【婚活恋愛失敗談】マッチングアプリの出会い
『男性だって女性に甘えたいし頼りたいよね！』
甘えたがり男子専門コーチ/恋活婚活アドバイザー/レンタル彼女PREMIUM店長＆指導教員/小説家の中村千花(@chika_rkt)です。
昨年のことですが、友人がマッチングアプリで会った男性と結婚をしました。
出会ってから3ヶ月くらいのスピード婚で、結婚から1周年が経ちましたが、仲はまずまず良好のようです。
旦那さんは1年で10キロも太ってしまったそうで、中年太りと言うにはまだ早いから、これが幸せ太りというものなんでしょう。
太るのは嫌だけれど、『幸せ太り』ってなんだか虫歯になりそうなくらい甘い言葉ですね。
聞いただけでちょっと奥歯が疼きます。
この出会いがマッチングアプリと知った時、私たちの仲間界隈は少なからずザワつきました。
そもそもマッチングアプリの利用というものが、私たちの世代ではちょっと珍しいし、そこから短時間で結婚になるなんてレアもレア！
8月にIKEAに行くとザリガニが食べられるくらい、とってもレアな出来事なのです。
でも、男性も女性も『結婚したい』と思っているなら、マッチングアプリや結婚相談所の出会いってすごく合理的なんですよね。
そもそも、結婚するのに恋愛というプロセスを踏まなければいけないという価値観って、ほんの数十年前から始まった文化だって知っていましたか？
人類が誕生してから近年までは、適齢期になると、お見合いや周囲の人の紹介で結婚するというパターンがほとんどでした。
野村昭子とか上沼恵美子みたいな『お節介おばさん』が近所には必ずいて、独身男性を見つけては歓楽街の客引きみたいにするりと近づき、「いい子いるけどどう？」とやや強引に男女をくっつけていくのです。
あちらに独身男性がいると聞けば、「いい子いるけどどう？」。
こちらに独身男性がいると聞けば、「いい子いるけどどう？」…って。
なんだか秋田のなまはげか妖怪みたいだな…『お節介おばさん』って…。
恋愛結婚がお見合い結婚を上回ったのは1965年のことというので、本当に最近のことです 。
1965年というと、高度経済成長期の真っ只中！
高度経済成長～バブルと、景気の良い時代が続いて国が豊かになり、人々の所得が増えた時代です。
また、レジャー産業が盛んになったのもこの時代で、自由に使えるお金を得た若者はその身を着飾り、意中の相手を誘ってはスポーツカーに乗ってフレンチやイタリアン等のレストランに行ったり、ディスコに行ったり、テーマパークへ行ったりするようになりました。
まさに、『ギロッポンでシースー』を地でいっていますね。
そして、この数十年の期間に、『惹かれ合う男女が時間とお金と労力をかけてデートをする』というのが定番になり、この過程を経て結婚するというのが一般的になりました。
恋愛を経て結婚に至るというのは、ずっと当たり前と思っていた手順なのに、定番化したのってたかだかここ数十年のことなんですね。
けれども、狂喜乱舞のお祭り騒ぎだった高度経済成長～バブルの時代が過ぎ、景気も下向きになると『デートに時間とお金と労力をかけるのが惜しい』といった感情が生まれます。
そして、PCやスマートフォンが普及したおかげで、音楽・動画・ゲーム・アニメ・読書・買い物…と、家に一人でいても十分に楽しめる娯楽が出てきました。
暇つぶしだけでなく、スマホ一つあれば仕事ができる人もいるし、仲間や恋人だって作ることができます。
時間とお金と労力をかけなくてもスマホは拗ねたりしないし、『こんな動画どうですか？』『こんなもの欲しくないですか？』『こんなアニメ出ましたよ』と、持ち主の好みを知って最新情報を教えてくれます。
そうなったら、永遠にスマホの虜です。
寂しさや隙間時間を埋めることがこれほど手軽にできるなら、わざわざ時間とお金と労力をかけて恋人を作る理由などなくなってきますよね。
最近の統計では男性の未婚率は約32%だといいますが、その背景には上記の理由が多分にあるのではないかと思います。
（あと、お節介おばさんの存在が無くなったのも大きいでしょう）
スマホさえあれば一人でいても楽しめるという時代ですが、もちろんスマホではできないこともあります。
それは、相手のぬくもりを直に感じること。
体温という意味のぬくもりもありますが、会話をしている時、視線を交わしている時、話しかければ笑顔が返ってきたり、ほんの少し話しただけで「なんで」「どうして？」「へー、すごいね」「それは大変だったね」と、すぐにリアクションが返ってきたり、おいしいものを食べて「おいしい！」とはしゃぐ姿を見られるのは、やはり直接会っている時でしょう。
『無理をして恋人を作ろうとは思わないけれど、時にはそういう異性のぬくもりに触れたい』
そんな風に考える人もいるでしょう。
レンタル彼女はお客様の都合に合わせてデートができるので、精神的に辛い時や不安を感じる時などは特に、一人で乗り越えようと頑張らずに、レンタル彼女を利用するのもいいのではないかと思います。
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最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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