姓名判断ー42画
はい、今回は5回目となった陰木、42画について解説していこうと思います。
陰木は日陰の木として、周りからの遅れ、弱さなどを経た上で、成長の遅さを武器に、前回は手の取りやすい果実、低木の実として躍進を遂げました。
では、今回はどう変化したのか、見ていきましょう。
42画 凶数
呼び名:薄弱運、気弱運など
環境任せの樹ー熟しすぎた果実
ようやく実を付けた樹も、ある程度の時期を過ぎると、味自体がそこまで落ちていなくても、実そのものに魅力が失われ、他のみずみずしい、日向にあるような、華やかな果実に手を奪われてしまいます。
残った実は、落ちて土に埋もれるか、運良く運ばれるかのどちらかになってきます。
この残された実の状態から、42画は決断力がない、才能があっても活かせない、自主性がない、他力本願、努力しない、困難から逃げる、ヒロイック、夢見がち、頼りなさ、世間知らず、お人好し、周囲の影響を受けやすい、といった要素を持ちます。
42画は、時間が経つに連れて、徐々に状態が悪くなりやすく、人運や総運、社会運にあるとき、凶作用が強く働きます。
家庭運では、他力本願、自主性のなさなどで、家族に負担をかけることもありますが、家族に相生の相手がいれば、大きな問題にはなりません。
外運では頼りなく、夢見がちに見られやすい反面、人運とのギャップによって評価が変わるため、相生相剋が大事になってきます。また地運でも、元々の才能がある分、人運によっては、20歳以降で順当に開花していくため、相剋などがなければ、そこまで凶要素は強くありません。
相生相剋としては、水生木では、42画の他力本願、夢見がちな点に水が奮起し、42画を支えてくれ、42画もそれに応える、好相性です。
水は感受性が強く、情に流されやすいため、42画のために努力をし、結果として、水も現実的な能力を身に付けることができるため、水には恩恵があります。しかし水も感性で動くため、結果はそこまで伴わないことも多く、その不備を埋めるため、42画も自分で行動しなければならず、これも結果的に42画の自立を促すことになります。
もし不備がなくても、水には抜けが多い分、42画もプレッシャーを受けず、感謝や勇気をもらうなど、自分で動きやすくなるので、お互いに凶要素を取り除く助けになることができます。
木生火では、火の明るさ、前向きさにつられ、42画も自分で動く力を身に付ける、好相性です。
42画は周りの影響を受けやすく、陽火のように、前向きに、自主性をもって取り組む相手といることで、自分も動く勇気をもらうことができます。元々の能力がある分、歩みを始めれば、火のサポーター役として有能な味方となります。
ただし、陰火、特に14画、34画のように、不満を抱えやすく、42画が一歩を踏み出すのにプレッシャーとなる数の場合、42画が他力本願から抜け出せず、相性は良くありません。
相剋としては、金剋木では、金の強さ、負けず嫌いなどが42画にプレッシャーを与え、逃げ出させてしまう悪相性です。
金は意思が強く、陰金は攻撃性に怯え、陽金の我が道をいく姿にも、周りの目を気にしない様子などが見え、影響されやすい、という42画も、周りからの非難を恐れ、同じ道には踏み出せません。どちらの場合も、関わる厄介さを先に感じてしまい、かえって殻に閉じ籠ってしまいます。
とはいえ、42画は逃げ足が早く、家庭運など、逃げ道を封じ、追い詰められるような状況でなければ、大きな害を受ける前に逃げてしまうため、実は、金剋木にしては害は小さくなります。
木剋土では、他力本願で、努力をしない42画が、土のコミュニティの足を引っ張る、悪相性です。
土は仲間意識が強く、42画にも最初は友好的です。しかし、他力本願な姿が目に余るようになっても、水のように和を乱すことはなく、42画は仲間の一員としては振る舞っていること、頼りない姿などもあり、無闇に責めても土が悪者にされやすく、対処ができません。
結果として土にストレスを与えやすく、それがコミュニティに伝播し、問題を起こしていくため、運気を害することになります。
ということで、今回は5回目の陰木、42画の解説とさせていただきました。
42画は気弱さ、他力本願で、問題をひたすら先送りにしていくことで、やがて年齢という壁が様々な問題を引き起こしていく画数になります。
元々の能力は高い人が多く、早く対処ができれば、問題が大きくなる前に対処能力、手法などを身に付けていくことができるので、凶数ではありますが、その場合、あまり大きな問題にはなりません。
親が元気なうちに、現実的な対処能力を身に付けること、問題に向き合うことを覚えていけば、特に女性の場合、多少気弱な面が残っても、男性には魅力に映るなど、幸運を享受することもできます。
では、次回は43画、5回目の陽火の解説とさせていただきます。
では✨