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福沢諭吉ーホロスコープ
はい、有名人のホロスコープ、姓名判断の組み合わせ紹介、最初の一人目は誰もがご存じ、お札の人です。
最初の一人だけに、誰にしようか迷いましたが、とりあえず現存する人物でない方が問題なさそうという、ちょっと大人の事情でこの方に決まりました。
なお、姓名判断とホロスコープ、両方を1つの記事に詰め込むと、尋常じゃなく長くなることがわかりましたので、ホロスコープで1つ、姓名判断で1つ、併せた考察で1つの、3本仕立てで書いていこうと思います。
さて、ということで福沢諭吉さんですが、1万円札の人、ということで長く君臨していましたので、おそらく誰もが知ってる方と思いますが、簡単に人物紹介をします。
誕生日は1835年1月10日、摂津の国生まれ、幕末から明治にかけて活躍した人物で、慶應義塾大学の創設者、『学問のすゝめ』で有名ですね。
言わずと知れた超有名人ですが、ここでは誕生日と名前が大事で、歴史の紹介をする意図はないので、詳しく知りたい方はWikipediaを参考にしていただければと思います。
ということで、まずはホロスコープの紹介です。
出生時間はわからないので、ここではハウスは考慮しません。また、生まれは摂津の国とのことなので、今で言うと、大阪と見てチャートを出していきます。
はい、1から計算するのは非常に面倒なので、ネット上にある便利計算ツールを使わせていただきました。
一般的に、ホロスコープというと
こちらの円を使う方が一般的ですが、本職の占い師ならともかく、こちらを見てもよくわからない方の方が多いと思いますので、今回に限らず、ここでは上の表を使わせていただきます。
ということで、福沢諭吉の出生図ですが、まず太陽を見ると、これは山羊座、一言で言えば、権力志向で現実的な実力者、といった様相で、これが主人格、この人の基本の人柄、ということになります。
そして、二つ目の画像、円を見ると分かりやすいですが、太陽には月で120度のソフトアスペクト、土星に90度のハードアスペクトがあります。
これはつまり、月の司る感情とは同じような気質を持ち、手を取り合っていけるけれど、試練を表す土星とは、方向性が合わない、ということを意味します。
中身を見ると、120度の月、牡牛は、感情面で所有や物欲、粘り強さが現れる、と言うことで、人やものへの愛着を抱きやすく、主人格の山羊が、現実的にその牛の欲求を満たしにいく、ということを表します。特に太陽山羊ということからは、権力を得て欲しいものを得ていく、といった傾向を見ることができます。
90度の土星、天秤はというと、土星は試練を表すため、福沢諭吉は、社交性や公平性という面に苦手項目があり、山羊が現実的に考え、権力を取りに行こうとしても、人付き合いの苦手さ、不公平さなどが現れ、その行程の邪魔をする、ということがわかります。
さて、このような感じにチャートを読み取っていくのですが、全てを見ていくとキリがないので、あとは重要なところを見ていきます。
福沢諭吉で特徴的なのは、なんといってもソフトとハード、二つの三角形です。
ソフトの方の三角形は、ミニトラインといい、これがある場合、その3つの天体は、調和的に働く、と言います。
この三角形は、福沢諭吉の場合、金星射手、土星天秤、天王星水瓶の間で働き、土星は先程苦手項目として挙げましたが、この点を金星射手と、天王星水瓶が協力して緩和してくれることになります。
中身はというと、天秤は不公平さ、人付き合いの苦手さ、などとお話ししましたが、金星射手は旅人気質、哲学的、理想主義的、行動力などを持ち、福沢諭吉にグローバルな視点、どうしたら根本解決になるかという洞察と理想、実際に行動に出られる行動力を与えます。
そして天王星の水瓶、これは社会構造などの改革をもたらす天体で、ドミサイルといって、天王星は水瓶が最も力を発揮できる天体でもあるため、この天王星が射手や天秤と組んで、反骨精神を発揮、社会常識を覆し、変革を行います。
ここまでを見ると、福沢諭吉が西洋文明へ着目した点や、『学問のすゝめ』の著書、水瓶は自由平等といった博愛精神を持つことから、男女同等論を謳った点など、当時にはない考え方の数々は、ここから来ているだろうことが伺えますね。
なお、海王星も水瓶で、木星の双子とソフトアスペクトの一つ、トラインがあることから、福沢諭吉の常識を覆すような言葉は、世にも浸透しやすく、しかも広く、大きく拡大していくことがわかります。
そしてハードの方の三角形ですが、これはTスクエアといい、3つの天体がそれぞれ衝突し、有効活用ができれば大きな力にもなるものの、基本的にはトラブルの引き金になるなど、葛藤が生まれることを意味します。
福沢諭吉の場合、これが水星山羊、火星蟹、冥王星牡羊の3天体で起こります。
はい、ホロスコープに慣れた方であれば、この3天体でTスクエア、という時点で、うわ、と思い、星座を見ただけで、ああこういう人ね、とわかるのではないでしょうか。それくらい露骨な組み合わせです。
まず、水星山羊という点から、コミュニケーションや考え方が現実的で、権威主義的、上下関係にこだわる人なのだろうとわかります。
そして火星が蟹、身内が大事で感情的に動きやすく、水星山羊と併せると、いわゆる身内には甘いが、自分の派閥外の人間には、マナーなど、細かいことにもこだわり、目下の人間には上から目線で注意する、しかもその日の気分で、という、ちょっと迷惑なお局様像を思い浮かべると、結構近い雰囲気になっていきます。
そして、冥王星が牡羊。活発で行動力がある反面、攻撃的で喧嘩っ早く、一番を目指す、という、これが非常に強い作用を持つ冥王星で、権威の水星、身内大事な火星とハードアスペクトであるTスクエアです。
はい、こーれーはー、ヤバそうだなって思いません?
福沢諭吉のwikiを見ると色々書いてありますが、この3天体からでしょう、書いてある文面がなんとも攻撃的というか、しかも自分の論は正義、他人の論は下の下の論外とも言うほど、スゴく攻撃的な雰囲気が伝わってきます。冥王星が牡羊座なので、ストレートな物言いになるのはわかるのですが、ここの牡羊さん、さすがに働きすぎです。
歴史として見ているので、Tスクエアが起こす葛藤やトラブルというものは、リアルタイムで感じ取れるものではありませんが、おそらくこのTスクエアは、普段を生きる福沢諭吉には、相当なトラブルを引き込んだのではないかと思います。それくらい、文面がバトルモード全開になっています。おそらく、土星の天秤が持つ、不平等感も後押しをしているとは思いますが。
なお、月の牡牛と、天王星の水瓶がかなりタイトな90度を形成していることから、自分の常識を覆すような発想、反骨精神に強くこだわり、考え方を曲げよう、と思うような柔軟性を持たない点も、この文面の形成に一役買っている気がしますね。異論があるから妥協しよう、ではなく、意地でも自分の論を貫き通すわけです。
ということで、まずはホロスコープから見る福沢諭吉について、今回はお話させていただきました。
リアルに生きる人であれば、もう少し詳細の鑑定をしてもいいのですが、今回は偉人の鑑定ということで、その人物像や業績の背景を辿っていけば十分かな、ということで、ここで終わりにします。
この後で、芸能人の出生図なんかも出していく予定ですので、そちらではもう少し掘り下げてもいいかもしれませんね。
次回は姓名判断で見てみますが、時代が明治前後ということで、現在の姓名判断は新字体でも行いますが、ここは旧字体優先ということで、福沢諭吉の沢は澤として、画数計算をしていきます。
昔の姓名判断というと、例えば浜や海、沢にもある、部首のサンズイは水を表すので4画、といった計算の仕方もありますが、個人的には、あまり合わないように思うので、画数計算自体はそのまま行います。
では、また次回に🎵
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