと広げてもらえるのですが、木があると、独立独歩の姿勢から、単独行動が増え、努力の中身を知られないところから、勝手な憶測をたてられやすく、結果として、悪い評価へと繋がってしまいます。
木が周りにいる場合、基本的に木は優秀で、75画は平均、平凡といった成績しか出ないのに対し、地道な努力を続け、大体において平均以上を有し、木が常に一歩抜けた存在となるため、75画には不利な相手となります。
一般に、努力家で、優等生とされる木は、勉強に限らず、何かしらか秀でた要素を持っており、一人で黙々と努力する姿勢から、75画のように、仲間と一緒でも全体的に平凡、凡庸な能力を持つ人は、劣等感や羨望、嫉妬といった感情を持ちやすく、時に、被害者意識のような感情に苛まれることになります。
火が名前にある場合、火の明るく活発な性格、コミュニケーション能力、豊かな発想力が、75画の平凡、凡庸といった評価を向上させ、能力以上の評点を受けることができます。
成績や能力自体が平凡でも、人を評価するのは人、相手への印象次第で、得点とは別に、評価という点では、良くも悪くも変わります。その評価という点で、火が75画を手助けし、平凡であっても、その資質を認められたり、抜擢されたり、といった経験をすることができます。
火が周りにいる場合、火がその明るさ、楽しさで75画の気分をあげ、また発想力や、直感力で手助けをしてくれるため、75画も平凡、凡庸さから脱することができます。
普通、平凡といった要素を強く持つ75画にとって、火の持つ新しい発想、機転や閃きといった資質は、まず自分では、持つことができない要素であり、火と接していると、それらを、普段から披露してもらえるところから、75画も新しい着眼点、観点を得て、平凡という世界から脱することができるようになります。
金が名前にある場合、75画の平凡さ、平均といった能力を、金が不得意分野へのカバー、利点として押し出すことで、一つの特徴として、大きく活躍させることができます。
平均というのは、目立つ長所がない代わりに、際立って低い点もないということであり、一点集中型で、一つに特化しがちな陽金には、得意分野以外を大きく補助する役目を持ち、また、戦いに進む陰金の場合、弱点になる部分がない、という意味で、いずれにせよ、これが金には強みとなります。
金が周囲にいる場合、金は、基本的に目指す点に一直線に進み、それ以外を省みないところがあるため、何かにつけて不足する点、苦手分野などを持ちますが、75画が平均的に何でもできるため、金の補佐役として、各部分で、重宝されることになります。
また、75画自身は補佐をする側ですが、金が優れた能力を持つ分野に関しては、金から学ぶこと、吸収することもでき、その分野に関しては、平均以上の能力を有することもできるため、結果として、75画も恩恵を受けることができます。
ということで、今回は8回目、最後の陽土、75画の解説とさせていただきました。
75画の場合、平凡、凡庸と言えば聞こえは悪くなりますが、器用貧乏、一定程度には何でもできる素質、という意味で見ると、自身に特化した能力が必要とされる水とは悪相性になりますが、一点に特化して苦手が多い金には好相性、ということになります。
極振りの中では戦えないけれど、極振りを補佐することは得意、といったところでしょうか。モブでも平穏に過ごせる保証がある分、昨今のような、やもすると、平均以下の生活に落ちてしまう社会においては、案外強い数字なのかもしれません。
では、次回は8回目、最後の陰土、76画の解説に入ります。
ではまた🎶