姓名判断ー35画
はい、今回は4回目の陽土、35画について解説していきます。
土は変化しにくく、初期から生き物を育む大地としての役割を続け、25画では、その変化のしにくさこそ特徴として持っていましたが、では更に時間の経過した35画ではどう変わったのか、見ていきましょう。
35画 吉数
呼び名:技芸運、多芸運など
育て上げた大地ー補佐としての役割
長く生物の土台となり続け、育んできた大地は、その支えるという役割を強めます。
自分で率先して何かをするより、すぐに実りは現れないものの、来るものには適切で、確かな恵みを与える。そんな性質から、35画は補佐役として力を発揮、縁の下の力持ち、努力家、確実な前進、自己主張の弱さ、金運、温厚といった要素を持ちます。
男性の場合はその柔和さから女々しさと言われることもありますが、女性には吉性が強く、日に陰に男性を支える、理想の奥さんとされる数字になります。
35画は男女で適性が分かれ、男性の場合は社会運で吉運が良く、人運や総運に24画、37画など金運、社会面で強い画数があると、組織のナンバー2として活躍できます。
人運や外運、総運では穏やかさ、気配りの人として需要を得ますが、前面に出て活躍する数ではないので、男性の運としてはやや弱めです。
家庭運では、相生の相手と結ばれると、主夫やマイホームパパとして、穏やかな家庭を築くでしょう。
女性の場合、社会運を除く全ての運で運気が良く、女性らしさ人を助け、支える数字として、女性の魅力を最大限発揮します。
社会運では、社内の細々とした用件で活躍し、重宝されますが、女性も活躍する時代としては、今の風潮とはやや乖離するため、前面に出て仕事をしなければならない場合、多少の苦労や不満があるかもしれません。
相生相剋としては、火生土では、火の行動力や前向きさに支えられ、元気をもらう好相性です。
陽火の場合、35画が火に元気付けられ、行動力のある火が前面に出つつ、その抜けの多さを35画が補う、という前衛と後衛の関係で、お互いを補い合うパートナーとして、無くてはならない存在になります。
陰火の場合、特に35画が男性の時、恋愛面で好相性で、陰火の不満を聞いて35画が協力し、火の愛情を強める関係で、昵懇の仲を築けるでしょう。
35画が女性の場合、最初は相性が良く思えますが、火の不満に応え続けることで、35画が疲弊してしまうため、24画を除き、あまり良い相性ではありません。
土生金では、職人気質で一本気な金を支えつつ、金の強さに守ってもらう仲で、好相性です。
金はこだわりが強く、支える35画にも細かな要求をしますが、それに応えていくことで、35画も高度な能力を身に付け、仕事や日常など、多方面に活用していくことができます。
金が男性の場合、職人や伝統芸能の世界など、細かな決まりのある世界では35画の資質が光り、理想の奥様として、かけがえのない存在となるでしょう。
相剋としては、まず木剋土では、自分のことを自分で確実にこなす木の前では、35画に出番がなく、特に自立心旺盛な陽木と悪相性になります。
陰木の場合は、頼りない部分や、助けが必要なことも多く、35画が手助けをすることになりますが、木のマイペースが出て、35画としても手応えがなく、やはりあまり相性は良くありません。
何のために助けているのかわからなくなる、自信を失うなど、画数によっては悪影響もあるので、注意が必要です。
土剋水では、35画に水の特有の感性が理解できず、自分流の手助けをして、水から煙たがられることになります。
ただし、水の流儀は凶作用が働くことが多く、それを緩和される面があるため、必ずしも悪相性とは言えません。
水は自分なりの感性で物事を判断しますが、世間的にはズレていることが多く、それを35画が修正してくれます。
社会運など、その感性こそが活かされる環境では悪相性になってしまいますが、それ以外の普通の社会生活では、35画に助けられ、相剋ながら、むしろ好要素となります。
ということで、今回は35画の解説とさせていただきました。
従来、35画は女性的で、控えめ、人を支えるなど、女性には良好な画数とされてきましたが、昨今では価値観も変わり、女性も率先して社会に出て、自分のために生きるようになっているため、評価の難しい画数とされています。
旧来の価値観の残る田舎では良好な数、女性も自由に生きて当たり前の都会では、そうした生き方にはやや合わない画数になるかもしれません。
では、次回は36画、4回目の陰土の解説に入ります。
ではー🎶